oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

(雑感・雑記帳 No.54) アレレ? 僕(ご老体)に相談なく、いつのまに世間は「副作用」から「副反応」に変わったのか?

 

★1 今日の記事、新型コロナウイルスを「斜め上から」いや「斜め下から」
見た、oldboy-elegy君的愚痴(ぐち)」である。

このところ、の読者諸氏の記事、
新型コロナウイルス対応の3回目のワクチン接種状況とそれによる体調の
変化」
などの報告が、挨拶代わりに使われていることが結構多い。


そもそも3回目の接種基準が、始めに「医療関係従事者」次に「65才以上
老齢者」「最後に若者を含む自由接種希望者」となっているらしい。

oldboy-eleg君そのものがご老体で、そんな彼のブログ記事に「読者登録」
して
くださる方のお歳も、自然・それなりだ・と予想する自分がいる。
(失礼!)


「それでは俺もコロナ関係記事」をと、考え込むが、特段、記事にするような
事は思い浮かばない。

医科学的要素が必要なブログ記事は一行も書けないし、論評するのも適切では
ない
と思っている。

ただ、僕のブログ、2019年の4月が初投稿で、「新型コロナ禍」が世界中に
その悪名を「COVID-19」としてパンデミック
するのが、同じ2019年の遅く
のことであった。
パンデミック化(同時多発的に世界に広がる)

「COVID-19」の「-19」とは「2019年」を表わしている。

ある意味、oldboy君のブログは「コロナ禍・COVID-19」と同時並行的に
歳を
重ねたと言えなくもない。

とくだん、仲が良かったワケでもない。



★★2 oldboy君、3度目のコロナワクチン解禁日すぐに接種、それも偶然に!

そんな折、いつもお世話になっている、外科・整形のお医者さんに、「処方薬」
補充のため、出かける。

何度も記事化しているが、頭脳ではなく、「腰痛」のためである。

頭脳に関しては「それは不治のもので、諦(あきらめて)くれと
言われている」

これは冗談!!





病院で「oldboyさん、今コロナ3回目の
接種案内、持ったはる!!」問われる













さて受付で、今日の来院の目的を告げ、合わせてコロナワクチン3回目の接種日

の予約をと思い立ち、話を聞くと、今日の予定者の内、一人がキャンセルとの
こと。

「oldboyさん、3回めの接種案内状、今、持ったはる?」と
と聞かれるまま、ショルダーバックから書類を取り出すと、

「ア~、これこれ」とお喜びのご様子。

僕は、その日、なんの心の準備のないまま、3回目のコロナウイルス
ワクチンを
接種することに相成った。
まったくの偶然である。
よかったのか、悪かったのか、微妙な心境である。


物品の押し売りは聞くが、ワクチンの押し売りは初めてのこと、「イヤー、
冗談ジョウダン」。
結果ワクチン接種のためだけで、来院する必要もなくなり、「
喜んで
お願いします」と答えている。

狭い接種専門ブースに入れられ、接種後すぐ目前のアクリル仕切板に、
タイマーをセット、
時間はインスタントラーメン、五杯分、待機時間は
15分とのこと。

このラーメン5杯分の調理時間がとくに危険時間らしい

因みに、国内接種可能な三種のワクチンのうち、三回とも、oldboy君
すべて
ファイザー製であった。

良し悪しは分からぬが、異種が混ざるより気分としてはいささか良い。


★★★3 ここからが、oldboy君の、オールドボーイ君的メイン話である

今日のお言葉「副反応」と「副作用」に就いての、ささやかな疑問である。

目的は読者諸氏も含めて「??!??」感を持ってもらうこと。

僕が、いくら正面から「COVID-19」を論じようと、そうそう意味はない。
医療従事者でもないし、ましてや医者でもない。

ただし文系には文系の目線がある。

ついさきごろ、oldboy君、唯一「新型コロナ」と結び付けたブログ記事を
(2022・03・22)
投稿している。

ただこれも「コロナ感染症」そのものを主題においたものではない。
観光業からみたインバンド・ジャパン(日本観光の為の入国外国人)が
この年
(2019年)初めて3000万人を超えたことと、関連付けたもので
あった。


