oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

(雑感・雑記帳 NO.2)   エアーたばこで禁煙中、もう2年になります。 oldboy-elegy

 

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 タイトルは「禁煙中」となっております。
「禁煙しました」とはoldboy-elegy君口が裂けても言えません。
考えてもみなさい、一日30本前後、ほぼ半世紀近くの実績を積んだ習慣で、ございます。
こんな人が、ある日を境に「タバコをやめました」「禁煙しました」など言えません。
それから後の人生はたとえ死ぬまで吸わなくても「禁煙中です」と言うのが正しい表現だと思うのですが、どうでしょうか。

行き当たりバッタリに生存し、何も身に付かなった自分に、唯一寄り添ってくれたものが喫煙の習慣なのです。
それゆえ、手の平を反したように、喫煙中の人やタバコの事を足蹴ざまにののしることは出来ないのがoldboy-elegy君なのです。

 
 そもそも「エアー・タバコ」とはなんぞや?
普段ブログを書くために積極的に検索することを嫌うoldboy-elegy君心配になりググってみました。
びっくり、いくつかあったのです、「この記事ボツか!がっくり」。

 ここで気を取り直し、一つ一つ読むことに。
読んで良かった、彼の言う意味での「エアー・タバコ」は見つかりませんでした。
ほとんど商業主義的記事でして、このまま意を強くして書きたいと思います。
ではでは。

 シャベル(スコップ)や座敷箒を手にエレキギターを疑似演奏、または何も持たなくともその気になりきる奏者?の本気度とそのパフォーマンスをエアーギター(エアーエレキ)などと言うらしいのだが、それで解説OKかな?


  およそ2年前の初春、oldboy-elegy君ひどい風邪を召され、熱、頭痛、くしゃみ、せき、おまけに腰痛まで発症、いわゆる「風邪のデパート」状態で一週間ほど寝込んでしまったことがありました。

 近くのクリニックにて受診、投薬と安静、そしてもう一つ「タバコの吸引の厳禁」を言い渡されたのが、そもそもの始まりです。
この時の「強制禁煙」の宣告も、こちらヨレヨレ状態でのもので深く考えず「ご無理ごもっとも」と有難くお受けしたのです。

 もともと禁煙目的の「禁煙」ではなく「重度の風邪」を早期に治すのが趣旨のものです。
さあ三日たち、四日たち、日毎に体調がよくなってきます。

「????!!!!」そう,その日まですっかりタバコのこと失念していたのです。
こんなこと初めての事です。
考えようでは、それだけ歳をとったと言うことかもしれません。
病気発症から1週間ほど経ち、もう1・2日待ってそれから喫煙を再開しょうかと思っていた矢先のことです。
またもや「!!!???」の状態に気がついたのです。
いつもの「のどのイガイガ状態」がほとんどないのです。
oldboy-elegy君これには「ビックリ桃ノ木山椒の木」状態でした。

 何かで読んだ記憶があるのですが、ニコチンかタールかは忘れましたが、これらは10日から1っか月もすれば体内から除去され排出されるそうです。

 ひょっとしたらこれが要因で喉のイガイガがとれたの?、と疑心暗鬼の状態です。
ならもうちょっとタバコの再開を延ばしてやれ、いつでも吸える。

 これならこのまま禁煙に持ち込めるかもと期待していたのですが、実際はそんなに甘くありませんでした。
「そうは問屋は卸さない」とはこの事のようです。
「ここへきて禁断症状のお出ましです」

 タバコ吸いたいの気持ちが体内から来るものより、一連の喫煙の仕草、動作から来ているように感じたのです。

 Caster5(Winston),この銘柄が愛用と言うわけでもありませんが、その時その時適当に買っていたのです。
1箱を手に取り、取り出し口を作り、ゆっくりと1本を抜き取る、次に左手人差し指と中指の第一関節あたりで軽くはさみ100円ライターで火をつける、この動作です。

 もともとoldboy-elegy君タバコの煙を肺一杯に深く吸い込みユックリはくタイプのスモーカーではありません。
喉の奥あたりで止めて吐く、この点、もともと疑似ヘビースモーカーだったのかしれません。

 尾籠な話で申し訳ないないのだが、このところ鼻汁や鼻くそがやけに綺麗になってきている。
鼻をかんでも、ほじっても、今では鼻毛に溜まった黒っぽいものが無くなり、見た目が全然違うのです。
これも禁煙中を志す動機の一つです。

 つまるところ、彼は疑似ヘビースモーカーで、軽く吸い、すぐに鼻や口から出すタイプの人だったと思うのです。
もう一つ言うならば「アア~旨いなこの一服!」と味を感じたことはこれまで無いように思うのです。

 ならば何が彼をここまでのタバコ吸いにしたのでしょうか。
そうoldboy-elegy君にとっての喫煙とは、タバコのニコチンを吸う事より、その一連の動作が長年つもりに積って習慣化したものと判断したほうが良いのかもしれません。

 禁煙10日あたりでまた違った禁断症状が出てきたのです。
手の震えです。
それは指先がブルブル震えるものではなく、時折ピクとぴくつく程度ですが。


 この症状が自分ではニコチンによる禁断症状とは到底思えません。

 ここまできてハット気がついたのです。
長年積み上げてきたヘビー喫煙者の動作と気分を満足させる方法とは、そうこれしかありません、実際のタバコを指に挟みタバコに火をつけずに吸うのです。 
そう「エアータバコ」の基本的概念です。
今日から禁煙だあ~とか、周りの喫煙に関するものすべて廃棄せよ~とかはかえって自身に知らず知らずのうちに強いプレレッシャーを与えてしまいます。
この状態は「タバコと言う名の物を吸っているが、煙草(けむりぐさ)は吸っていない」ことになります。

 もう一つ、エアー・タバコ実践中のアナタを癒す効能があるのです。
タバコの葉のかすかな匂いと香料があなたの鼻腔をくすぐり「禁煙実行中」の看板をあげていることを忘れさしてくれるのです。(oldboy-elegy君の経験から)

 マアー、気楽に吸いましょうよ、ただし「火を付けないエアータバコで」


 
 それから約2年「エアータバコ」を実践中です、たばこに火を付けたことはありません。
手のピクピクも収まり、綺麗な洟垂れ(はなたれ)おっさんを続けています。
彼の場合、喫煙の夢も見ることは無いようです。
この考えがすべての人に効果があるとは思いませんが人により一定の効果はあるように思います。

 ただし実践する場合は自己責任と言うことでお願いします。 
  

(追記)

一本のたばこを火を付けず使用する場合、フィルターとタバコの葉の境界部分が少しよごれたり、水分を含んで折れやすくなります。この時が替え時です。
湿度などもろもろの条件で多少時間差ができます。
普通ひと月1~2箱です、自分の場合1箱で間に合っています。

(発展技) タバコ購入時、なるべくフィルター部分の長いものがベターです。
多少折れにくいのと、最後捨てる時にフィルター部分のみ取っておくのも妙案です。
なぜならこの記事のお題は「エアータバコ」です、フィルターに横から爪楊枝を指しても「エアータバコ」として通用します。

 フィルターのみの模擬喫煙は外出時はやめましょう、家で一人ブログを書いている時など特に有効です。
理由?人目に恰好悪すぎます。
少々話が貧乏臭くなりましたが。

最後にお願い
 もしあなたが禁煙継続中に成功したなら、あなたのそばの喫煙者を邪険にしないで欲しいものです。
その方たちは昨日までのあなたの姿です。
間違ってもその喫煙者の前で煙を追いやる仕草などしないで、そっとその場から離れましょう。

                  了
               oldboy-elegy   

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