oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

(雑感・雑記帳 No. 27 ) 牛肉で作る「肉じゃが」を「肉じゃが」・豚肉なら「肉じゃが」とは言わない!!ある関西人の哀しき独り言

 
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このイラスト、もちろん、何時もの通り
「いらすとや」さんからお借り
したもので、
料理は「肉じゃが」である。

あれれ!!??、oldboy-elegy君
「ついに食レポ」に参戦、いやいや、

そんな無謀、間違ってもしませんよ、
間違っても!!!






第一「うまいまずい」は自分的には普通に分かっているつもりだが、
いかんせん、食い物に対する情熱が少々不足気味なのは自身、認める
ところである。

こんな彼でも戦後の食糧難の時代、なぜか腹を減らし、ひもじい思いをした
記憶はない。
6才ぐらいまで母との二人暮らしであったことを想えば、当然、俺ではなく
母が立派だったことになる。

どこかブログ記事で「公言」したことがある、
旨い、まずいは、タイミングしだい、どんな名店の料理でも、三日三晩、
同じものを続けて食べるわけにはゆかぬ。
キュウリやなすのぬか漬けが、なによりの「ごちそう」である時も当然ある。

買い出し前に冷蔵庫をのぞいて備蓄食材を確認するが、この時のoldboy君の
目は、いかに簡単に作れるかが最重要課題なのだ。

読者諸兄のブログの基本コンセプトが「食」にまつわるものは多い。
それらを読み、見るにつけ、その情熱と情報量にはいつも圧倒される。

oldboy-elegy君なら、きっと一記事も書き上げることはできぬと断言できる。

したがって、彼は彼なりの脱力系ながらちょっぴり、エレジー(哀しさ)を
スパイス(味付け)にした文章を意識して書いているつもりである。

「笑い」で表現するなら「あはっはっ」の高笑いではなく「ふふふ」
「クスクス」「グッスン」程度のものである。



                ★
      「肉じゃが」が今日の記事のタイトルになったわけ

つい最近のある朝のことである。

お日様の光がレースカーテン越しの部屋に充満している。
内側の遮光カーテンが何故か、ガラス戸一枚分ほど引き忘れた状態になっている。

やおらノビをし、眠気まなこで時計を見ると、8時をトックに過ぎている。
しかし、この時間の経過が、彼にとって意味するものはなにもない。
「ただ朝の8時を過ぎた」と言う現実があるのみで、だからどうする、とゆう
次の行動や発想があるわけではない。

この時間ゆえ急いで飛び起き、レーズン入りの食パンをトースターに放り込み
、コーヒー用の少量の湯を沸かし、小走りで洗面台に行き、歯を磨く、!!!
この行為と時間、そう、彼には長らく必要のないものになっている。

目覚まし時計の文字版の端に表示された室内温度は22度を超えている。

ベッドの中で、まったり、いや、ボ~としていると、マンガのアセチレン・
ランプ(知る人ぞ知る、大昔の手塚マンガ・キャラ)宜しく、oldboy君の
後頭部に突然にローソクが立った。
※ 上記のこと、理解できない人もおられることと思うが、別にすっ飛ばして
  読み進めてもらってもOKである。

「あーそや!、洗濯しとこ」とはなはだ迫力のないまま、ひとつ仕事を思
いついたのである。
しとこ」は関西弁の「しておこう」ぐらいの意味である。
まことに、ズッコケ話でもうしわけない。

人間、金銭のやり取りがなくとも、何かの労働?義務が発生することは至極、
健全で喜ばしいことである。
精神の受容体が多少なりとも活性化してなにかしらの意味が心に宿るのかも
知れない。

ブログを書いているのも、この延長線上の所作なのだろう、多分。
そう、誰にも強制されてもないのに「やらねば」の意思がはたらく。
たった、月3記事程度だが自分には大切な義務と時間ともなっている。

