oldboy-elegy のブログ

ずいぶん長きにわたりグータラな人生を送ってきたもんです。これからもきっとこうでしょう、ハイ。

(雑感・雑記帳 NO. 46) 河内のガキンチョの言う「コマンタレブー」・フランス語を愛してやまないかた、こんな下品な話になり、ゴメンナサイ

★1 はじめに

oldboy-elegy君、これまで幾度となく記事にしてきた経緯がある。

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それは彼自身、大阪は河内生まれの人ではなく、母に手を引かれ、
流れ付いた
土地が、たまたま、ここであった、と言うのが真相だ。

それまで、母と二人して、西日本各地を点々とする、故郷を持たぬ
根無し草
同様の生活を送っていた。

世人の子供達はもう小学校も始まっている。
意を決した母が、半ば強引に乗り込んだのが、父のいるこの地であった。

父は正妻との間に、二人の男子を持つ身で、oldboyくんの母は「お妾、
二号さん」と
言う身分になる。
自分の公的保護者は母であった。
両親が亡くなった現在も俺は母の名字を受け継いでいる。

小学校に上がったのは、一年生の夏休みも近いころの季節であった。
oldboy-elegy君、幼稚園も知らず、この時が初めての学校体験になる。

登校初日のこと、今でもハッキリ憶えている。

教室の床に大きな白い模造紙をいくつも敷き、四方八方から子供たち
が寄って
たかってクレパス、クレヨンでお絵かきの最中であった。

俺は女先生に促されるままに、皆の間に入り、側の女の子のお絵かき
道具を
借りて参加していた。
母は後ろの三角戸棚の脇に着物姿で立ちこちらを見ている。
今にして思えば、心なしか、彼女の表情には安堵の色が浮かんでいた
ようにも思う。


爾来、この地、河内を我が身の故郷として生きてきた。
まわりの、人達も、この聞き慣れぬ言葉を喋る風変りなoldboy君を
受け入れ、いっぱしの「河内もん」として接してくれたように思う。
※爾来(じらい) それからのち。それ以来。

★★2 

oldboy-elegy君、この風土に溶け込み、長ずるにつれ、なんの違和感
もなく
この地を我が故郷として育っていくことになる。

ここは、河内の真ん中「中河内」で、すぐ西は大阪市、東は信貴・生駒の
山並
に突き当たる。
その間を国鉄・関西線と近鉄名古屋線が東西に走る。

良し悪しは別に、この地域、人の気質・言葉を中心に独特の風土を封じ
込めた地域として、
存在していた。

学校の夏休み期間など、河内のアチコチで盆踊り大会が開催され、そこに
地域の連中と遠征組が、初めから喧嘩目的に集まり大乱闘が始まる。
なお音頭は河内音頭である。

毎年、盆も終わるころ、あそこで人が亡くなったとか、多くの人が警察に
連れていかれたなどの、噂が流れるのである。
冬は2月の節分会が、これにとって代わる。
なんのことはない、たんに喧嘩好きなだけである。

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長年、この地の天台宗末寺の住職を務めた「今東光・コントウコウ」
さんの奥さんが、放送局のインタビューにこう答えておられる。
「檀家衆も含めて、喧嘩・博打・夜這い・女郎買い、こんな話ばっか、
放送
もできひん」と嘆いておられたとのこと。

そう言えば、「東光和尚」もこの地の人達に当初から受け入れられた人で
あった。

なにか、同類同志の匂いを、「河内もん」は嗅ぎ分ける能力に長けて
いる
のかも知れない。
その証拠に、今さんの小説、特に河内もんを中心に、この地で開花した
のである。
一方、oldboy-elegy君、開花とは言わぬが、よろしくやっていた。


★★★3
コマンタレブー


さて最後に、この地のガキンチョ(餓鬼・品のない腕白坊主たち)たちの
間で流行っていた、フランス語?を紹介せねば終わりがこない。

ただ真剣にフランス語を追い求めている人には、チョット失礼かも
知れぬが、
そこはそれ、昔の子供たちの戯言として見逃し許して欲しい。

なんなら笑って済ましていただければもっと良い。

それでは始める。
まず、国連などでの公用語としての仏語の地位は英語の次とされる。
日本語?ましてや河内語??、なぬ日本語!小さい小さい、河内語、
存在なし。


「ご機嫌いかがですか?」は仏語で「コマンタレブー」と言うらしい。
oldboy君、フランス語も全くの門外漢で、大学での第二言語としても
縁は
ない。


ただ「コマンタレブー」は音として聞いた覚えはあるが、英語で言う
「How are you?ごきげんいかが」であり、それも最上級の改まった言葉
とのこと、これは知らなかった。

