(雑感・雑記帳 NO. 44 ) 名無しの権兵衛さん曰く、「大学って、サンガク部なんて、あんのかよ、男でも入部OKなん?」「・・・お前なに考えてん?」
★1 はじめに
自分の目の調子と文字列におけるフォントについて少し
oldboy-elegy君、ここ半年ばかり前から、ブログに関するチョットした
悩み事を抱えている。
それは記事を書く時の、文字列の事、IT・PC で言うところのFont
(フォント)に関することである。
ブログ立ち上げから間もないころの記事中で、目の冴えない状況をぐちり、
チョットした手術をしたことを報告した事があった。
その不都合とは、医者曰く、瞼の筋肉が緩み、まつ毛が眼球にあたる、
いわゆる逆まつ毛状態で、それが眼に不快感を与える原因になっている
とのこと。
余りに的(マト)を得た、ご説明、こうして書くのも腹ただしい。
老化現象?それもそうだが、30才後半の若い人にもママ見られるとの事、
気を付けてくださいね。
この手術は上手く行ったのだが、同時に医者に、右目が初期の白内障と
診断されて、この2年間、眼科に通院、経過観察と目薬3種類を処方して
もらっていた。
症状は良くなることはない、ただただ現状維持がせいぜいで、手術の
タイミングを計っているようなもの。
ここへきて、目が少しかすみ、本、特に文庫本・新聞・それに肝心のパソ
コン文字の読み書きに弊害が出始めたようである。
ここで、先ほどのパソコンのフォントの事にもどる。
読み、書き の作業が、標準フォント100%の細字に少々つらいものがある。
それに白のバックにピンクの細事で書かれた文字、ましてや80%のフォント
文字などは判読お手上げ状態である。
一番の問題は、記事を書くことで、最近はフォントサイズ(大きさ)を変えずに
フォントウエイト(字の太さ)のみ替え、同じ太さのまま、フォントカラーで
変化をつけるように、しているつもりだが、はたして。
つまり、申し訳ないが、自分の記事の書き良さを重点にして、作業している。
従って、今書いている、この記事の文字列が、oldboy-elegy君の「標準
フォント」となり、あとは「カラー・フォント」で変化を付けようかと
思っている。
書く事自体は楽しくやっている。
目を含めた体調全般のこと、考えてもセンナイこと、あとはこれまで通り気楽
に楽しくやって行くつもりである。
※ (センナイ・詮無い) 仕方がない事
ただ体調全般としての調子はすこぶる良い、朝の寝覚め時など、今から
100メートルダッシュが、可能な気分になることもある。
しかし、ベッドから起き上がると、この地球のG(重力)の現実に思い
知らされることになる。
★★2
ここから今日の本題である
ユーモア賞?「聞いてニッコリ、少しクスクス、のちにチョット考え込む」
ある関西の私立大学、新入生歓迎のオリエンテーション会場でのことである。
新入生が通る花道は、体育系クラブはもとより、文系クラブも含めて、
新入部員獲得の場で、華やかで楽しげな光景が映し出されている。
そこに、この情景を取材していた、関西限定のテレビ局の映像がニュースで
流れていた。
その会場でマイクが偶然、拾った言葉がこうである。
名無しの権兵衛さんが、映り込んでる訳でもない、音声だけであった。
それが今日のタイトル
「おい大学ってサンガク部なんてあんのかよ、男でも入部OKなん?」
「・・・・お前なに考えてん?」
これである。
彼は「サンガク」を「産学」と理解したようだ。
つまり「山岳部」を「産学部」あかちゃんを産むことを学ぶ部と想像した
のである。
近頃はやりの「産学連携」とは考えにくい、なぜなら「産学連携部」なる部名
など聞いた事がない。
また役所の中にそんな部署がoldboy-elegy君の知らぬまに創設されたのかは
知らない。
この学生(新入生)の相方が
「お前、なに考えてん?」と問うているのを、考えると「産学部」で、
「産むことを学ぶクラブ」とするのが自然だと思う。
この音声は偶然か、わかっていて流されたのかは分からない。
もちろん、この事に言及したコメントもなかった。
気づかない視聴者がほとんどだったろうと思うが、果たしてどうか。
じつはこれ、そこそこ以前の話である。
この話、ブログ立ち上げ(2019・04)から三か月後に記事にしてUPしたものの
リライト版の位置づけと理解していただいてもOKである。
当時は可笑しく、面白く感じたものだったのだが、今では少し事情が変わって
きているのである.
