oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

(雑感・雑記帳 No. 15)   default・デフォルト・デフォー・何故か馴染めぬこのIT用語? by oldboy-elegy

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oldbboy-elegyくん、最近「デフォルト」なる言葉をよく見聞きする。

その場所は殆んどIT,PC関係でのこと。

 



 
この記事は、なぜ「デフォルト・default」なる単語が「既定値・初期設定」の意味で使用されるのか、納得できないし、腑に落ちない人(oldboy-elegyくん)の、ひとりごとである。


 IT、PCスキル、殆んどゼロ状態のoldboy-elegyくん、「この機能はデフォルトで設定されています」の記述を見ればなにやら「ホッとし、安心する」マインドの持ち主なのだ。

 「あなた好みにカスタマイズ、しましょう」などの案内があれば「ノーノ~、サンキュー」、このままで結構と有難く辞退させていただくのが常である。

 その有難い「デフォルト(初期設定)」も恐らく
チョコッとしか活用しきれてないのではと思っている。

 今、彼が「はてなブログ」で使用しているページのデザインも、テンプレートの最初に紹介されている、「S
mooth・デフォルト」である。
ほとんどデザイン性はなく、簡潔・明瞭なところが気にいっている。

 しかしそのデフォルト設定も、機能化さすには、それなりの手順が必要で、多くはグーグルで「HELP情報」を頼りに検索し、読み、理解して?、ようやく、オッチラたどり着くほどの体(てい)たらくである。


 ヘルプ情報も「検索の最上位」などの記事など、oldboy君には、あまり役に立たないようだ。

 なぜかって、カタカナ用語が多く、こちらが知りたいツボが「あまりに当然すぎて」か、飛ばされていることが多い。

 G
検索順位、5~6番ぐらいに、「自分もそこで苦労した」的な記事に良く出会う。
そんな人の記事は、なぜか分かり良い、そして文章に優しさと温もりを感じるoldboyくんがいる。


 検索の最上位記事など、スクロールするうちに何処か関係のない、宣伝広告や提灯記事に引きずりこまれた気分になるものが多い。
これもひとえに、pcスキルの貧弱なoldboyくんの、ヒガミ根性のなせるものかも知れない。

 oldboyくん、50年ほど前、京都で法文系のいい加減な学生をやっていた。

 いい加減なのは「彼自身」であり、決して大学がいい加減ではないことを、ここで断っておく。

 取り敢えず「デフォルト・default」なる言葉はこのころインプットされたものだ。

 専攻の経済、商学で出て来る「デフォルト」の意味はすべて否定的要素や不安を誘う意味に使われている。

 そこで「いらすとや」さんでお借りした画像を見てほしい。

 会社のビルが倒壊し、社員が頭を抱えている図だ。
つまり「会社の倒産」を視覚的に表現したものである。

 この「会社」の代わりに「国・国家」としても同じ。「債務不履行」による「default・デフォルト」状態であると表現する。

 随分、ネガティブ(否定的)な言葉だ。
 
 手元にある「研究社のnew collegiate 英和辞典・初版1967 1985第5版発行」を見るが
(名詞)不履行・怠慢・債務不履行・欠席・欠場
(動詞)債務を履行しない、怠る・欠席する・
 などでIT・PC用語の記載はない。

 もっと言えばoldboyくん、この辞書よりまだ20年前に学生をやっていたのだ。

 1985年改訂の版に、現在のIT・PC上の
(デフォルト)概念が不掲載なのに、当然もっと昔人間の彼の脳内の記憶野に存在するはずがないのは道理である。

 あるのは「債務不履行」などの経済用語や「欠席」などの否定的な意味だけである。

 おなじ言葉「default 義務・債務などの不履行」がなぜ「既定値・初期設定」に繋がるのか、oldboy君の古ぼけた脳内では同じ単語として紐づけできないのである。

 つまるところ「AからB」でも「BからA」でもいいから繋がる要素は無いものかと苦悶(少々おおげさ)する
oldboyくんがいる。

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 ここでG検索を試みる。
結論を言えば、「俺の存在は前世紀の遺物」となり果てたようである。

 ただこの「不履行・債務不履行・欠席・棄権」などの否定的、ネガティブな言葉と「既定値・初期、標準設定」が同じ単語「default」で表す、かすかな繋がりを見つけたように思う、がさあどうだろう。

 「default」を接頭語「de」と、名詞の「fault」に分解して考えてみようと思い立つ。

1)接頭語「de」は、古フランス語からラテン語にさかのぼるころの意味合いに「ある物事からゆっくりと離れて行く様子」なる説明を発見。

2)一方「fault」の意味は「欠点・欠陥・あやまち」である。

ここで1、2 を合わせて考えると

「欠点からなにもしないでゆっくりと離れる」つまり「何もしない」事が「そのまま放置する既定値、初期のまま」に繋がったように思うのだがどうだろう。

 この「解」、当たらずとも遠からずの感あり、oldboyくん、すこぶる気にいっている。

 いささか強引ではあるが、自分の中に少なからず「腑に落とし込んだ」つもりにはなった。

 これを発見して、???が?位になり、少しは心穏やかになったようだ。

 結局、結論を言えば
パソコンスキルの貧弱なoldboy-elegyくんにとって、デフォルト設定(既定値)は好ましい存在であるが、多くの人達にとってそれはダサク、かっこが良くないものかもしれない。

IT・PC技術にタケタ人達
 デフォルト=格好悪いこと

oldboy-elegyくん
 デフォルト=楽で頼もしい存在

つまり現代人とoldboyくん達、古代人の「デフォルト」なる言葉に対する「マインド」に大きな違いがあり、認識の相違として存在しているのかも知れない。

  あ~やだやだ、こんなショウもないことについて、あれやこれやと屁理屈をこねまわし、諸兄の明晰な頭脳を煩わす自分、「昭和はずっと遠くになったもんだ」と自戒することしきりである。

 最後に、言葉なんてもの、時代によりどんどん変化するのは当たり前、一つの単語でも、使い方により真逆の意味があっても良いのではと思ったしだいである。
         
          では では

          

            了

         oldboy-elegy
 

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