この品格ある言葉、誰が餓鬼どもに教えたか知らない。

その発音からくる感じ「コマンタレ」が、なんとなく日本語ポイのと
最後の「ブー」はブーで、河内のガキンチョの好きな「オナラ」である
ことは
言は待たない、失礼。
河内の餓鬼どもの流行り言葉になる要素、満載である。

そこで「コマンタレ」を「河内弁」の「こましたれ」として「いてコマシ
タレブー」と言いながら、お尻にゲンコを当て、握りっ屁(ぺ)を作り
気に入った女の子に向かって、ちょっかいを出すのである。
この河内弁を訳すなら「やっつけろ・ブー」ぐらいのこと。

下品なことこの上ない。

今思えば、男同士でこの「言葉」と「仕草」を仕向けることは無かった
はず。

ある意味、こども同志の求愛ダンスの様なものかもしれないと、今になり
思い始めている。

これにはいくつかのパターンがあり、他に「おならかましたれ・ブー」

それに「あかんたれブー」もあったと思う。
しかし最後の「ブー」は変わらず握りっ屁に変わりはなかったはず。
やられる対象者はもちろん女子である。

だれが教えたか知らないが、チビッコの間に意味も判らぬまま、流行って
いたのである。
そのことが河内全域か、あるいは、oldboy君の住む近所だけの子供の戯言
(ざれごと)だったかは分からぬ。

何べんも言うが、ホンにつまらぬ馬鹿話、ゴメンなさい。


★★★★4
合掌

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今日の記事中に、今東光さん が登場されている。
東光さんと言えば、必ず出てくるお方が瀬戸内寂聴さんだ。

その彼女、先ごろ(2021年・11・09)に亡くなられたの訃報が入る、
99才であったと言う。

因みに、「今東光」さんの「東光」は本名で、法名は「春聴・しゅん
ちょう」
とおっしゃった。
一方、「瀬戸内寂聴」さんの法名「寂聴・じゃくちょう」は東光さんが
名付け
親である。
ご自分の「春聴」の前の部分、春を「寂」として、併せて「寂聴」とされ
たとか。

★★★★★5

今東光」さん、「oldboy-elegy」くん、比ぶべき存在ではないが、同じ
よそ者ではあるが 同じ「河内者」として当初から受け入れら
れた事は
同じである。


なにか、チョットした、「悪さ」の匂いを嗅ぎ取り、同類と認定して
もらった
事が、ことの始まりだったように思うのだが。

oldboy-elegyくん、ナマの「今東光・コントウコウ」さんにお会いした、
「イヤ遠望したと言うことの方が正確かな」ことがある。

俺達の、成人式のお祝いのスピーチが彼だった。

その上、彼のスピーチの一部分を幸か不幸か憶えている。

それが、宝塚の「ラインダンス」を見て
「あるべきところにヘソがない、不自然だ」
と成人式の会場で、マイクを
通じて、仰ったのである。

踊り子さん達は、コスチュームの下に、肌色の下着を付けていたのに苦言
を呈した格好である。

彼の彼たる、真骨頂である。
と同時に、50年以上昔のヨタ話を、こうして記憶している自分にもあきれて
しまう。

         でわ でわ お休みなさいませ


                了
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(雑感・雑記帳 NO. 45 )「オワコン」10年ほど昔の、ネット流行語大賞5位・今では、この言葉自体が「オワコン」になり、自己完結したと言う話

★1 はじめに

「お兄ちゃん、そんな言葉、いまごろあんまりはやらんよ」と固定電話
口の
向こうで、7才歳下の妹が,侮蔑とまでとは言わないが、あきれ口調で
宣(のたま)う。

「お兄ちゃん」とは、不肖わたしoldoboy-elegy君の事をさす。

最近、ブログ記事から仕入れた「オワコン」なる言葉がある。
とは言っても、書き手の年恰好(としかっこう)も性別も判然と
しない。

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左の情けない図画は位牌のつもりである。
亡くなられたのは「オワコン」さんだ。











