oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

oldboy-elegy (49) ソウル暮色 「韓国軍の日」、3軍(陸、海、空)の軍事パレードを観た、そこになぜか、小さなジョン・ウェイン?が軍用ジープでやって来た

             初めに

これまで、韓国物の記事、リライト分も含めて4記事ほどUPしてきた。
この一連の記事のこれまでの最後が、
2020・03・01投稿の「ソウル暮色 金課長のお宅に(お呼ばれ)の
はずが
・・・」である。

そう、課長奥さんの逆鱗(げきりん)に触れ、マヌケ男二人が、彼の
自宅の門前から追い
返され、そそくさとホテルに逃げ帰った時の話だ。

ある意味、この出来事も見ようによっては、韓国的なハプニングであったと
思う。

普通、日本人だったら、第三者(oldboy-elegy君)の面前でここまで、自分の
ダンナ
を罵倒はしないだろう。
ただ夫婦二人きりなれば、あずかり知らぬこと。

内容は、韓国人夫婦のチワ喧嘩に巻き込まれた様子をコミカルに描いたもの

である。
韓国の床屋事情が招いた珍事件とも言える。

この記事、最下段にリンク記事として再掲しておく。
見ていただければ嬉しい。

今日の記事を読むのに、チョットした予備知識が必要なことがある。

それは「ジョン・ウェイン」と言うアメリカ人、知る人ぞ知る、往年の
名優?さんで、戦争映画にも「中堅の将軍」などの役柄で出演。

その折の乗り物が「軍用のジープ」で、倒したリアーの窓に行儀悪く
自分の長い両足乗せ、戦場を
走り回るさまを、oldboy君は連想する。

そこで、失礼ながら、ジョンさんにここで、チョットしたギミック的
役割で出て
貰ったのが真相である。
このシーンを念頭に置いて、読んでもらえば、理解してもらえると思う。
※ ギミック(gimmick) 英語で仕掛け、略を意味する。  


                 ★1
                        今日の話はここからである

ソウルは、今日この日は「国軍・コックンの日」で、大規模な陸・海・空、
3軍の軍事パレードが行われる日でもある

f:id:oldboy-elegy:20210726012550p:plain

上掲の旗が「韓国の国旗」である。
これを記憶だけで描くのは、oldboy君にとっては不可能である。
四隅の「遺伝子組み合わせ?染色体?」みたいな図柄を再現するだけでもう
無理なのは明白。
「あの四隅の文様」を卦(ケ)と言うらしい。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の「卦」の「ケ」である。
四つともそれぞれに違う図柄である。
なにか大切な公式の場で、旗の左右か上下だかを、間違え掲揚したこと
あったらしい。

韓国人でも間違えるのだから、ここでは外国人であるoldboy君、
「むべなるかな」の思いが湧く、これのみ考えても日本人で良かったと
思う。

「その軍事パレードでジープに乗ったジョン・ウェインの雄姿を見た!??」


いったい何のこと?
まあ~読んでいただければ、チョットした笑いと共感が得られるものと
「勝ってに」
に思っている。

oldboy-elegy君の姿、この日、ソウル・ミョンドンのホテルのコーヒ・ショップ
で見ることができる。

時節は1970年代始めで、10月1日か10月15日のいずれかの日か断定は出来ぬ。
ただ、1974年8月に発生した、いわゆる「文世光・ブンセイコウ」事件はまだ
発生していない。
※文世光事件とは、 在日韓国人であった、文世光が、韓国大統領の奥さんを
暗殺
した事件のことを指す。

oldboy君、この事件の日も偶然、韓国出張の初日で、チョットした「スペクタ
クル」を感じさす1日を経験した事がある。
いずれ記事にするかもしれない。

あの友人の井野さんと連れ合い、この日は仕事そっちのけで、パレード見物の
予定である。


天候は、快晴で100メーター?道路の両脇はすでに多くの人で埋まっている。
道路は多分、鐘路(チョンノ)で、先は、現在のデモのメッカ「光化門広場」や
官庁街に通じている場所のはず。

