oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

(雑感・雑記帳 No.13)「ほれそれ、あれあれ」頭に描く像は鮮明なれど、言葉が出ない。oldboy-elegy君的対処法?!

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 お正月もoldboy-elegy君の脇をスタコラサッサと走り去った。
いやはや、こうメリハリのない日々が続くと人間の脳髄の退化を早めるのかもしれない。
ちかごろ、脳のシワが摩耗してか、記憶のアウトプットに時間がかかる。
「ほれそれ、あれあれ」など、頭に描く記憶の像はハッキリしているのだが、すぐに言葉になって、口から出てこないのが悲しい。
でも不思議なことに、それぞれの「言葉の名詞・word」が出力不足でも、それらを結びつける「論理の体系」には陰りがないし、より深化したのでは、と感ずることも、なきにしもあらずの自分がいる。(ここでoldboyくんだけが、そう思っているんだろうと突っ込まない事を希望する。)
最後のさいご、言葉が出てこない時は「万能大量記憶復元装置」パソコンの検索と言う手段が存在する。
この点、年寄りにも、文明のおこぼれが頂戴できる、ありがたいことである。

  
oldboyくん、基本「パソコンの検索機能」をフル活用したブログ記事はあまりお好きではない、何故なら、おのれの頭の悪さや、茫洋感が失せ、文章に個性が無くなるように感ずるのである。

 なぜか若い時(幼年・少年・青年期)の記憶は、起った物事はもちろんの事、人の名など含めて今も比較的迅速にアウトプットが可能だが、新しく記憶分野にインプットされた語彙が、瞬時に口からお出まし(アウトプット)にならないのだ。

 それがタイトルに書いた「ほれそれ・あれあれ」と言うことである。

 例えば、oldboy-elegyくんのブログにたまさか登場する「インデラ・コーヒー・カレー店」のママさんの名など「インデラのママ」で良さそうなものだが、今もフルネームで記憶している。

今ここで「書いてみろよ!」と言われれば、即、書けるが50年ほど昔の事ではあるが、少々はばかられるので、書かない事にする。

 「oldboyちゃん、また頼むよ」と、ママさんの声のトーンも耳の奥に残っている。
何種類かの香辛料(スパイス)の入った真っ黒な小さな「木臼」と茶色の「突き棒」を渡される。
カレー用の香辛料(スパイス)をつぶす作業の依頼である。

 インデラのカレーはトロトロ感なしの、しゃぶしゃぶカレーである。
彼女曰く「うちのカレーは本格インドカレーやで」と自慢しておられた。
そう言えば、oldboyくんちのカレーライスはもっとトロミが強かったように思うが、今もって、インド風、日本風の区別を知らない。

 そう言えば近所のガキンチョ友達の家でカレーライスをいただいた事があるが、スプーンを使わず、箸で食ったことがある。

 トロトロカレーもシャブシャブカレーも両方、好きであったことには変わりはない。
仕事(香辛料つぶし)のお礼にとコーヒー券1枚をもらう、たまにカレーライスをいただく事もあった。

 oldboy-elegyくん、インデラコーヒーやカレーライスの話をしたかったのかな?

 いやいや、今日の記事のメイン・ストリーム(主な流れ、主軸)は記憶に就いてのあれやこれやである。

 特段、学術的な要素はゼロで、ただただ己の身に起こった事と抵抗手段などを書き連ねて行くのみ、その過程で「そーや、そーや」の共感や、「そんなことあらへん、あんたボケが始まったんちゃうか?」などの非共感の突っ込みを入れてもらえば十分である。

 oldboy-elegyくん、言葉のアウトプットの悪さに気が付き始めたのは、ここ5・6年のことである。
いや、それ以前から(悪いなー)の感覚はあったのだが、そう気にするほどではなかったし、もともとの彼の脳の素材を考えるなら欲は言えぬ。
ともかく世間一般の同輩の人たちが口にする程度の笑い話の範疇(はんちゅう)であった。
それがいつの頃からか「チョットあきませんな」と自覚するようになった。