「オワコン」なるネット用語
自体が「終わったコンテンツ」になり、
「オワコン」
が「オワコン」になった、と言う。

一時代を象徴した言葉が「死語」となり下がる様子を具現化したものとして
位牌を掲げた。

oldboy君、「オワコン」の「ン」の字と「ソ」が頭の中で混濁し判ら
なくなってしまった。

情けないこと、この上ない。

その言葉とは「オワコン」なるもの。
な~んだそんなものと、皆は言うだろう。

虚勢をはるつもりはないが、以前から見聞きはしていて、そのおよその意味
は察しは
ついていた。
だがコンが何を指すのかは、もう
ひとつはっきりしていない俺がいる。

「コンサート」「コンプリート」「コンフィデンス」などそれとはなしに、
いろいろ代入してみるが、
どれもしっくりこない。

もちろん、「グーグル検索」なる宝刀も存在するが、右手ヒトサシ指一本で
印字する身、そこまで
してまで知りたいとも思わぬ。

この時代、干からびた、oldboy君の頭に流入する言葉は数知れずあるが、
その一つ一つに明確な意味を与え、記憶さす必要も感じない。

ましてや、彼の記憶野を司る脳のシワも、摩耗が進みそれどころではない。
必要としてインプットしたハズの言葉も、ツルンツルンと滑り落ち、忘却
の彼方に飛散する。

長年蓄えた、つまらん記憶をトドメルだけで精一杯の、ご様子である。


★★2

正解はコンテンツ(CONTENTS)だと言う。
なるほどと一瞬思ったが、すぐに???となる。

そう、この言葉、理解するのになかなか厄介なもので、使う場所、使う人達に
よって千変万化(せんぺんばんか)するシロモノ、一筋縄(ひとすじなわ)
でこうだとは決め付にくいものがある。
※千変万化 さまざまに変化すること。

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基本的な訳語としては、複数形として「中身・内容・ねた・・」とある。
※グーグル翻訳 と 1985、研究社版、新英和中辞典 から

この「オワコン」なる言葉がもともと存在してたわけでも無い。

そうインターネット上の流行り(はやり)言葉である。
十数年前から使われるように
なり、2011年には(ネット流行語大賞)5位
にも選ばれたことがあると言う。


インターネットやパソコンの無い時代では出現しない代物だ。

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いま、手元の英和辞典(1985・第五版・研究社)を天眼鏡を使って見て
いる。
まだパソコン、インターネットに侵されていない時代の辞書である。
※天眼鏡(てんがんきょう)凸レンズの拡大鏡

結構な字数での解説はあるが、「オワコン」に通じる言葉は当然存在
しない。

CONTENTの複数形で「書物・文書などの中身」とあり、これが元意で
インターネットが進化するにつけ「映画・テレビ番組、マンガ、アニメ、
ビデオ、ゲーム」などのあらゆる娯楽媒体が「コンテンツ」一字の
基本概念と一体化し、用語の意味の拡大化が行われたのだと思う。

その最隆盛期から、十余年、世は巡り、「オワコン」そのものが、この意味
で「終わったコンテンツ」として、葬り去られようとする今日この頃である
らしい。


★★★3

もちろん、この話、自分より一世代(10年)は若い感覚の妹ぎみからの
ご教授である。

いくら妹でも、彼女へのクレジット無しで、書き、記事化するのは気が引けた。
それ故、記事の冒頭に出てもらい、ある程度のサジェッションをいただいた
ことを告白しておく。
※サジェッション ここでは指示、示唆を言う