そう今日は「国軍・コックンの日」で、韓国軍(陸・海・空 3軍の)合同の
大掛かりな
軍事パレードがここで行われることになっている。

oldboy-elegy君、およその情報はホテルで聴き及んでいる。
一人で行くのもいいが、こんなおり、連れ添って頂けるのが、同じホテル
に同宿する「井野さん」である。

f:id:oldboy-elegy:20191023184503j:plain



これまでの、ブログ記事中にも何度かご登場いただいたこともある。
「井野さん」とは特段、ビジネス上の付き合いがあると言うわけでもない。
ただ、彼等、韓国人の民族的習性や思考パターンなど、日本人とは異なる
特性など、折に降れ、教えてもらっている。

人は彼のこと、「ソウルゴロ」とか「一匹オオカミの井野」とか悪しざまに
言う人は多い。
がしかしoldboy君、なぜか仲が良い、いわゆる「馬が合う」と言うのだろう。

ウオーカーヒルシェラトンホテルのカジノも何度かお誘いいただいた。

もちろん、そんなに大金とは言わないまでも、チョットした遊戯代持ちで
ある。

まれに、手持ちのお金が倍ほどになったこともある。
そんな折に、掛け金ように頂いた、お金を反そうとするが、受け取ってもらえ
ない。
「そんならホテルに帰ったら、サンドイッチとコーヒ奢って」と仰るのが
せいぜいである。

ゲームも誰でもが参加できる簡単なルーレットかバカラが精一杯で、ポーカー
ように人の間に埋まり、おこなうゲームなどムリ、むり。

つい先日、今日の、この日の「軍事パレード見物、付き添ってもらえません?」
とお願いしたら、二つ返事で「いいよ」と快諾。

oldboy君、自分が興味ある事には、仕事より優先するのが常である。

そんなわけで、今、パレード進行方向の道路右側の群衆の中に二人してまぎれ
込んでいる。

やがて、特別のマエブレもなしに、緩くカーブした広い道路の向こうに、
たくさんの旗と軍旗や国旗が見えてきて、こちらにやってくる。
始めの内は、行進曲などの鳴り物が耳に入らず、なにか、もの足りなさを感
じたが、ここに来て、拡声器による行進曲や軍靴による、歩調の調子、群衆の
歓声も加わり一気にヒートアップ。

やや足を蹴上げた歩調と様々な軍旗の波が何百と眼前を通過していく。

次に、4台のジープが登場、カラーリングは白だったかグリーンの迷彩だった
かは憶えにない。
先頭に一台、そのあとに3台が横一列になりこちらにやってくる。
ジープは全て屋根無し、両方のドアー無し、前面のリアーウインドウも折り

たたんだ状態の完全な軍隊仕様である。

きっと、前1台が3軍の将で、後ろに続く3台のジープには陸・海・空 の将が
乗っているのだろう。 

気にして欲しいのは先頭の車両である。



                ★★2
         さて、ここからが今日の本題である

    ここソウルで、ジープに乗った、ジョンウェインを見た、になる

読者諸氏のうち、ある程度以上の年齢のお人はご存じで、若いお人達では、
ご存じのかたは
皆無とは言わぬまでも、少数派と推測するがどうだろう。

かれジョン・ウェインアメリカの伝説的俳優で、戦前に作られた
「幌馬車」や戦後のThe longest day」和名「史上最大の作戦」にも出演
して
いる。
いわゆる、当時のアメリカを代表する「国民的」俳優でもある。

あー、それに身長は190センチ越えの大男、、おまけにレイシストであったこと
でも有名、自身にとり都合の良い時代に生きた、なにも考えない、典型的
アメリカ人だったのかも知れない。
ある意味「バカさ加減が丁度いい」おっさんだった、と言う人もいる。

以上は、およそoldboy君が持つこの人へのイメージである。
もしファンの方がおられたらゴメン。

さあそこで、眼前を通り過ぎようとする「将軍たち」、中でも4台の先頭を
行く3軍の長である人を見て、oldboy-ekegy君「なんじゃあれわ!」、
同じく井野さんも「oldboy君、あいつの態度みた?!」とあきれ顔。

ジープには天井もサイドドアーも付いてない戦闘用仕様のもので、こちらから見
ても車内は丸見えなのだ
本人以外に運転手と、後ろのシートには副官?、二人が威儀を正して座している。


この将軍?
まず右手に指揮き棒をもち、体は思い切り深く、背もたれに寄り掛かり、その足
の行方が、なんとなんと、想像できます?