 今日のイラスト画像は「メモとメモ帳」である。
何故かと言えば、「人名を含む固有名詞のアウトプットの悪さ」に抵抗してやろうと「一念発起」したのである。

 以前は苦も無く「スラッ」と出ていた言葉が「ほれそれ、あれあれ」状態になった場合、最終的に思い出せず、検索なりで得た正確な言葉と意味と関連情報を「メモ」にして残していくのである。

 実は、この「メモを取る」作業の前にもうヒト行程がある。
忘れた言葉を「片っ端から」メモするなら大変な「量」になるし「時間」もかかる。

 それに、知り合った「図書館仲間」と月の内、数回「茶話会・ちゃかい」と称して、喫茶店にあつまる。
そのおりの「ヨタ話中」にメモを取るわけにもゆかない、他の人の興ざめを誘う事、必定である。

 そこでやるのが、「失念語彙・忘れたことば」を時間がかかってでも、自力で思い出す努力をするのである。
即の検索は「失語症」を助長すると、oldboy君、勝手に思っている。
もともと知らない言葉、事柄はこの工程の俎上にあがることはない、したがって「ほれそれ、あれあれ」状態になる言葉は「以前は知っていて、今もその明確な像が」脳のどこかに存在している時だけである。

  oldboyくん、忘れた言葉を思い出すために「三つの方法」を試している。

①連想思い出し想起法 

 ● 思い出したい言葉の例 「バルト3国の国名」この時点で(バルト)も
あれあれ、それそれの状態。
(この例も、今年(2020年・1・13)の実際のメモ用紙から引用している)

 ●連想できる関連のある言葉(資料も何もなしの状態で)
ヨーロッパの「北海」東南にある3小国・自然に出て来た国名は何故か「ラトビア」のみ・領事、杉原千畝ポーランド、ロシアに挟まれた国々で、「杉原さんは、これら3国のうち、どこの領事」か確定の必要あり。
何故かこの連想段階で、思い出せなかった「バルト」の言葉がフイに「復元」、始めから判っていた「ラトビア」と「バルト」海の語調がなんとなく近しく感じ、感応したのかも。
のこり2国名が思い出せず。
ここで固執せず次に

②ア、イ,ウ、エ、オ 50音想起法
 ひらがな想起とカタカナ想起、この場合は「カタカナ想起法」で実行。
日本語で思い出したいときは「ひらかな想起」、他は「カタカナ想起」で。
目を閉じ、50音ア行から順に「目の裏あたりで字面と同時に今知っていることを「想念」しながらツブヤイテ行く、この場合実際に声を出しつぶやくより、瞼の裏で字面「アならアを」想起する方が良いように思う、たぶん、この方が闇の底に沈んだ「忘れた」言葉と感応しやすいのかもしれない。

 ユックリと「ア・ア」「イ・イ」とやっていく。
この方法ですぐに「ア行のエ」が感応、「エ、エ、エ・・・」とやってるうちに「エストニア」が想起できたのである。
のこり1国は数回、50音を唱えたが、感応もせず、もちろん「復元」もせず失敗。
ここで検索に走っても良いのだが、自力でここまで「思い出した」のだから「ぜひもう一国の名前を」の気持ちもある。

③放置想起法 ここで一度、積極的に「思い出すこと」を放棄して、コーヒーブレイクなどで気持ちを弛緩させる、ただし頭の片隅に悔しさを少し残して。
こんなおり、フイに「リトアニア」なる言葉が口から飛び出すことがある、自力で全て達成の快挙である。

 現実はoldboyくん「リトアニア」が出てこず、不成功であった。
それに「杉原千畝」さんがこの3国のうちの、どこの領事であったのかも正確に知りたかったので「検索」して手書メモとして残したのである。
杉原千畝リトアニアカウナス)が答えの最終の形である。

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    No.1                                           No.2                                         No.3