結論として「オワコン」とは「ブームも去り、時代が必要としなくなったコン
テンツ」のことで、最近ではその「オワコン」なる言葉自体が「オワコン」

になりつつあると言う、ややこしい話である。

「お兄ちゃんはお兄ちゃんらしく、昔の匂いのする、文章でエエヤン」
と諭される始末。

彼oldboy-elegyくん、もとよりそのつもりであるし、それしか出来ない。


全体的には意味は想定内だが、これで「コン」がはっきりした。
「めでたし、めでたし」と言うことである。



よくよく、思うに、我が妹、高校時代は演劇少女であったことを思い出す。
それも、舞台俳優ではなく、裏方をしながら、シナリオもこなしていたらしい。

一度、京都大学西部講堂脇の広場で、当時の反体制劇団?アングラ劇団、
唐十郎の「状況劇場・テント劇場」へ、妹に請われるままに行ったこと
がある。


演目はたしか「腰巻お仙」でなく「
ベンガルの虎」だったはず。
妹の愛読書は?そう思い出した、演劇理論の大著ベケット全集」で
あった。
因みに、oldboy君、この本、自慢じゃないが
一読もしたことはない。

「オワコン」は別にして、ほぼ50年前の話にもつながる。
テント劇場脇のはだか電球の柔らかい光と温もりが何故か残影としてある。
妹には失礼だが、齢(よわい)重ねた兄妹の話でもある。
 

                       了          

                          oldboy-elegy

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(雑感・雑記帳 NO. 44 ) 名無しの権兵衛さん曰く、「大学って、サンガク部なんて、あんのかよ、男でも入部OKなん?」「・・・お前なに考えてん?」


        
                 
      

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  ★1 はじめに
     自分の目の調子と文字列におけるフォントについて少し

oldboy-elegy君、ここ半年ばかり前から、ブログに関するチョットした
悩み事を抱えている。

それは記事を書く時の、文字列の事、IT・PC で言うところのFont
(フォント)に関することである。

ブログ立ち上げから間もないころの記事中で、目の冴えない状況をぐちり、
チョットした手術をしたことを報告した事があった。

その不都合とは、医者曰く、瞼の筋肉が緩み、まつ毛が眼球にあたる、
いわゆる逆まつ毛状態で、それが眼に不快感を与える原因になっている
とのこと。

余りに的(マト)を得た、ご説明、こうして書くのも腹ただしい。

老化現象?それもそうだが、30才後半の若い人にもママ見られるとの事、
気を付けてくださいね。

この手術は上手く行ったのだが、同時に医者に、右目が初期の白内障
診断されて、この2年間、眼科に通院、経過観察と目薬3種類を処方して
もらっていた。
症状は良くなることはない、ただただ現状維持がせいぜいで、手術の
タイミングを計っているようなもの。

ここへきて、目が少しかすみ、本、特に文庫本・新聞・それに肝心のパソ
コン文字の読み書きに弊害が出始めたようである。

ここで、先ほどのパソコンのフォントの事にもどる。

読み、書き の作業が、標準フォント100%の細字に少々つらいものがある。
それに白のバックにピンクの細事で書かれた文字、ましてや80%のフォント
文字などは判読お手上げ状態である。

一番の問題は、記事を書くことで、最近はフォントサイズ(大きさ)を変えずに
フォントウエイト(字の太さ)のみ替え、同じ太さのまま、フォントカラーで
変化をつけるように、しているつもりだが、はたして。

つまり、申し訳ないが、自分の記事の書き良さを重点にして、作業している。

従って、今書いている、この記事の文字列が、oldboy-elegy君の「標準
フォント」となり、あとは「カラー・フォント」で変化を付けようかと
思っている。

書く事自体は楽しくやっている。
目を含めた体調全般のこと、考えてもセンナイこと、あとはこれまで通り気楽
に楽しくやって行くつもりである。
※ (センナイ・詮無い)   仕方がない事

ただ体調全般としての調子はすこぶる良い、朝の寝覚め時など、今から
100メートルダッシュが、可能な気分になることもある。
しかし、ベッドから起き上がると、この地球のG(重力)の現実に思い
知らされることになる。

               ★★2

           ここから今日の本題である 
  ユーモア賞?「聞いてニッコリ、少しクスクス、のちにチョット考え込む」

ある関西の私立大学、新入生歓迎のオリエンテーション会場でのことである。
新入生が通る花道は、体育系クラブはもとより、文系クラブも含めて、
新入部員獲得の場で、華やかで楽しげな光景が映し出されている。

