(雑感・雑記帳 No. 61 ) 令和時代のタヌキ騒動と「ぽんぽこ話」をどうぞ・鳥獣戯画には何故かタヌキがいない?
★1 oldboy-elegyくんの今日のお題は「狸・タヌキ」である。
とくべつな意図があってのものではない。
ただここの所、東の方から、イヤはっきり言おう。
東京と言う世界的な大都会から、この愛らしい小動物「タヌキ」に関して
の、ニュースが、この関西の地に相次いで飛び込んで?きた。
山間部の話でもない、それも都心も都心、新宿からのもので、動画として撮
られたものである。
と言う私め、実のところ、新宿がいかような所か現実に体感した覚えはない。
ずっとズット昔、商用で幾度も来てるはずだが「ここが新宿よ」と言われて
来る訳でもない。
ただ、東京支店の営業車に乗っけられ、首輪をはめられ連れ回された
だけの事である。
●
そこでこれらニュース映像を見た人達の反応、特に「在住外国人」の感想
を中心に「ユーモア感」タップリのものをいくつか拾ってみて、タヌキ様
と短い架空話をしていただいた。
アフリカ、サバンナあたりに棲息している、ライオンやチーター、象でも
あるまいに、そう、単に「タヌ公」が我らが「人間様」に交じり、歩く姿
にどれほどの価値?があったのか見てみるのも面白い。
こう言う人もいる、「都会に棲息する小動物も、余りに清潔になった環境
に餌も手に入らず、ならばより一層、優しくなった人間に、不本意ながらも
近づいた方が我らが生きるスベもあろうと言う事だ」と彼等、小動物も
考えているのかも知れないと。
ニュースで流れた画像を見る限り、彼等タヌキたちは、人間様の足元を通る
際も、ある程度の「オッカナサ」は感じているものの、パニック状態に
陥っているようにも見えないのである。
ヒョットしたら、タヌキ君も「公園の横でそうであった」ように「餌をいた
だけるかも」の期待がそうさせているのかも知れない。
ただ今日の話の目的は、人間(名無しの権兵衛さん)がこれらの画像を見て
放ったチョットしたウイット・機智話に焦点を当てたもので、深刻さとは無縁
のものである事は了解してほしい。
それでは本文に入る。
★★2 ただこの「タヌキ様」の凶事を見て、「クスリ」と笑う人間の事、
「お許しを」乞う。クスリ
No.1 まず軽く一発め、この画像を見ていた外国人「名無しの権兵衛さんA」
曰く
●このニュースの欠点は、彼(タヌキ様)がどうやってSuica(スイカ)に
現金をチャージできたのかが言及されていない点であると言っておられる。
なるほど一理!ある。
●タヌ公様の反論
「 ウルサイ!、ただ背が足りず、無賃で改札をすり抜けたのじゃ」と、握り
しめた葉っぱを見せる。
No.2 ある外国人「名無しの権兵衛さんB」感心しきりに
●このタヌキ、書店に立ち寄るなんて自分よりも新宿駅に詳しいぞ。
●タヌ公様の反論・頭にカチンときた様子でこう言った。
「お前、いつ日本に来たのか?
わしなんか、生まれも育ちも新宿じゃ、文句あっか!!」と反論。
何か少しもの哀しくなってきたoldboy-elegy君がここにいる。
No.3 ある外国人の「名無しの権兵衛さん」ニタニタしながら、
こうおっしゃた。
●今まで、タヌキを見かけたのは、上の公園の入り口近くだけ、
おそらくは人間の姿からタヌ公に戻ったのを忘れて、電車に乗ろうと
していたのかも知れない、と指摘される。
●タヌ公、無言でバツが悪そう、どうやらこれ、図星のようである。
今日のoldboy-elegy君のお気に入りのお言葉はこの3点であった。
これ以上、一生けん命なタヌキ達をいじめるのよそう。
★★★3 oldboy-elegy君、昔から「何故って?」と思っていたことがある。
それはあの「国宝鳥獣戯画」にタヌキ様は不登場なのである。
話が2転、3転して申し訳ない。
皆さんが、中学・高校生の折、歴史で習った事に「国宝・鳥獣人物戯画」
なるものがあったはず。
oldboy君、これを初めて見た瞬間、「ウヌ・これが国宝、この大日本国の宝」
?と少々の違和感を憶えながらも「クス」と笑い、馬鹿にした。
マア~、中学生のハナタレ小僧の印象とはこんなもの。
ところがどっこい、長ずるにつれ、この「鳥獣戯画」の印象がだんだんに
膨らんでくる存在となるのである。
時代的には13世紀、鎌倉時代に書かれたものだとのこと。
ただなんのためにこんなものが書かれたのかハッキリしないらしい。
oldboy-elegy君、無責任な立場で言えば、「小動物の性格を擬人化して
とらえ、仏教的説話ばなしを、絵を見せながら講話するための道具で
あった」と推量するがどうだろう。
※ 9・18間違いのため訂正、講和を訂正して講話とする。意味は大勢の人に
わかりやすく講義をすること。また、その話 ( goo国語辞書より)失礼!
時代は、武士、僧侶、有力商人、富農の子弟 だけとは限らない。
むしろ、大多数を占める、無学、文盲の大衆にも、おもしろ、おかしく
仏教的倫理観を説くために創作されたものであったはず、と解釈する
のが理にかなっている、どうだろう読者諸氏。
まさしく現代の「マンガ・アニメ」を彷彿させるものである。
そう考えると、なんとそれらの戯画は、当時(鎌倉期)の静止人物画の
ものに比べ、極端に、動きがあり、マンガに、説教坊主の声音も加わり、
もっと現代のアニメ効果の強い、ある種の動画効果を狙ったもののように
oldboy-elegyには思われる。
もしその場に俺がいたなら、マンガチックな鳥獣を指さし、足をドタバタ
し、大口を開けて涙を浮かべ喜んでる姿が思い浮かぶ。
寺のこの場は劇場と言わず何と言う、当時これほどのエンターテイメントは
どこにあった。
まさしく世界最古のマンガであり、アニメーションであり、その上音声
・劇場効果も持ち合わせたエンターテイメントではなかったのか。
★★★★4 お終いに、残念な事実が一つある。この「国宝・鳥獣戯画」には
何故か、我らが今日のメインゲスト「おタヌキさま」が登場されていない
のである。
この事実に、oldboy-elegy君にある疑問が湧いてきたのである。
戯画に登場する小動物は10種類以上、ウサギ・カエル・猫・ねずみ・イノシシ
・・・etcなどなど、タヌキさんのキャラクターが、上記の彼等達に負けている
とは思えないし、むしろ上位にあってもオカシクない存在だと思うが、何故にご
出演が無いのだろうとイブカル。
そもそもタヌキ様、この日本国の固有種であったわけでもない。
日本から、朝鮮半島、中国東北部からシベリア南東部あたりに分布して
いたことになっている。
しからば、この「鳥獣戯画」にも不掲載の原因は、13世紀初頭のこの国に
いなかったのではと、かってに思っているのがoldboy君である。
それほど日本人に愛され、主役を張れる小動物だと思っている。
★★★★★5 おしまいにチョットした愚痴を
それでは今日のお話を終えることにする。
コロナワクチンあとの痛みや痺れ、もともとの腰痛と混在状態、あ~
やだやだ。
ただ救いはベッドに横たわると、これらの難儀が消え去ってしまうのが
不思議である。
ただこのため、睡眠時間がやたらと長くなっている。
人間、堕落しきった姿がoldboyくんかも知れぬ。
くわばら くわばら!!
でわでわ
了
oldboy-elegy