(雑感・雑記帳 NO.43 ) 「ガッシャン・バシバシ・ドテドテ・ボキッ」扇風機がご臨終あそばした時の、擬音を時系列に並べたものである
上掲のイラスト画像は、どなたが見ても扇風機である。
ただし、この図柄、どなたが見ても横向きにおねんねしている。
いくらPCスキル不如意のoldboy君でも、なんとか画像回転はできる。
即ち、意識的にそうしたのである。
横になりながらも、回転し、風を送っていた、けなげな奴であった(過去形)
それが何故に「お釈迦になり!」「お陀仏に!」
それゆえ、倒れた画像を、象徴的意味合いで横向きに貼らしていただいた。
すなわち、扇風機の、ご臨終の様子を表したつもりである。
今年の夏、それもまた、お盆明けのころ、扇風機があの世、いや違った、
壊れたのである。
その壊したヤツが、誰あろう、oldboy君である。
その扇風機への鎮魂の意味も込めて、今日の記事にしている、次第である。
まずは、8月の盆過ぎに発生した事故から、その顛末を書く。
★1段
長年、連れ添った扇風機が重篤な故障でお釈迦になった。
我が、敬愛するヘーゲル先生流によれば、見た目は扇風機でも、存在の
合理的理由(風を創り、送り出す能力)が無くなれば、扇風機でなく、
もはや、たんなるゴミとなり果てた、と言うことである。
すべてoldboy君のせいだと思うが、自身、「壊した~」と言う実感も意識も
持ち合わせていないのに、なぜにこうなった。
まだ夜明け前のことである、
oldboy君、なんの過不足もなく、ただ深い眠りの中にいた。
★2段
そこに、突然、部屋中にトドロク、意味不明の轟音。
その音をカタカナで時系列的に書けば、およそ次のようなもの?と想像する。
「ガッシャン・バシバシ・ドテドテ・ボキッ」
「ガッシャン」は、扇風機の倒れる音、「バシバシ」前部、安全ガードが
はずれ、羽が木製の床を回転しながら叩いている様子、「ドテドテ」は扇風機
が床を這いずり、最後の「ボキ」はプラ製の三枚羽の内の1枚がちぎれた音。
この擬音列、きっとこうだったろうと、振り返り、半分、想像で書いている。
oldboy-elegy君、寝ぼけの中の「半覚睡」状態、、あとでよくよく考えて
みたら、こうだったはず。
彼、通常、夏場睡眠時、暑さ対策のための基本的な準備ルーティン(流れ)
がある。
まず暑さに対処するための道具?一式を用意する。
●1 最低13年は経ている古エアコン(パナソニックではなくナショナル
時代のもの。基本リモコンを枕元に置くのみ。
●2 アイスノン枕型(冷凍庫に2個入っている)1個をベッドに持って
くる。
●3 昔懐かし白いタオル4枚用意する。
●4 最後に、扇風機くんを足元に置くが、風は遠くの天井を向いている。
以上である。
基本、oldboy君、エアーコンに依る冷房と扇風機の風が、直接体に触れるのを
極端にお嫌いな体質なのである。
まずエアコンは結構使うが、冷房運転は殆んどない、風呂上りや、就寝の前
数十分で、あとは除湿機能、それもタイマーでセット、一晩中つけっぱなし
にすることはない。
貧乏独居老人の引き算生活(年金からの)のせいもあるが、機械が作る単調な
風に体がついてゆかないのが本当のところ。
それでも、暑さで、寝苦しく、目の覚めることも、ままある。
そのための便利品が「枕型のアイスノン」ということ。
2個あるが、1個ずつ使用。
これで一日の24時間のフルカバーが可能になる。
ただし、フル冷却後のアイスノンは、裸での利用には冷たすぎる、よって
彼の場合、綿の昔ながらのタオルを1枚づつ3枚巻いて、4枚目は枕カバー替わりに三つ折り程度にして頭の下に置く。
明け方に、頭から首にかけて、ボア~と寝苦しさを感じたら、巻いたタオルを
適宜剥して調節すれば、完璧である。
さあ~ここで、ご登場なのが、今日の主役の扇風機くんである。
どう考えても彼(扇風機くん)をあの世に送ったのは自分であると思って
いる。
チョットした彼の不注意が全てと、今は自戒している。
★3段
それでは、今日起った事故までのその必然をoldboy君的に検証してみる。
全て夏の夜の、安眠のための準備は出来た。
当然エアコンは、除湿モードである。
この時リモコン液晶に同時表示される温度?があるが、いまだにその数字の
意味を彼は知らない。
冷房時の表示温度と何が違うのだろうか?
いつも、除湿モードの時、意味も解らず、25~28の間を選択する。
基本oldboy君の部屋は六畳のタタミべやである。
ただし、安物のカーペットをその上に敷いている。
部屋から、ベランダに出る部分の床は、巾40~50センチ程度の板床になって
いる。
そう、問題の扇風機はこの板の床に置くのが常。
もちろん、タタミとマットの上より格段に安定する。
自分の 体に、直接、風をあてることはない。
ただ、今日の間違いは、この置き場所が、oldboy君の寝ているベッドに近
すぎたことが全てだったと、検証する。
意識はなかったが、自分の「左足で扇風機を蹴った」ようだ。
倒れた瞬間、扇風機の羽を守る前部の安全ガードがハズレ、回転していた羽
が直接、木製部分の床に回転したまま衝突、経年変化で弱った羽の1枚があえ
なく破断、これが、今日の不幸の全てだと思うが、どうだろう。
破壊の行程はこれであの擬音の説明がつく、
「ガッシャン・バシバシ・ドテドテ・ボキッ」と。
今、壊れた扇風機の後釜にお座りになっているのは、サーキュレーターと
言う名の送風機。
アマゾンで手に入れたものである。
床にペタと鎮座し、ゆっくりと部屋の空気を静かにカクハン、壊れた扇風機に
替わり任に当たってくれている。
壊した本人が口にするのは申し訳ないが、回転している羽根の音も聞こえず、
その静音性が気に入り始めている俺。
エアコンの除湿機能、時節柄このごろは休止状態である。
ただし新入りのサーキュレータは音もなく回転し、ゆっくりと部屋の空気を
カクハンしてくれている。
でわ でわ お休みなさい
了
oldboy-elegy