そこに、この情景を取材していた、関西限定のテレビ局の映像がニュースで
流れていた。

その会場でマイクが偶然、拾った言葉がこうである。
名無しの権兵衛さんが、映り込んでる訳でもない、音声だけであった。

それが今日のタイトル
「おい大学ってサンガク部なんてあんのかよ、男でも入部OKなん?」
「・・・・お前なに考えてん?」
これである。

 

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彼は「サンガク」を「産学」と理解したようだ。

つまり「山岳部」を「産学部」あかちゃんを産むことを学ぶ部と想像した
のである。

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近頃はやりの「産学連携」とは考えにくい、なぜなら「産学連携部」なる部名
など聞いた事がない。
また役所の中にそんな部署がoldboy-elegy君の知らぬまに創設されたのかは
知らない。

この学生(新入生)の相方が
「お前、なに考えてん?」と問うているのを、考えると「産学部」で、
「産むことを学ぶクラブ」とするのが自然だと思う。

この音声は偶然か、わかっていて流されたのかは分からない。
もちろん、この事に言及したコメントもなかった。
気づかない視聴者がほとんどだったろうと思うが、果たしてどうか。

じつはこれ、そこそこ以前の話である。

この話、ブログ立ち上げ(2019・04)から三か月後に記事にしてUPしたものの
リライト版の位置づけと理解していただいてもOKである。

当時は可笑しく、面白く感じたものだったのだが、今では少し事情が変わって
きているのである.

往年(oldboy-elegy君の学生時代)の山岳部、登山部は文字通り山登りを
するための部活、一択である。

20kg~30kgになんなんとするリュックを背負い、もくもくと歩き、難所高所を
技術や気力で踏破する、ある意味、禅の修行僧のようでもある。
※ 踏破・とうは   困難な道や長い道のりを歩き通すこと

ときおり大学の創立や創部周年記念とかで、はるかエベレストとかマナスル
K2を目指す晴れ舞台もあるが自分が在学中に企画される保証はない。

たとえあったとしても登山訓練以外に調査、費用集め(寄付金集め)
やアルバイトなど、前途に、いくつもの難儀(なんぎ)が待ち受けて
いる。

不思議なのは、oldboy君の大学の山岳部などの学部別構成をみると、
授業で忙しいはずの工学系の学生が比較的、多かったように思う。

果ては留年覚悟の局面もありうる。


今このような大学山岳部に誰が好んで入る?
山の好きな人は大勢いるが多少とも事情を知るものなら避けてしまうのが
普通であり誰も非難できない。

oldboy-elegyの時代の山岳部には、名誉山岳部員なる部員も結構いた、5回生、
6回生の人達である。

山好きな人は多い。
山岳部以外に登山部、探検部、ワンダーホーゲル部、ハイキング部など
自分の希望する山との関わりかたはイロイロである。

近年は一種のブームで「山ガール」、歩きなしのクルマで行く「キャンピング」
などもある。

oldboy-elegy君の読者さんにも、ハイキング・キャンピングに特化したブログ
を運営しておいでになる人も多い。
それも、oldboy君などのブログとは、比べようもないくらいの人気である。


一方、本格登山を目指す大学山岳部は今どこも人材難で部員数確保が喫緊
の問題でもあるらしい。
※喫緊・きっきん 「至急」「急いで」の意味
数人の部員でかろうじて命脈をつないでいる大学山岳部もあると言う。

              ★★★3
  今の時代、ヒョットしたら、あの学生君が言った「産学・産む学問」
  もアリかな、笑っている場合では無いのかも知れない、と思ってしまう

oldboy-elegy君ここでふと考えこむ。
「ヒョットしたら産学部を発想した彼のほうが山岳部を当然と考えたoldboy
より現代的で、より時代性を如実に表しているのでは?」と。

oldboy-elegy君がまだ学生であったころ「サンガク」は「山岳」であり
「山岳部」以外考えにくい言葉で時代であった。

ゆえに、このニュースに接し、思わず「にやにや」したり「くすっと」笑い、
少し和んだ自分がいたのである。


しかしこの「令和」の時代、ひょっとしたら笑えぬことかもしれぬ。

      