パンも焼かず、コーヒーも淹れず、歯も磨かず、すべて今は打ち捨て、洗面台
の脇に置かれた大きなプラスチックの洗濯籠の汚れ物を全て洗濯機に放り込む。

今から33分後には洗濯は完了するらしい、あとは物干し作業、うまく行けば
取り込みまでできるかもしれない、少しお日様が立ちすぎた感もあるが。

なにやら、洗濯が、自分のやらねばならぬ「大仕事」のような感覚になる。

あとは、先ほど後回しにした簡単な作業をすます。
そしてコーヒーを飲みながら、やおらパソコン(ノート)を立ち上げる。

こう書くと、なにやらパソコンの得意なお人にみえるが、これがまた「ズブ、ズブ」
の「ド素人」なのである。

ほとんど「デフォルト」状態のままの機能で使用している。
余計な事をすれば、あとに戻れず、ぐちゃぐちゃになってしまいそうで、
恐ろしいのである、情けない限りだ。

洗濯機に呼ばれ、洗い物の全てを大きなプラ籠に入れ、陽光サンサンの狭い
ベランダに出る。

そこに木製の背もたれのないベンチ兼物置台が置いてある。
これも腰痛保護のためである。
長さは1.2メートルぐらいのもので、この上に洗濯籠を置く。
いちいち腰を大きく曲げずに、物干しができると言う訳だ。

プラ製の円形に広がる・物干し器と頭上の竿2本にかかったプラハンガーに、
ゆっくりと干し物を懸けていく。
ティーシャツや長袖シャツなどは、手の平で「パンパン」とシワも伸ばす。
普段はしないこの行為、きっと今日は少々気分が良いのだろう。
たわいのない人である。

こんな時である「ウム!!」と、本日2回目の「アセチレン・ランプ!」が
oldboy君の後頭部に立った。
ベンチ下の黄色の蜜柑箱に目がいったのである。
中身は分かっている、間違いがなければ、個数にして10コほど、2袋程度の
ジャガイモが入っているはず。

これ、同時に2袋も買ったわけでもない、まだ1袋在庫のあるのを忘れ、買って
しまったものである。


ここで、1袋だけでも使わねばの気持ちがやどる。
この時、思いついた料理?が、「フライドポテトと肉じゃが」である。


一瞬「牛丼」も考えたのだが、多分これは「じゃがいも」を必要としない
料理のはずである。
今日は、すこし芽の出かけている「じゃがいも」を費消するのが目的、
そのため「牛丼」の考えは捨てる。

取りあえず、調理?経験のある「肉じゃが」に決定。
「経験」と言っても料理手順を憶えている訳でもない、今日もパソコンの
検索が頼りなのだ。


洗濯ものの、干し作業が終わるころには「夕食のおかずは肉じゃが」と決定
していた。

今日は干し物を終えても、好天の為か腰の調子も良い。


            ★★
  「肉じゃが」を「豚肉」でつくっても「肉じゃが」と言う、これ如何に?



やおらノートパソコンで「簡単肉じゃが」と打ち込む、
「簡単」の二文字はoldboy君には欠かせない。

はたして最初にヒットした、料理動画配信専門サイトの「クラシル」さんと
老舗のクックパッドさんさんで比較してみる。

クラシルさんの場合
①パソコン入力印字 簡単肉じゃが
②画像下のタイトルは 基本の肉じゃが とある
③そのまま下にスクロール、材料を見ると ここで突然 豚肉(コマ細切れ)
 となり、「」の文字がどこかに消えた

関西人のoldboy君からすれば、このレシピは「じゃが」で、決して「じゃが」
ではない、の思想をお持ちの吾人である。

クックパッドさんの場合
①パソコン入力 簡単肉じゃが クラシルさんと同じ
②画像下のタイトル 簡単うちの肉じゃが とある
③そのまま下にスクロール、材料を見ると 牛肉(豚でもひき肉でもよい)
 なっていて、表現が首尾一貫している。

首尾一貫、ブレのない、クックパッドさん、に「賛」の一票を献上したい。
慣れない男のシニア料理案内はこういう精神でなくてはならぬ。
なにせoldboy君など「料理に対する、常識とか知識」と言うものが皆無なのだ。

