oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

(雑感・雑記帳 No.26 ) 1・ 世の中にあふれる言葉から、琴線に触れたもの、おもしろいもの、憮然としたものなどを拾い、彼的にコメントしてみた

ブログを始める数年前から、メモ取りを、習慣化するよう意識してきた。
なにも自慢話ではない、歳のせいか、物忘れが激しく「おい、それそれ、
ほれほれ」と、頭にはそこそこ鮮明?な像があるのに、名前や言葉の
アウトプットがままならない。

その為のささやかな抵抗手段の一手としての主旨である。




ただこれとて、意識の底に預けておけば、どうかしたはずみでヒョイと

口から転がり出るこもある。
悲しいかな、それでは、人との会話の戦力にはならない。

まあ、認知症の進行に些少の抵抗を試みる位の意味はあるだろう。

ソーシャルなことで、すぐに必要なときは、パソコンの検索システムと
言う
文明の利器もあるのだが。

このあたりが、メモ取りのタイミングである。

今日は、そんなこんなの中から拾った言葉に、oldboy-elegy君的な
コメントを
加えて、二つばかり記事にしてみた。

もちろん、「独断と偏見」でもって綴るのはいつもの通りである。


うまくいけば、この形式で定期的に記事化してもおもしろいかも、
と思っている。
それゆえ、タイトルの頭に、取りあえず  1・と入れてみた。


では、さっそく一つ目のお題にとりかかる。


                第一話


               拾った言葉 

         「自分のこの手で日本を動かしたい」

この言葉
メモからのものではない、ずっと長く意識の片隅に住み続けた「妖怪」の
ようなものである。
「なかなかに、粘着質」のある文言である。


この言葉を聞いてから、もう何年になるのかも定かではない。

f:id:oldboy-elegy:20201030092806p:plain



入手媒体はテレビのニュース番組からのものである。
場所は東京大学の入学試験、合格発表の会場からのものだ。

テレビ局の男性インタビュウアーが一人の若者(男性)にマイクを向けている。

「合格されたのですか?」
「ハイ」と若者は、当然と言わんばかりの風情である。
嬉しそうにも見えない。

「将来は?」の質問にたいする返答が、上出(じょうしゅつ)の
「自分のこの手で日本を動かしたい」と言うものであった。

これを耳にしたoldboy君
「ウヒャー!!」と固まってしまう。

ただ「非難」とか「傲慢」と言うより、自分とはあまりにかけ離れたお方
であり、存在であったことが原因だったと思うが!?

しかし、考えて見れば、このような人を「好ましく」思う人も「世の中には」
一定数、存在するのも、これまた事実である。

一見、当然であろうと思う事でも、全ての人が「シロ」と同意見で
まとまることは「殆んどない」のが、この世の常である。
その反対もまた、しかり、である。

真逆の色相、白と黒との間には無限の数のグレーが存在する。
そう、全てRATIO(割合・率・比)だけの問題である。
この考えはoldboy君の昔からの持論である。


oldboy-elegy君、ただ、この方とお近づきになるなり、友人として付き
合うのは遠慮させていただく。
それ以前に、この東大生君に「こんなアホと話するのも時間の無駄」と
思われるのがオチであろう。

この方、その後、どうした人生を歩まれたのかも知りたくもない、

あの言葉
「自分のこの手で日本を動かしたい」

ただただ単純に、脳裏に焼き付いていただけのことである。
そして今日、記事としてUPした、もう忘れようと、彼なりにふんぎりが
ついたはず。

             第一話 終わり

**************************************


               第二話

              
              拾った言葉

     
「こいつら、周囲に人間が居なくなったら、互いに顔を合わせ
      会話してそう」

一話目が、oldboy君的に気持ちよいもので無かったので、二話目は少し
趣向を変えて、彼好みの「シュール」であり、チョット頬(ほほ)の緩む
「ことば」でゆきたい。

