oldboy-elegy (27)先日、おしりにオデキが・ 遠い昔、母に作ってもらったドーナッツ型の座布団を想い出す。
左に掲げたこのイラスト画、複数の疾患によるもので,oldboy君のつい最近までの状態である。
同時に情けなさの極みでもある。
ひとつは、右臀部頭頂部から肛門(失礼)にかけて、できもの(河内弁ではデンボ)が発生、椅子に腰かけるのも、座椅子に座ることも無理、たっているだけならまだしも、それではなにもできぬ。
ただただベッドに横になり、ラジオを聞くか文庫本を読むのが関の山。
テレビはボード上で右60度ほど回転させれば寝たまま視聴できるが、最近は
殆んど見なくなった。
サッカー、ラグビーなどのスポーツは好んで見るが、野球には興味がない
御仁である。
※oldboy君スポーツ記事を2編ほど書いたが、そのへんのところを「独断
と偏見」を持ってUPしてある。
このブログの「了」の下にリンクしている、よかったら見てくれ。
お尻がなにかに触れないかぎり辛抱はできる。
これでも彼、一応、最下層のブロガーでもある。
記事を書こうと座椅子に座り、左足を右臀部の「できものの」前部にはさみこみ
お尻を少し浮かせたスタイルで仕事?をしょうとするが、ものの10分も続かぬ。
やがて持病の「腰痛」にまで影響、腰をねじったままその場からリタイヤ―、
ベッドにドタッと、ご帰還。
今回の記事も、はたまた「しょうむない」脱力系のものである。
「しょうむない」は「つまらない」の河内の方言である。
いつも思うのだが、なにか「世のため、人のため」になる記事は書けないものかと思うが、どうも無理なようである。
★
ことのおこりは、つい最近のこと。
おしりの右側、最頭頂部(突端)やや内側付近から肛門(失礼)にかけてハレモノが発生、診療科目で言えば当然、「外科」だろうが、oldboyくん、何故か、同じ病院の「皮膚科」での診療。
外科に行けば、その後の成り行きが目に見える。
若い女性の看護師さんの前で、
ズボンを脱いだうえ、お尻丸出しのまま「診察ベッド」に寝かされ即「切開して
膿を出しましょう」の男前院長のご宣託が待っているはず、気が進まぬ最大の
理由である。
当然、彼なりの「あさはかな考え、あっての「皮膚科」選択なのである。
皮膚科の先生は女医さんで、長い間「頭皮荒れ」の薬を処方していただいていた。
結果、1年後の今、ほぼ完治の状態であり、ときおり風呂・シャワーのあと塗布するだけである。
つまり、長い付き合い?にかこつけて、患部を見せることなく、「抗生物質製剤」かなにかを頂戴しょうとの目論見であった。
この考えは成功、抗生剤軟膏を1本、処方して頂き帰途につく。
とうぜん、おしりの状態はよくないままである。
バスの中での、シッティング・スタイル?(座り方)がこれまた難しい。
正面を向いて、ドカッと座るのが困難なのである」
やや半身の構えで、おしりの左半分のみを座席シートに預け、右半分は患部が
バスの座席に触れぬよう「空中遊泳」の状態なのだ。
とうぜん姿勢は右臀部をかばうため、右半身(はんみ)が不自然な格好になる。
それなら、手すりやツリカワを頼りに「立てば」とおっしゃる方もいるだろう。
しかしガラガラの車内、これもまた不自然である。
「お立ちの方、危ないですからお座りください」と車内案内でお叱りを受ける
のが目に見えている。
実は、今回の「でもの、はれもの、デンボの類」は初めてのことではない、
もう随分の付き合いの仲である。
oldboy-elegy君の記憶に初登場するのは「小学校低学年」のころ だったはず。
当時、学校が「体質改善のための薬」と称して、希望者のみに、月一回程度の
注射を有料でしていたことがあった。
母がこれに申し込み、クラスの生徒数人と注射のため保健室に行っていた記憶が
ある。
この注射の名前が「アホの注射」いや間違った「アオの注射」という体質改善の
ためのものであった。
当時、クラスの参加児童、数人と「アホのお前の為の注射や」「アホ、治るんか」
などと言い、ふざけ合っていたことで、記憶に残っていたのかも知れない。
「アオの注射・体質改善・薬・戦後10年~20年・エーオーの注射・AOの注射」など言葉を縦横斜めとgoogle検索にかけてみたが発見できなかった。
しかし今は亡き母が、有償にも関わらず、oldboy-elegy君のために申し込んだ理由は、この、できもの癖(くせ)以外に思い至らないのである。
まさか「アホ・バカ」を治そうと思った訳でもあるまい。
いやいやヒョットしたら、それが本当の所だったかも知れない。
頭の悪さを治す薬なら、クラスの全員が参加しているはずである。
この注射以外にもう一つ、この「デンボ体質」に、母の意思を明瞭に感ずる事柄があった。
それが母、手作りの「ドーナッツ型の座布団」である。
この事と併せて考えるなら、間違いなく「アオの注射」はoldboy君の右尻に定期的にお出ましになる「デンボ体質」を思っての対処であったことは間違いのないところであろう。
上掲のイラスト画像は、食べる「ドーナツ」であるが、今はそれを忘れて、
形のみに焦点をあててくれ。
そう、これは、ドーナツ型をした座布団である。
言われて見れば、そのように見えて来たのでは?
