oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

(雑感・雑記帳 N0.37) 2・ 世の中にあふれる言葉から、琴線に触れたもの、おもしろいもの、憮然としたものなどを拾い、彼的にコメントしてみた

 
以前、同じタイトルで記事を書いた、

2020・11・10 投稿の(雑感・雑記帳 NO.26)  世の中にあふれる言葉から・・

今日はその2回めのもので 3話収録、UPした。

あなたの心のツボにヒットするものがあれば幸いだ。



              第一話 の おはなし

白人欧米人(名無しの権兵衛さん)が、日本の神社・寺などの人形供養祭の
動画を見て、その感想を述べたもの。

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この日本では「人形・ぬいぐるみ」が長年、その持ち主に寄り添い過ごして
きたのなら、そこには人、ものを超えた心の交流がめばえ、ついには人形にも
「魂が宿る」とまで言われる。


普通、日本人なら、いくら人形が汚れ、壊れても「バッチー」とゴミ箱に
無下に捨てることには、なにかしらの抵抗感があるのが普通である。

そこでお寺や神社に持ち込み、「お祓いや祈祷」を行い「長い間、アリガトネ」
「人形との分れや心の整理」をする。
実際にやる・やらないは別に、概ねその心情は理解されると思うが、いかが。

この感覚、なんと欧米人には理解しがたい感覚・感情であるらしい。
ある程度、理解できると言う人も、よくよく聞いてみると、日本人のそれと
比べてどこかピントがずれてくる。 

oldboy君、以前、よく似た感覚の記事を偶然UPしたことがある。

(雑感・雑記帳 NO12)除夜の鐘騒動記「うるさい、騒音だ!」
がその記事内容である。

この「除夜の鐘・騒動記」は日本人同士の軋轢で、あった。
今日の記事下にリンクしておくので、興味のある人は覗いてもらえば
光栄だ。


              
それでは、白人欧米人の方(名無しの権兵衛さん)幾人かに登場願い、
寺・神社での「祈祷・お祓い」の様子をみての感想を聞く。


一人目の「名無しの権兵衛さん」のお言葉

● 「大切にしていた人形だから、燃やさずに他人に寄付しょうとは考えない
のか?」

oldboy-elegy君のコメント
日本人にはこの感覚は普通、ないと思う。
なれ親しんだ人形を「あげたり、もらったり」など考えにくい。

もらった古(ふる)人形に、枕元で、シクシク泣かれたあげく、
「おうちに帰りたいよ」と言われたひにはoldboy君、即、卒倒のこと、
請け合いだ。


そう言われると、古(フル)人形のやり取り、聞いた事ないよなー、と今、
気が付いた。
 
スティーブン・キング の小説(題名は忘れた)で、
ガレージセールで売られていた油絵の、(人の顔)の視線の見る先が
どんどん
変化していくと言う短編のホラーを、今、わけもなく思い出した。

さすがホラー小説の巨匠?、「キング様」の発想、目の付け所、痛み入り
ました。


二人目の「名無しの権兵衛さん」のお言葉
● なんてこった、eBay(イーベイ)で売れば良いのに」

今、古(フル)人形で検索してみた。
oldboy君、よく分からないのだが、人が長い間、愛玩していた意味のフル
人形は売り出されていないようだ。

古くとも何年製造のキューピーさんとかの所謂プレミアムドールや人形
高額取引の対象となりうるが、チョット意味がずれてくる。

考えてみてくれ、そんなフル人形を、売り買いしょうと等の発想は我々には
普通は無い。

出来ないのが、我々日本人の基本的心情である、ように思う。

三人目の「名無しの権兵衛さん」のお言葉
● いのちを持たないものに魂が宿ることはないと思う」

一番、端的でストレートな、ご意見である。
こう言われれば、あとに言葉が繋がらない。

しかし最近、日本語を勉強する外国人が増えつつあるらしい。
嬉しいことに、その多くは、ビジネスや高等科学の勉学のためではなく、日本
文化、理解がその動機とされている。

マンガ・アニメ・文学・映画・歴史から日本人の思考など、文化的分野が中心
をなしている。
「金儲け」で考えるなら、とうぜん中国語一択であるはず。

さあ、皆さんはどう思われたかな。

            第一話 おわり
 
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             第2話 の おはなし

          ある少女の、まっとうな疑問

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イスラム原理主義者の暴徒が、今、ゲリラ戦で勝利した。
ピックアップ・トラックの荷台には、10人ほどの戦闘員がのり、据えられた
重機関銃それぞれが手にする軽機関銃AK47をガレキと化した街中で大空
に向かってぶっぱなし、勝利の雄叫びを上げている。


この映像をテレビで見ていた、アメリカ人の家庭での、まだ年端の行かない
女の子曰く、
「パパ、あの鉄砲の玉、何処に落ちるの?」
パパ
「??、!!」

もし、その戦場にoldboy君がいたなら、かなりな高確率で自分の頭上に降って
くること、請け負う自信がある。

「チョット、アイロニー」の効いた一口ばなしである。
      
           第2話 おわり


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           第三話 の おはなし

       あるロシア人の名無しの権兵衛さんの言葉

あるロシア人の名無しの権兵衛さんの話だ

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ペトログラードで生まれ、それからレーニングラードで大学時代を過ごし
サンクトペテルブルグで息を引き取った人もいるよ!」

上掲の言葉だけで、これからoldboy君、なにをお話するのか、解かったなら、
その
方はそこそこの「ロシア通」であると思う。

言葉はこれだけである。
この話のツボ、分かるかな?

あの広大な国土を有する、ロシア人の「お言葉」である。

チョット聞けば、その人、その広い国をテンテンと渡り歩いた人なんだと
思ってしまう。
だが、なんのこともない、この三つの都市、地図上では同じ場所で、都市名
だけが短期間に変わった、だけのことである。
ある種の皮肉の意味あいもある。


1703年以後  サンクトペテルブルグ  帝政ロシア時代
1924-1924  ペトログラード     内戦末期
1924-1991  レニングラード     ソビエト社会主義時代
現在     サンクトペテルブルグ   帝政時代のもとの都市名

と名が変遷してきた。

仮に、現在を2020年とするなら、2020-1924=96歳 となり、ぎりぎり
一人の人間の寿命(ここではロシア人)で、現実に有りうる話でもある。
ただしウオッカを飲み過ぎなかった場合との、条件が必要かも知れない。

ペトログラードで生まれ、それからレーニングラードで大学時代を過ごし
サンクトペテルブルグで息を引き取った人もいるよ。」

なるほど、ロシアならではの納得話である。


なんせ、政治優先のお国ガラで、政変のたびに、勝者に相応しい名称が
冠せられる。


ロシア小説を読む際,難儀なのが、人の名、都市名の変化である。
読み進めるうちに、少しずつ焦点がボヤケテきて、最後にはお手上げ
状態になって
しまう。

おまけに、超長編とくる。
楽しいはずの読書が、そのうち「苦行・難行」となる。
おっと失礼、読者諸氏のお話ではなく、oldboy-elegy君に限ったことで
あった。

             

            第三話 おわり


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        本日の小話三話、 ここでおわりにする

                                       でわ でわ

                 

                       oldboy-elegy

 
今日の記事の第一弾と言うべきもの。
ここでは、2話 を掲載した。

お読みいただければ、幸いである。

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(雑感・雑記帳 NO12)除夜の鐘騒動記「うるさい、騒音だ!」
がその記事内容である。
リンクにて貼りつけしておく。
読んでいただければ光栄である。

 

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