※シュール 非現実的だが、あっても良いなと思わせる事象。
                        by  oldboy-elegy

たいへんに申し訳ない事だが、「秩父市」と言われても、関西の人間
(特に、ウスラ馬鹿ぎみのoldboy君)にとっては東京の北部ぐらいの
認識で「埼玉県」か「茨城県」かはっきりしなかった。

記事を書かしてもらう上で、申し訳なく思いしっかり「検索」さして
いただいたのだが「茨城県」の読みは「いばらけん」で、大阪府にある
茨木市」も、正式には「いばらし」と読み書く、らしいこと、今日、
初めて知った。

漢字の二文字目の「き」は「城と木」で違う。

この歳まで、なにげに「いばらし」「いばらけん」と、思いこんでいた
のである。

そのほか、この事で、やおら「検索」の深みに嵌り、ほぼ30分ほど、
回遊してしまった。

有難いのではあるが、ひとつの「文言」で始まった「検索行為」が
「無限ループ」に落ち込み、謎がナゾを呼び、ついには、「言葉の大海」に
嵌って(はま)しまうのである。

最終的に、自身に「強制」して、いい加減なところで「ストップ」をかける
しか、終わる方法は無い。

まあ、それだけ「彼・oldboy-elegy君」は無知で無能なお人である、
ことの証明かも知れない。

すこし寄り道した感があるが、許しを乞う。

場所は、埼玉県・秩父市の「秩父珍石棺」通称「人面石博物館」なる
私設の博物館でのおはなしである。

ここを訪問したことの「ある・ない」はともかく、「人面石」なるネット
画像を見た方は、けっこうおられるのでは、思うがどうだろう。

現在の女性館長の「お父さん」が、半世紀にわたり収集した河原(川は荒川)
の石、それも「人の顔」を彷彿させる、大小の石を展示した、いわゆる
「珍石」の「人面石博物館」なる施設である。

その数、なんと約1700体(顔・面)もあるとのこと、日本はおろか、
世界にも類を見ない、珍しい博物館である。

f:id:oldboy-elegy:20201030035622j:plain














この画像
秩父珍石館」様の許諾の上、掲載させていただいています。
もし近くにお出かけのおりは「あなた自身に」に会いに行かれてはと、
お勧めする。


上掲の写真画像は一例である。
中には、政治家や芸能人、ユーモラスなものからムンク「叫び」的な
アートなものまで、探せば、必ずあなた自身にも会えるはず。

これでこの「秩父珍石館」なる施設の概要を分かってもらえたと思う。

今日拾った言葉の
「こいつら、周囲に人間が居なくなったら、互いに顔を合わせ会話してそう」
への筋が見えたはず。

この施設に「名無しの権兵衛」なる外国人が訪れ、人面画像を自分のネット
媒体で発信した際の、これまた「西洋人の名無しの権兵衛」なるお人のコメント
が、今日の拾った言葉なのである。

たんに、驚き、おかしさ、の直接的な表現ではなく、それを超越した、
なんとも言えぬユーモアにしてシュールさが加わった「ことば」には嫉妬
(しっと)さえ憶える、

oldboy-elegy君も、意識して、このような「文言・文章」がタイムリーに
口にし、文章にできる能力と感性があればと、切に思う。

その意味で、今日、取り上げさしていただいた。

もう一度書く、
「こいつら、周囲に人間が居なくなったら、互いに顔を合わせ会話してそう」
の文言である。

ちょっと想像して欲しい、
夜も更け、人気(ひとけ)のない深夜、これらの「人面石くん」達が、
「ピーチク、パーチク」談笑の最中の情景を。

ヒョットすれば、それは現実の事かもしれない。
彼等は、人の気配を感じた瞬間にお喋りをやめ、ダンマリをきめこんで
いるのだ。
想像するだけで、怖いより、楽しい思いが優先する。

あなたの家に、もし空き部屋があるなら、きっと、このような事になって
いるはずである。


これでもって、今日の第一話の気分が吹っ飛んで、こころおだやかに
「おねんね」できると言うものである。


             では では

               了

                                           oldboy-elegy

oldboy-elegy.hateblo.jp



 </p