oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

oldboy-elegy ( 54 )  ソウル暮色  韓国のパリパリ文化? (それ行け・やれ行け・はやくはやく)・チョット落ち着いたら!!

★1 韓国人の典型的民族特性を、彼等の「パリパリ文化?」に見た。

人は、ある要件の下で集団化すれば、必ず、その塊
(かたまりmass)と
しての特殊な性質・性格が内包されるのは自然の成り行きであると。

仮に、この要件が国・民族・歴史、などを共有した人々を想定した
場合、このmass(かたまり)が創る特別な独特のクセみたいなものが
できる。

多分、それがこの集団の「文化・culture」なのか知れない。
※上記の文化の説明 いつも通りoldboy君の「独断と偏見」による
 もの
であることには変わりがない。

したがって、AとBの集団が表出する「文化」は、優劣を争うものでもない。
これは、oldboy君の「文明・文化」に対する持論でもある。


もう一つ「文化」と対をなす言葉に「文明・civilization」がある。
これは「機械的・科学的」な発達を意味するもので、「物質や経済的発達
指すもの」と解釈してもよい。


したがって「文化」と違い「文明」のこの集団間の発達の差異・高低の
計測は可能である。
最近では、この「文明の発達の差異」が全てで、「文化的それが」無視
される傾向にあるのは、悲しい。

oldboy君、1970年代前後10年以上、彼(か)の国への出張員として出入り
した。
なにも語学がデキタとかの理由で無い事は確かである。
部の末席の彼、上司から見れば、暇そうに見えたのが本当のところだろう。

★★2 「パリパリ文化」ここからはoldboy-elegy君、若かりし頃の話である。

韓国人の種族特性の「文化」、有名なのが「パリパリ文化」である。
「早く早く・それゆけやれゆけ・急げ」などの精神状態と行動を指す言葉
である。


「빨리 빨리・パリパリ」の ハングルを見れば、パrリパrリの間にrの音が
あり、oldboy君には聞こえない、従ってrはサイレントして「パリパリ文化」
と呼ぶことにする。

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※ 上掲のイラスト、ソウルで一番の繁華街・ミョンドンの夜。

★★★3  ここから 第一話 

ミョンドン(韓国イチの繁華街・ミョンドン)を歩いていると
こんなことを
体験した。これも「パリパリ文化」のなせるワザか?


「あ~、やれやれ、今日はこれで終わりッ、パクさん呼んで、食事でも
すっか」とoldboy-elegy君、ホテルに戻るべき繁華街をキョロキョロ
しながらユックリと歩いていた。
彼なりの、至福の時間でもある。

朴(パク)さんとは、ホテル裏の路地でストリート雑貨商を営む韓国人
のこと。
もちろん、イキサツも含めて、ブログ記事、既出の人でもある。

じつは彼、ここoldboy-elegy君の韓国語のお師匠さんをお願いしている。

かれ、朴さん、日本語、それも大阪弁が堪能だ。
この辺の経緯は、過去記事にしたためてある。

時間が合えば、彼の店じまいを手伝うこともある。

弛緩しきったoldboy君、やおらホテルに向かって、人混みの中をホテルに
向っていた。

そんな時
ヒョイと、突然、背後から近づきoldboy君の左肩に無言のまま手を懸けた輩
(やから)がいた。


「誰かな?」と思い、歩行を中止、左に正対して、顔を覗こうとしたが、
その彼、置いた手で、水を掻き込み、泳ぐように、oldboy君の脇をすり抜け、
先を急いでいく。

もちろん、なんの面識もない人である。

「なんじゃ今のは??」と唖然としつつ、その場に佇立し、そして固まった
oldboy君。

そのオッサン、水泳で言う「抜き手を切って水中を泳ぐがごとく」人混みの中を
先に去って行った。
oldboy君「?????」

当然、雑貨商のパクさんにも、この事を話し、尋ねたら、かれ大笑いして
こういった。

「そやろ、僕も何べんか同じ経験したよ、そのクセ、やってる本人も
気が付いていないのよ恐らく、やられたガワも、その行為がいかに特殊で
あり得ないものとは気が付いてないと思うよ!」

パクさん、俺の部屋で、ルームサービスのコーヒを笑いながらすすって
いる。

彼、朴さん、一息入れて、こう言った、
「僕みたいに、日本に長くいた人間が、突然こちら(韓国)にくれば
oldboyさんの様に、おかしな行動と認識できるが、韓国社会だけで生きて
来た
人には認識デキマヘンのと違いまっか」と最後は大阪弁になっている。

あのせっかち歩行、イヤ走法も基本今日のタイトル「パリパリ文化」
基本にあり、そこから派生した、ものの一端と解釈することにした。


★★★★4  ここから 第2話
oldboy君が、頻繁に通っていたころの韓国の「自動車産業」はようやく
その緒に就いたころの話である。

乗用車で言えば、社用・タクシー車の営業車が中心で、個人用のクルマ
の増加はもう少し後のこと。

三菱のクルマをプラットホーム(基礎・基盤・基)に開発されたポニー
がその中心であったようだ。

oldboy君の取引先の零細商社や工場主のクルマもこのポニーが多い。

それに、それらのお抱え運転手の名刺には、誇らしく「運転技士  李・・」
と印字されていたのを思い出す。
「運転手さん」は「特殊技能保持者」として扱われていた。

そう、「運転手」さんではなく「技士」さんである。

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ところがどっこい、これら「運転技士」さんの肩書、実は間違いで本当は
「曲芸師」だと、すぐに知ることになる。