賢明な読者諸氏にはoldboy-elegy君が、これから言いたいことが見えて来たのでは。
御明察、「臀部デンボ、保護のための新型座布団orクッション」である。
当時、母に作っていただいものである。
断わっておくが、決して彼がリクエストしたものではない。
色はともかく、このような形、学校に持ってゆけば、クラスの者たちの「笑いの
タネ・ネタ」になる事必定である。
それに普段から、たがいに多少の確執を持つYなどは、これぞとばかりに囃
立てるに決まっている。
「oldboyのやつ、デンボと言うとるけど、ほんまは痔ちゃうか」
おれがいくら否定しても、きっと「痔持ち」にされかねないのだ。
母の作ったこの座布団の「色目」も憶えている。
帆布製の濃紺であったはずである。
しかし、はてさて、これを学校に持って行き、尻に敷いた記憶はない。
あるのは、家で食事どきに、使った記憶があるような。
ここまで、「デンボの状態」が逼迫すれば、火山爆発・ERUPTION(エラプション)
はすぐに始まり、母に膿を出してもらえば、たちまち痛みは無くなり、正常運転に戻るのである。
またまた、忘却の彼方にあった、母との思いでが一つ眼前に像を結んだのである。
きっとこの「ドーナッツ型座布団」は、学校でのデビューは無かったのかもしれない。
さて問題はこの度の「デンボ問題」の「終結の仕方」をまだ報告していない。
「皮膚科」で抗生剤の軟膏をもらった後の話である。
これまでの経験から鑑(かんが)みるに、間もなく「火山爆発」が起こるのが普通で、いやそうなるはずである、とoldboy-elegy君、タカをくくっていたのである。
ところがどっこい、このたびのデンボは翌日にもその次の日にも「爆発」が起こらないのだ。
うっすらと滅菌ガーゼに「血」の痕跡が付き(尾籠な話でゴメン)、「スワッ・始まった」と思ったがソレッキリ。
ベッドの上でモンモン、としていたが、ここで気持ちが崩れ、「タイムアップ」
明日一番にクリニックの外科に駆け込もうと決断、そして今こうして「ブログ記事」
を書くことが可能になった。
そんなことなら、初めからそうすればいい事とと、読者諸氏は思われることだろう。
そこがそれ
女性看護師さんの前でパンツ一つでウツムキ、お尻を出す、恐らくイヤ当然肛門も見えているはずである。
この事のみで妙な「矜持・きょうじ」に囚われるoldboy-elegy君、もうそんな歳でもあるまいに。
いやいやこればかりは「人であり、男である限り」捨て去るわけにもいかぬ。
またも今回の記事もユルユルもんであいすまない。
口角泡をとばし、なにかを主張するでもなし、読んで、なるほど為になった、
などおよそ無縁にして無関係のものである。
そのうち、ちっとは「香辛料」が効いて「なるほど」と言ったものも書けるかも
しれない、いやいやoldboy君には無理かな。
ほぼ完治したお尻をさすりさすり、今宵もこれにて失礼する。
ではでは
了
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