                         ★★★★4 
             おしまいに

当時、東京大学上野千鶴子先生の入学式の祝辞が評判になっていたが、
この先生の研究のフィールドが女性学やジェンダー論なのである。

さあそこでだ、この先生のお話の中にもし「サンガク」の言葉が出て来るなら
「山岳」より「産学」のほうが自然で適切ではないのかと思うのだがどうだろう。 

上野先生の「女性学」の中の一分野に「産学部」はともかく「産学」なる
文言があっても可笑しくもないし、ごく自然に聞こえる。


従って冒頭の新入生君の言葉「大学って産学部ってあんのかよ?」も、特別
おかしなことでない時代なのかも知れぬ。

一つの言葉でも時代が変われば変化していくのは当然の事なのだ。
世の中の国語辞書などの有名どころは10年程度で改定するらしい。
ムベなるかなの思いでもある。
※(ムベなるかな) 当然なこと

oldboy-elegy 君の頭を占領していた「サンガクブ」の99%は「山岳部」
である。
いや100%かもしれぬ。

長く人間をやっている彼の常識もどんどん改定されねば(時代に置き去り
されかねぬ)運命にあるようだ。

今日から「サンガクと聞くと、山岳ですか?、それとも産学?と聞き直す
ことにするが、どうだろう「笑われる」かな??!!



               了 
              oldboy-elegy
             
             

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(雑感・雑記帳 NO.43 ) 「ガッシャン・バシバシ・ドテドテ・ボキッ」扇風機がご臨終あそばした時の、擬音を時系列に並べたものである

 

 


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上掲のイラスト画像は、どなたが見ても扇風機である。
ただし、この図柄、どなたが見ても横向きにおねんねしている。

いくらPCスキル不如意のoldboy君でも、なんとか画像回転はできる。
即ち、意識的にそうしたのである。

横になりながらも、回転し、風を送っていた、けなげな奴であった(過去形)

それが何故に「お釈迦になり!」「お陀仏に!」

それゆえ、倒れた画像を、象徴的意味合いで横向きに貼らしていただいた。
すなわち、扇風機の、ご臨終の様子を表したつもりである。

今年の夏、それもまた、お盆明けのころ、扇風機があの世、いや違った、
壊れたのである。


その壊したヤツが、誰あろう、oldboy君である。
その扇風機への鎮魂の意味も込めて、今日の記事にしている、次第である。

まずは、8月の盆過ぎに発生した事故から、その顛末を書く。

★1段

長年、連れ添った扇風機が重篤な故障でお釈迦になった。

我が、敬愛するヘーゲル先生流によれば、見た目は扇風機でも、存在の
合理的理由
(風を
創り、送り出す能力)が無くなれば、扇風機でなく、
もはや、たんなるゴミとなり果てた、と言うことである。


 すべてoldboy君のせいだと思うが、自身、「壊した~」と言う実感も意識も
持ち合わせていないのに、なぜにこうなった。

まだ夜明け前のことである、
oldboy君、なんの過不足もなく、ただ深い眠りの中にいた。

★2段

そこに、突然、部屋中にトドロク、意味不明の轟音。
その音をカタカナで時系列的に書けば、およそ次のようなもの?と想像する。

「ガッシャン・バシバシ・ドテドテ・ボキッ」

「ガッシャン」は、扇風機の倒れる音、「バシバシ」前部、安全ガードが
はずれ、羽が木製の床を回転
しながら叩いている様子、「ドテドテ」は扇風機
が床を這いずり、最後の
「ボキ」はプラ製の三枚羽の内の1枚がちぎれた音。

この擬音列、きっとこうだったろうと、振り返り、半分、想像で書いている。

oldboy-elegy君、寝ぼけの中の「半覚睡」状態、、あとでよくよく考えて
みたら、こうだったはず。


彼、通常、夏場睡眠時、暑さ対策のための基本的な準備ルーティン(流れ)
がある。


まず暑さに対処するための道具?一式を用意する。

●1  最低13年は経ている古エアコン(パナソニックではなくナショナル
           時代
のもの。基本リモコンを枕元に置くのみ。
●2  アイスノン枕型(冷凍庫に2個入っている)1個をベッドに持って
          くる。