往年(oldboy-elegy君の学生時代)の山岳部、登山部は文字通り山登りを
するための部活、一択である。
20kg~30kgになんなんとするリュックを背負い、もくもくと歩き、難所高所を
技術や気力で踏破する、ある意味、禅の修行僧のようでもある。
※ 踏破・とうは 困難な道や長い道のりを歩き通すこと
ときおり大学の創立や創部周年記念とかで、はるかエベレストとかマナスル、
K2を目指す晴れ舞台もあるが自分が在学中に企画される保証はない。
たとえあったとしても登山訓練以外に調査、費用集め(寄付金集め)
やアルバイトなど、前途に、いくつもの難儀(なんぎ)が待ち受けて
いる。
不思議なのは、oldboy君の大学の山岳部などの学部別構成をみると、
授業で忙しいはずの工学系の学生が比較的、多かったように思う。
果ては留年覚悟の局面もありうる。
今このような大学山岳部に誰が好んで入る?
山の好きな人は大勢いるが多少とも事情を知るものなら避けてしまうのが
普通であり誰も非難できない。
oldboy-elegyの時代の山岳部には、名誉山岳部員なる部員も結構いた、5回生、
6回生の人達である。
山好きな人は多い。
山岳部以外に登山部、探検部、ワンダーホーゲル部、ハイキング部など
自分の希望する山との関わりかたはイロイロである。
近年は一種のブームで「山ガール」、歩きなしのクルマで行く「キャンピング」
などもある。
oldboy-elegy君の読者さんにも、ハイキング・キャンピングに特化したブログ
を運営しておいでになる人も多い。
それも、oldboy君などのブログとは、比べようもないくらいの人気である。
一方、本格登山を目指す大学山岳部は今どこも人材難で部員数確保が喫緊
の問題でもあるらしい。
※喫緊・きっきん 「至急」「急いで」の意味
数人の部員でかろうじて命脈をつないでいる大学山岳部もあると言う。
★★★3
今の時代、ヒョットしたら、あの学生君が言った「産学・産む学問」
もアリかな、笑っている場合では無いのかも知れない、と思ってしまう
oldboy-elegy君ここでふと考えこむ。
「ヒョットしたら産学部を発想した彼のほうが山岳部を当然と考えたoldboy
より現代的で、より時代性を如実に表しているのでは?」と。
oldboy-elegy君がまだ学生であったころ「サンガク」は「山岳」であり
「山岳部」以外考えにくい言葉で時代であった。
ゆえに、このニュースに接し、思わず「にやにや」したり「くすっと」笑い、
少し和んだ自分がいたのである。
しかしこの「令和」の時代、ひょっとしたら笑えぬことかもしれぬ。
★★★★4
おしまいに
当時、東京大学の「上野千鶴子」先生の入学式の祝辞が評判になっていたが、
この先生の研究のフィールドが女性学やジェンダー論なのである。
さあそこでだ、この先生のお話の中にもし「サンガク」の言葉が出て来るなら
「山岳」より「産学」のほうが自然で適切ではないのかと思うのだがどうだろう。
上野先生の「女性学」の中の一分野に「産学部」はともかく「産学」なる
文言があっても可笑しくもないし、ごく自然に聞こえる。
従って冒頭の新入生君の言葉「大学って産学部ってあんのかよ?」も、特別
おかしなことでない時代なのかも知れぬ。
一つの言葉でも時代が変われば変化していくのは当然の事なのだ。
世の中の国語辞書などの有名どころは10年程度で改定するらしい。
ムベなるかなの思いでもある。
※(ムベなるかな) 当然なこと
oldboy-elegy 君の頭を占領していた「サンガクブ」の99%は「山岳部」
である。
いや100%かもしれぬ。
長く人間をやっている彼の常識もどんどん改定されねば(時代に置き去り
されかねぬ)運命にあるようだ。
今日から「サンガクと聞くと、山岳ですか?、それとも産学?と聞き直す
ことにするが、どうだろう「笑われる」かな??!!
了
oldboy-elegy