(雑感・雑記帳 No.51) 実に日本的大ニュース「所変われば品替わる?」・なぜか「文化の違い」に心なごむ俺がいる
★1 はじめに
始めに断わっておくが、この記事では「ある大?事件」を非難するために
書くものではない。
この日本で起こった「ある大事件??」が、彼(か)の国の人達にとっては
歯牙(しが)にもかけないほどの小事で、むしろこの何処が事件なの?
として,伝わった。
※「歯牙にもかけない」問題にしない・無視して相手にもしない
もっと言えば、oldboy君的には、むしろ、その落差が楽しく、とりあげ、
記事化したのが本当のところ。
往々にして、我々の持つ「文化的側面の常識」が、地域(国、人々)が
替われば,小事どころか、それ以前に意味が理解されないこともしばしば
ある。
それでは例をもって話をすすめる。
★★2 日本の公共バスが「扉を閉め忘れ、客を乗せたまま140メートル走行」
(2018・10)
この大事件?は日本の公営放送NHKで報道されたものである(2019・02)
実際の出来事は、この報道の前年(2018・10)の出来事だった言う。
このニュースに接した外国人(主に東南アジアの人々)は、日本の社会が
言う事件性に???、むしろバスのドアの存在と?、その走行距離140M?、
トドメを指したのがこれを放送したのが日本を代表する大放送局NHK?
であったことから、違った目線で話題になっていた。
因みに、上記の三つの目線は、日本では、なんの不思議もない、「通常
運転日本」の出来事で、なんの違和感もない報道姿勢で特異点はない。
あるとすれば「あ~またか!」ぐらいのものである。
★★★3 それでは、この「大事件!」に対する彼らの、少々、冷ややかな
目線とは
①バスのドアのあるなしには、「むしろ扉がある事に不思議」と言うのが
彼等のスタンスである。
②それと大放送局が数か月遅れのチョットした事件を報道したことと、
その違反走行距離が、なんと140メートルにも苦笑い。
日本はよっぽど暇で平和な国なのかと、幾分「嘲笑・ちょうしょう」
ぎみともとれる、彼等の対応である。
彼等のこの事件に対する反応は、我々、日本人の視点とは大違い。
「その意識の差」がどこから来るのか、チョコッと考えてみたくなった
のが本当の所である。
日本人も、もう少し肩の力を抜いて生きれたら、もうチョットだけ
幸せに成るかも知れない、どうだろう
★★★★4 その主な内容は以下のようなものである
(名無しの外国人さんA)・ゴメン、どんな反応すれば良いの、これ
ジョークなの?
(oldboy君のコメント)・扉の無い事に、何の不思議も感じていない
人達のおおらかさに乾杯
(名無しの外国人さんB)・逆に言うと日本のバスには、扉があるって
ことでしょう、俺の国では見たことない
(oldboy君のコメント)・なんの、テライモなく、お喋りしている所が
良い
(ななしの外国人さんC)・東南アジアなら、これがニュースになる事
じたいがニュース
(oldboy君のコメント)・大放送局がナニ言ってるんや、つまらん 位
の反応
(名無しの外国人さんD)・俺の地元、扉を空けたままで走る、それが
エアーコンと言うもんよ
(oldboy君のコメント)・チョット、とんちの効いた返答で小馬鹿ぎみ
(名無しの外国人さんF)・大変なニュースだな、日本では
(oldboy君のコメント)・規律が多く、息苦しく感ずる人達、
日本人として生きるのは大変と皮肉交じりの感想
「扉が開いていたまま走行した、それも140M」この事実を「事件」と
して取り上げ、公共放送で、ニュースになった事自体が、奇妙で理解
できない様子。
以上、およそ、「さすが日本!!」など、だれも言わないし、「なにか、
面倒くさい、人達、そしてお国!」と聞こえてくるようである。
★★★★★5 おしまいに
oldboy君自身、国外にでることは大好きだった。
1970年前後、10年以上、韓国を中心に台湾・香港に社用で訪れた経験
がある。
それぞれのお国の「大激動期」でもあった。
政治的不安定の最中にその国に身を置いたこともあったが、
不安より、なぜかある種の高揚感を感じていたように思う。
また言葉は少々不自由だが、束縛されず、身一つ自由なのも、気に
いっていた。
たぶん、会社にこのような性向を見破られ、担当者にされたのかも
しれない、と思っている。
もともと、oldboy君のプロフィール1行紹介もこうなっている
ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。
これからもきっとこうでしょう、ハイ。と
基本的なマインドは当然、今も変わらない。
今日の、この手のニュースは、この日本国内では「時々ある大?事件」と
して発生し、また報道もされていたように思う。
しかしこのたびのものは、ちょこっと、事情が違うように感じる。
その違いとは何だろう?
電子機器やスマートホンの世界的な同時普及が、まずその大前提にある。
これまで、この手のニュースは国内向け専用に発信され、外部に流れ出る
ことは殆んどなかった。
しかし今は違う、電子機器の世界同時普及は、こんな「大事件?」まで
拾い、国外に漏れ出て、拡がり行くのである。
それと、われらの常識が、異なった文化圏に行けば、「コウナルヨ!!」
との良い事例と思い、今日、記事にしたつもりである。
oldboy-elegy君も、ズットズット昔、韓国に10年近く出張員として通った
ことがあった。
★★★★★★6 おわりの・終わり 韓国に於けるバス事情とチョットした事故
そのおりのバスの乗降には随分、難儀したことを、今、思いだしている。
ただ扉はあったが、まともに開閉するのが難しい位の混雑であった。
バス停は一応あるのだが、そこは単に乗降の目安でいい加減、この辺りに
停まるはずのバスが、ズット遠くに停車、客はそれに向かって走りより、
バスのドアや横腹を平手で、「おーい乗せろ」とバンバン叩いていたのを
想い出す。
当然oldboy君も現地の人ヨロシク、気持ちよくバスのボディを叩く。
少々品行の良くない事に、すぐ追随するのも、彼のくせでもある。
日本でこれをすれば、「あの人なに!」と大ヒンシュクを買うのは確か
だろう。
いちど、テグ(韓国の地方都市)に行った折、夜間、ようやくに乗った
タクシーが、交差点で凍結のため滑空、停車中のバスの横腹にポコン、
と衝突したことがあった、
さっそく目の前で双方の運転手が外へ出て大ケンカ、それも薄明り、
酷寒の中。
バスの窓からは、首を出した多くの客が、「それやれ」と扇ぎたてる。
明朝の新聞に載るのかな?、「ナイナイ」それは。
ここでは事件性ゼロである。
だが、これが日本なら、そうとも言い切れないところが面白い。
今となれば、ある意味、楽し気な、ヨイ思い出でもある。
あのころ、あの国、あの町では、おとなしく上品に、ことが運ぶのは
期待出来ない、それがまたある意味、楽しくもあったように思う。
基本、かれ、「文明・文化の混沌状態」が何故かお好みの体質をお持ち
のようである。
また機会あらば、当方の「ソウル暮色」として記事化するつもりである。
でわ でわ それではお眠(ねむ)につくとする
了
oldboy-elegy