●3  昔懐かし白いタオル4枚用意する。
●4  最後に、扇風機くんを足元に置くが、風は遠くの天井を向いている。
   以上である。


基本、oldboy君、エアーコンに依る冷房と扇風機の風が、直接体に触れるのを
極端にお嫌いな体質なのである。

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まずエアコンは結構使うが、冷房運転は殆んどない、風呂上りや、就寝の前
数十分で、あとは除湿機能、それもタイマーでセット、一晩中つけっぱなし
にすることはない。
貧乏独居老人の引き算生活(年金からの)のせいもあるが、機械が作る単調な
風に体がついてゆかないのが本当のところ。



それでも、暑さで、寝苦しく、目の覚めることも、ままある。
そのための便利品が「枕型のアイスノン」ということ。
2個あるが、1個ずつ使用。
これで一日の24時間のフルカバーが可能になる。
ただし、フル冷却後のアイスノンは、裸での利用には冷たすぎる、よって
彼の場合、綿の昔ながらのタオルを1枚づつ3枚巻いて、4枚目は枕カバー替わりに三つ折り程度にして頭の下に置く。

明け方に、頭から首にかけて、ボア~と寝苦しさを感じたら、巻いたタオルを
適宜剥して調節すれば、完璧である。

さあ~ここで、ご登場なのが、今日の主役の扇風機くんである。

どう考えても彼(扇風機くん)をあの世に送ったのは自分であると思って
いる。
チョットした彼の不注意が全てと、今は自戒している。

★3段

それでは、今日起った事故までのその必然をoldboy君的に検証
してみる。

全て夏の夜の、安眠のための準備は出来た。

当然エアコンは、除湿モードである。
この時リモコン液晶に同時表示される
温度?があるが、いまだにその数字の
意味を彼は知らない。

冷房時の表示温度と何が違うのだろうか?

いつも、除湿モードの時、意味も解らず、25~28の間を選択する。

基本oldboy君の部屋は六畳のタタミべやである。
ただし、安物のカーペットをその上に敷いている。
部屋から、ベランダに出る部分の床は、巾40~50センチ程度の板床になって
いる。


そう、問題の扇風機はこの板の床に置くのが常。
もちろん、タタミとマットの上より格段に安定する。

自分の 体に、直接、風をあてることはない。

ただ、今日の間違いは、この置き場所が、oldboy君の寝ているベッドに近
すぎたことが全てだったと、検証する。

意識はなかったが、自分の「左足で扇風機を蹴った」ようだ。

倒れた瞬間、扇風機の羽を守る前部の安全ガードがハズレ、回転していた羽
が直接、木製部分の床に回転したまま衝突、経年変化で弱った羽の1枚があえ
なく破断、これが、今日の不幸の全てだと思うが、どうだろう。
破壊の行程はこれであの擬音の説明がつく、
「ガッシャン・バシバシ・ドテドテ・ボキッ」と。

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今、壊れた扇風機の後釜にお座りになっているのは、サーキュレーターと
言う
名の送風機。
アマゾンで手に入れたものである。

床にペタと鎮座し、ゆっくりと部屋の空気を静かにカクハン、壊れた扇風機に
替わり任に当たってくれている。
壊した本人が口にするのは申し訳ないが、回転している羽根の音も聞こえず、
その静音性が気に入り始めている俺。

エアコンの除湿機能、時節柄このごろは休止状態である。
ただし新入りのサーキュレータは音もなく回転し、ゆっくりと部屋の空気を
カクハンしてくれている。

              でわ でわ お休みなさい

 

                           了
                                      oldboy-elegy

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(雑感・雑記帳 N0.42)最近カラースターを購入しだした、そのつまらん理由・「はてなPro様ゴメンなさい!」いったいどういう事?