上の3枚の画像は「記憶をより鮮明に刻印(脳に)するため」検索結果の正確な語彙のみを記入したoldboy-elegyの自筆のメモである。
へたな字を晒して申し訳ない。

No.1(左)
●2017・10・21 土 となっている、鉛筆書きで再生紙利用のメモ用紙のため、コピー状態が不鮮明なのはお許しを。
●検索・メモ取りを始めたのは同年の5月ごろからである。
●このころ、まだ「ブログ」がなんたるかも知らず、単に「失語症」の対策として始めたのである。
●今ではこのようなメモが400~500枚になっている。
●最近では、時おり読み返し、ブログ記事中に挿入することもしばしばである。
●No.1のメモ内容
 陰謀 「陰謀のセオリー」
 メル・ギブソン
 ジュリア・ロバーツ
 (The) Catcher in The Lye  
 by Salinger
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サリンジャーの有名な小説「ライ麦畑でつかまえて」をプロットの伏線におき、映画「陰謀のセオリー」が進行するのである。
このメモを見るだけでも、記事の一篇が書けそうな気がしてくる。
内容は「雑感・雑記帳」の扱いになるはず。
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 No.2(真ん中)
●上段2段、2018・10・7 (日) の日付
●上2段も鉛筆書きのため不鮮明
●途中からボールペンになっている。
●日付は2018・11・5 (月)
●detox 体内に溜まった毒物を排出させる行為 解毒

●11月6 (火) hostage 人質

●No woman No cry
 もうよせよ、泣くなって
●ボブ・マーリ
 you 'd best do something right now
 今すぐ~した方がいい
●everything's going to be allright
 きっと、うまくゆくさ

(1枚の用紙に3日分記載)
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ボブ・マーリ(ミュージシャン)
レゲーの神様と言われる、ジャマイカ生まれ。
no woman no cry の中の一節
everything's going to be allrightはあまりに有名
もうよせよ、泣くなって
きっとうまくゆくさ

なにか泣けるぐらいの感動の一節、メモしなくっちゃ!!となる。
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 No.3 (右)

●2019・3月12日(月)
 上から3行、鉛筆書き
●とんかつソース 豚肉

●サインペンで枠に
 杉原左内の娘   (杉原千畝さんとは関係なし)
 根岸流手裏剣の名人
 辻売り ウナギ
 又六
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 じつは、oldboyくん、「池波正太郎」さんの大ファン
 「剣客商売」「鬼平犯科帳」ほか文庫本で出版されたものならほぼ揃って所有している。
ベッドに入り、一篇なら20~30分で読める、oldboyくんの睡眠導入剤替わりをしてもらっている。
登場人物の中でも一番好きなのが「手裏剣の名手・杉原秀とウナギの辻売りを商いとする・又六」の関係である。
ただ残念なのは、この2人が同時に登場するのは2編だけだったと思う。
「池波先生」天界から、この二人の事をたくさん書いて欲しいものである。
たった数行のメモではあるが、これだけで書きたい「雑感・雑記帳」の構想がうかんでくるから不思議だ。

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 ブログを書くようになってから、もう10か月になる。
ただし公開記事数はようやく全部で30ほどで、月3篇程度。
oldboyくん、プレッシャーのないのが一番、自分の楽しみとしてやっている。
こんな失礼な記事でも読んでくださる方がジワジワ増えている、ありがたいことである。

 このメモ作りを始めたのが2017年の5月、ブログ記事のためのものではない。
「ほれそれ、あれあれ」にわずかでも抗(あらがう)ためのものである。

 だがこのメモ書き実践、もともと意図していなかったブログ記事を書くための素材として、今では大いに役に立っているが、実際の会話中の(ほれそれ、あれあれ)の改善・即戦力としてはコスト・パフォーマンスも悪く、じっさい、どれだけ効力があるのかは大いに疑わしい。
しかしoldboy-elegyくん、この作業を今後も継続することには変わりはない。

    Viva  「ほれそれ、あれあれ病」に賛

          了
        oldboy-elegy

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