レシピの一言一句の字面を懸命に後追いする御仁の姿を想像して欲しい。
必死に「肉じゃが」をおっかているのに、なんの断りもなく豚肉(コマ細切れ)
はないだろう。

これだけ懸命にやっても、悲しいかな、すぐに忘れるのである。
料理に対する才能はまったくない上に、新規の脳内記憶領域は情けないほど
劣化している。

oldboy君にとって、「牛肉」と「豚肉」とは、旨い、まずいとは関係なく、
明らかに違ったものであり、キッチリ言葉を使い分けてほしいか、せめて
クックパッドさんの様に、断りぐらい入れて欲しい。

つまるところ「肉じゃが」が、なんの断りもなく、突然、、肉が豚肉に
変わるのに、料理名は依然「肉じゃが」のままは、おかしいと思う。

牛肉料理の王道料理、ステーキ・すき焼き・シャブシャブなどあるが、どれも
普段口にできる、家庭料理ではない、
よしんば、出たとしても、正月・誕生日・客 などの特別なイベント料理として
食されることが多い。
少なくとも、oldboy-elegy家ではそうであった。

このうち唯一、普通に家庭で食える牛肉料理が「肉じゃが」なのである。

それさえ「今日は、肉じゃがよ~」の母からのひと声が、どれだけ嬉しかった
ことか。

                ★★★
           それでは牛丼の立ち位置は、どうなる

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今日の記事、oldboy君の言い分は、牛肉・豚肉の経済学を披露するための
ものではない。
単に、牛肉と豚肉の区別を明確にしていただきたいとの思いで書き出した
ものである。

ただ牛丼に触れるとするなら、次の数行にまとめることができると
思っている。
oldboy君ら庶民があずかり知らぬ、国とか政治の力学が関与している分野で、
なにやらドロドロしたものを感じる。


◎国産牛、およびその保護政策の堅持。
◎オーストラリアやアメリカの輸出圧力をかわす。

上記の落としどころが「牛丼チェーン店」の存在だと思う。


             ★★★★

             おしまいに

いずれ「牛丼」も「肉じゃが」同様に、家庭用として、料理名は「ギュウドン」
のまま、中身は「豚肉」使用のものが、庶民の味として出回り、主流となるかも
しれない。

「何を言ってるの、oldboyさん、もうすでにそうなっているよ」だけは勘弁
してほしいものである。
せめてその折(牛丼・豚肉でも可)位の心付けがあっても良いのでは。
牛丼の名前で説明してきたのに、ことわり無しに、最後に(材料 豚肉)は
いけない。

インターネットでの動画・レシピ発信会社が、「おいしい牛丼の作り方」と

しながら最後の最後の材料の項目に「こまぎれ豚肉」にならないことを祈るが、
無理かも。

そう言いながら、oldboy-elegy君、料理に現(うつつ)をぬかすほど、食通
でもない。

豚全盛の世に少し、関西人としてのチャチャ(よこやり)を入れて見たかった
のかもしれない。

もともと関東圏以北を中心に広がった「豚食文化」が関西をも、侵蝕中
なのが本当のところだろう。


oldboy-elegy君の今日の記事は、関西人の「しょうもない文句たれが、
すこし斜めから記事化したものと理解して欲しい。

それに内容は、彼一流の「独断と偏見」でもって書かれたものであることは、
言をまたない。

もちろん、oldboy-elegy君の本日のおかず「肉じゃが」の肉は、最下級の
「牛肉の細切れ」である。
記事の内容通り、意地は通さしていただいた格好である。

なに、料理、上手にできたかって、
ともかく、いくら変人でも、この出来上がりを見て、「肉じゃが」以外の
名を上げるやつはいないだろうと思うがどうだろう。
味は?、もちろん「簡単レシピ」である以上、それなりのものであった。

残りは大きめのタッパに入れて冷蔵庫へ、あと2食分はいけそうだ。

あいかわらずの脱力系記事、あいすまぬ、皆の知的好奇心に、な~ん
貢献していないことは、承知の上でのことである。
許されよ!!



              では では  

                 

              oldboy-elegy

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