いかに脅威に立ち向かい、果敢にそれをすり抜けるかが「技士たる由縁」
だと知る。

つまるところ「安全運転」の意識が皆無なのだ。
「運転技術」とは「曲芸運転」と同義語と憶えたoldboy君がいる。

oldboy君、確かに「日本国」の免許証を持っているが、彼の「安全運転」の
マインドでは、絶対にここでは「運転技士」として採用されることはない
だろう。

市内中心部の高速道路出口ランプは今日も超満員である。
そのクラクッションの喧騒と車両間隔ゼロの中を、一寸刻みに出口に
向かう。

どうぞお先に、などの考えは微塵もない。
時おり隣のクルマの運転技士さんとの罵り合いも「技士」の「運転技量」の内と
ばかりにやり合うのである。

たまに、これらの会社の営業職の方が、大阪に出張されることもある。
そんな時、少しでもお役にたつようにと、伊丹の空港までoldboy 君、
お出迎えすることもあった。

しかしそれも、数回のみで、悪いが習慣化することにはならなかった。

韓国からのお客を、運転席隣りに座ってもらえば、大変な事になる。
それも親しければ親しいほど、oldboy君に遠慮がなくなる。

読者諸君、なぜにこうなるか、想像できますか?


そう、走行中、となりの客人(韓国人)のうるさい事ウルサイ事。
曰く
・もっと車間距離をツメロ
・ほれ右が空いてるから、そこへ入れ
・前の車が遅いから、クラクッションを鳴らせと手が伸びてくる勢いである。
・なぜこんな細い道に、横断歩道があるのか、と文句タラタラ

 人が変わったように運転手(技士ではない)oldboy君に指図し始める
 始末である。

そんな彼、韓国はもとより日本の運転免許もっているわけでもない。

この習性、あの「パリパリ文化・それ行けやれ行け・早く早く」は、車に
乗った時に、特にヒートアップされる。

こんな時代もあったなあ、とイロイロおもいだすが、
あれから40~50年、韓国も随分発展、殆んどのクルマが個人持ちの乗用車。

時代も変わったな~と思いきや!!!

意外や意外、その基本特性のクルマにおける「パリパリ文化」は今も健在
であるらしい。

韓国人が日本で運転する場合、感じるのが、
「あまりに交通マナーが厳しいので息苦しいですよ」と宣(のたま)う。

「あ~ぁ、恐るべきかなパリパリ文化」お国が裕福になれば、少しは落ち
着くと思った俺がバカだった。

★★★★★5  ここから 第三話

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もう一つ、ソウルでのアパート探しのおり、あるユーチューバ―さんが
経験したのがこれ、
現地の不動産屋さんのクルマに乗せられ物件探し、これは日本でもお馴染み
の風景。

現地物件に着いてビックリ、まだ子供を含めた先住者家族
が居られる中、
部屋に上がり、その人達が居なかったように、セールス
トークを始めた、
とのこと。

なにか、侘びしく、切ない気持ちになるoldboy君がいる。

韓国人の「パリパリ文化」は彼oldboy-elegy君が40~50年昔に感じた
ものから、そうそう変化してしていないように思うがどうだろう。

あ~ぁ「げに恐ろしきは、その種族特性」かな。

・たとえば、映画館でエンドロールまでキチンと見る人は殆んどいな
カップラーメン、3分待てる人は少ない
・信号が変わったとたん、後ろからクラクッション
・エレベーターのボタンの連打
 などなど

社会の仕組みが複雑になればなるほどに、「パリパリ文化」も形を
変えながら多様化しているのかも知れない。

かれら何故にこう急ぐのか、結局「パリパリ文化」の種族性から逃れる
すべは、豊かさとは関係ないのだろうか?

さいごにこの「パリパリ文化」に対応する種族特性言語も周到に用意され
ている。

それが「ケンチャナヨ文化」である。
「大丈夫、だいじょうぶ、なんとかなるよ」ぐらいの意味で、「パリパリ」
と併せて、「パリパリ・・ケンチャナヨ」と一対なることが多い。

最後に、では日本人の、それはと言われたら?なんだろう。

「せっかく堅牢な石橋があるのに、ハンマーで叩き壊し、渡らない日本人」
つまり
「心配性」で「決断が遅い」とは聞いたことがある。

「パリパリ」と「心配性」の溝は深まっているのかも。


★★★★★★6  ひとこと

互いに、優しさを共有できる人達を是とする文化を持った国であって欲しいもの
 であるが、最近ではその溝の幅と深さが広がるばかりであるように感じる。



                                 了 
                 
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