「コロナ感染症」が「パンデミック化」し始めた2019年も末ごろになり、
盛んにこの感染症の対策とワクチンなどが大きな問題となってくる。

時を同じくして「副反応」なる言葉が使われ流布されるようになってきた、

そこにマスコミはもとより、医療関係従事者、我々ブログ仲間とのやり
取り、
全て、この言葉「副反応」一択となり、何故か「副作用」なる言葉
は消えていく。

oldboy君、最近になり何故か?「副反応」とスムースに口から出ず、
ついつい長年付き合った、「副作用」なる言葉が優先する。

ひどい時には、両方の言葉そのものを失念、そのためメモ帳を繰る
ハメになる。
情けないこと、この上ない。

歳からくるものか、どうも新語のインプットが旨くできない状態に
なりがち
だ。


そう、すべからく「副反応」で語られているようで、まるで世間から
「副作用」言葉が消えた感がある。


今回「新型コロナ・ワクチン」の人体に不都合な反応は、すべて「副反応」
文言にすべし等のオフレが、「お上・医療関係・マスコミ」などから出て
いるのか。

もしそれなら、お上に弱いoldboy君のこと、「ヘヘーィ」と了解するのだが。

つまり今日の記事の命題は、なぜoldboy君に世間が「副作用」でなく「副反応」
を強要するのか
を探ったものである。


★★★★4 「副作用」と「副反応」の言葉としての経緯・経年を文系脳で
調べてみた


ここで思い立ったが吉日、いま使用している「副反応」がいつのころ
「出現」
したのか、調べてみることぐらいは、「医科学オンチ」の
oldboy-elegy君にも
許された行為と、自分勝手に決めた。

そう、昔から常用していた「副作用」なる言葉はどこに行ったのかを
さぐるのが、目的だ。

oldboy君、ある時これに気付き、
「ありゃなんじゃこれ、昔から
使っていた「副作用」はどうなったのか、
あるいは「副反応」が正しい言い方
だと、誰かが決め、世間の人もブログ
仲間もこのことを知っていて、
「知らぬはお前さまひとり」状態になっているのかを考えると、「アホウ
カラスが俺の頭上を飛び、アホーアホーと馬鹿にされている様なものである。


そこでアナログ的人種を自認するoldboy君、手持ちの辞書
「広辞林第五版昭和48年版・1973三省堂編」をヨッコラショと取り出す。
この辞書、当時、科学的用語の充実も訴求したとされる、国語辞書で
もある。

 

 





左傾のイラスト画、
oldboy君が1973年(昭和48年版)の
「広辞林」を拡大鏡を使い調べている
の図である。





①「広辞林」を調べた結果   
・「副作用」薬が、治療の目的以外の作用をを起こすこと。またその作用 
 とある

・「ふくはんのう」の字句は、この辞書には存在しなかった。

oldboy君、「しめしめ・してやったり」の心境である。


結論として、この時代、言葉としての「副反応」は存在しなかったと断定しても
良いのかも知れないとoldboy君、「我が意」を強くする。

バンザイ、1973年には「副反応」の字句はナシ、「副作用」は掲載されていた。

②ここであれこれ検索を試みていたが、面白いデータ・バンクを発見、
・その名も「Collaborative Reference Database」で日本語で「レファレンス
共同データーベース」とある。
国会図書館が運営する全国の図書館700館以上で
構成された、団体らしい。

そこから2021年03・08掲載シート、2021・04・更改分から抜粋した。


・ここで公開されているデーターベースの中に、今日のテーマに沿う部分を
抜粋、
ただし医学的な内容は極力はぶき、「副作用・副反応」の登場する年次
を拾ってみた。

「副反応なる言葉」が、いかに近年のもので、oldboy君の頭脳もまだ、健在
だと
「小声」でも言えることを証明するのが目的である

③「医学用語辞典」(大森 正英/編集代表 中央法規出版 2006年)
「副作用」掲載アリ、合わせて医学的見地からの説明がある。
・「副反応」2006年でも、この「医学用語辞典には記述がないのである
               上記のデータベース発行公開資料より

④『医学大辞典』(最新医学大辞典編集委員会/編 医歯薬出版 2005年)
・ここには、やっと「副作用」「副反応」の医学用語としての使い分けの
考えが見えてくるのである。     上記同様より

どうも2005年・2006年あたりが、分岐点であるらしい。

結局、おおむね、西暦2000年以降になり、ボツボツ、「副反応」の字句が
登場しくるのが本当のところである。
それも、今日のように、「副作用・副反応」の分化が明瞭に定まっていない

状態で字句が使用されている。 

 ★★★★★5「ワクチン接種にかんして見えてくるものもあるが、
医療従事者
と無関係のoldboy君がとやかく言うことでもない」


ただここ近年に来て「副反応・副作用」それに「有害事象」などの微妙な
言葉の揺れを
是正しょうとする動きあり、まずは、今回の場合の「副反応」
であるような気がする


ともかく、oldboy-elegy君が言う「副作用」も捨てられた言葉でもなさそう。
良かったヨカッタと言うことにしておこう。

「文系脳」のoldboy君、ともかくも、いくらか留飲を下げた気分にはなった

気がする。

ただし、このため、小さな字句を懸命に読んだせいか、目がショボショボする。

これも今日の記事の「副作用」かもしれない。


               でわ でわ 

                          
                                  oldboy-elegy


oldboy君のコロナ感染症に関する他の記事は、唯一これのみである。

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