そう、、軍靴をはいた両足は交錯したまま、折りたたんだリアウインドウの上に
デンと置かれているのです。

身長がジョンウェインや大谷(野球の)さんのように190センチ越えもある
偉丈夫(いじょうふ)なわけでもなし、
※偉丈夫 体が大きく、たくましい さま

ただただ天を仰いで、無様に座っておいでになっているのです。

ここで何故かジョン・ウエインが、映画「史上最大の作戦」で小さな
ジープに
無理やり納まり、戦場を走り回るようすが、突然、眼前の景色に
重なった、
oldboy君がいたのです。

すなわち今日のお題の


「ここソウルでジープに乗った、ジョン・ウェインを見た」
となった次第である。

まことに申し訳ない話で、ごめんなさい。

雄姿というより、マンガチックで滑稽ですらあった「ジープに乗った将軍様
の印象が強く、oldboy君が長くこの残像を引きずっていたのが、今日のこの
記事にあいなった次第である。

けっしてこの人の部下として、戦場には出たくはない、とも思ったのも、本音
である。

f:id:oldboy-elegy:20210726012514p:plain

                ★★★3
    沿道の群衆の中から、花を抱えた娘たちが飛び出し、行進する

      恋人たちの首にそれを預け、抱擁、キスする姿もあった。

このパレードで気になったことがもう一つ。

短機関銃やライフル抱えた兵隊さんが次から次に登場するたびに、
群衆の人込みから花のレイ・やブーケを抱えた娘たちが沿道から飛び
出し、若い兵隊達の首にかけ、抱擁、キスする
姿も見られた。
※oldboy君、レイとブーケの違いを知らない。

もちろん、oldboy-elegy君、日本で「軍事パレード」なるものは見た
事はない。
そのためか、眼前の光景は、単にアメリカナイズ、映画ナイズされた
アトラクションの一場面として強く記憶に残っている。

なぜか行進の隊列には、機械化された、近代兵器もあったはず、しかし
その類の記憶はない。


ただ数機のヘリコプターが地上にロープを下ろし、それをつたい、
フロッグマンが降下する画像はなぜか唯一、残影としてある。
※ フロッグマンとは 水中、海中で作戦に参加する兵隊のことで、
フロッグとはもちろん、カエルの英語名である。 
by oldboy-elegy  

               あとがき
この時分のピョンヤン放送(北朝鮮の国営放送局)深夜になれば、暗号の乱数
読み上げの
女性の声が、戒厳令下の漆黒の夜空に流れる。

ソウルには常時数千の北からスパイが入り込み活動しているらしい。
これらはラジオ放送を通じての暗号指令であるとのこと。
ある意味不気味でもある。

改めて、この国が、準戦時体制にあり、戒厳令下であることを思い起こす
日でもあった。


先週、左手、上腕部にコロナワクチン1回めの注射をした、触れば少し
痛みを感じるが、おおむね大禍なくすみそうだ。

それでは、今日もこのへんで でわ でわ


                    了
                                 oldboy-elegy

 下のリンク記事がソウルもの、前回のものである。
目の前で、壮絶な夫婦喧嘩、「お呼ばれ」も中止、二人してホテルにソ
ソソクサと帰る。
その原因が「この地の床屋が、原因」
日本ではおよそ聞いたことがない!!??

マア~「ところ変われば品替わる」ぐらいの軽い気持ちで読んで欲しい。

oldboy-elegy.hateblo.jp