最近、彼oldboy-elegy君、はてな有料カラースターを購入し、読者様の
記事やブックマーク・コメントの返礼の場に使用している。

このこと、特段の積極的な理由があって、やりだしたものではない。
ただ、彼にとっては、ある意味、自身の心理的バランスを保つための
手段としてのカラースター購入であった。

今日の記事、「昭和・をとこ・の心情の機微」ぐらいに捕らえて読んで
頂ければ嬉しい。

             
はてなブログカラースター  ★<★<★<

およそ希少度は上記のようで、ブルーが最上位、あなたの目的、思惑で
自由に楽しく使ってとのことである。


はてなブログで最近、カラースターを使い始めたoldboy君

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ここ数か月前からoldboy-elegy君、はてなブログカラースターを購入、
気のむくままに配布している。

決して、読者諸氏のブログ内容を、推し量った上でのものではない。

ただ買ったもの、費消せねばなるまい、との緩い圧があるのは事実。


そうそのことで理由を述べておきたくて、この記事を書いている。
そこにはoldboy君流の、情けないと言うのか、あきれた理由が起因している。

彼、これまで、自分のIT・パソコンの技術の拙さと、情けなさを幾度も記事

にし、口にしてきた経緯がある。

決して、おもしろ可笑しく、誇張したものではない、現実がそうであるから、
どうしょうもない。

同時に、そんな時の、OCNのリーモートお助けマンの、活躍も記事にして
いる。

本来なら、ブログなど、皆さまにお届け、披露する側の人間では無い事を、
充分に了解しているのだが、なにをどう間違ったのか、今ここにこうして
ブログ記事を書いている。

それも、はてなブログ様の無料版をお借りし、なんとか曲がりなりにも、
記事の
発信をし、楽しませてもらっている。

月の記事数、3個、2年6か月かけ、やっと90記事チョイ、oldboy-elegy君、
ブログを書く以上に、機器としてのパソコンとの付き合いに
ホトホト難儀した
日々だったとの印象が濃い。


当然、ブログ機能設定蘭(ダッシュボード)などには、はてなブログ
から(PROへ)の移行のお誘い案内が目に付き始めている自分がいる。

その都度「悪いな~、俺にモウスコシPCスキルがあればなー」との
思いに
取りつかれる。


そう、彼のブログを見て頂ければわかる通り「超デフォルト」状態で運営
しているのが現状である。
自慢じゃないが、飾り気ゼロの、超原初のままの手抜きデザインである。


はてなブログPRO」にグレードアップして、より自由度が増し自分流に
カスタマイズするほどの能力を彼、持ち合わせていない事が原因である。

その事を知れば、今、楽しく書いているはずのブログが、何故か自身に
一定の心的負担を与えることになる。


はてなブログ」の会社としては、「早く、Pro」に移行してもらい、
なにか
しらの収入を期待することは、これも当然のこと。

oldboy-elegy君、このことは「はてなブログ」の決まりの内でのことで、
なんら恥ず
べきことでは無いのは重々、分かっているつもりだ。

しかし、何故か、指先に細い小さなトゲがささり、時おりピリピリしている
感覚に陥る。
そう、はてなさんに「無料でオンブに抱っこ」と言う、申し訳ない心理状態

がそれである。


ここら当たりの心の揺れ、昭和生まれはダメですね、グズで。

「自分はこんなに楽しませていただいている、それも無料で」と
、一度そう思うと、どうにもならず、「自分の心のバランス」を得る、
方法として閃いたのが

「有料カラースター」を購入することだったのである。

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調べて見ると、「Pro」の月額フィーと、「カラースター」1000円分が近い
料金
だったことが幸いして、贖罪のつもりで購入し出したのが本当のところで
ある。
まことに、不調法で消極的な話である。
※ 不調法(ぶちょうほう)手際の悪いこと。また、そのさま。

まだ、購読者数も300名様弱で、決まった使用方法もないが、試行錯誤を
重ねて、これから考えたいと思う。

はてなブログPro」への移行を遠慮することで生まれる「チョットした
心の贖罪」を「カラースター」購入と言うことで「心のバランス」を得ようと
したのが事の発端だった。


彼oldboy-elegy君としては、ナイスな考えのように思うが、これはあくまでも
彼のみのもので、他の人に強要する物ではないことを、断わっておく。

それでは、昭和生まれのoldboy-elegy君の「あかんたれジジイのエレジー
(哀歌・挽歌)」ぐらいの話として聞き流していただければ嬉しい。


            でわ でわ お休みなさい


                       
         
                       oldboy-elegy

oldboy-elegy.hateblo.jp



(雑感・雑記帳 No41 )3・ 世の中にあふれる言葉から、琴線に触れたもの、おもしろいもの、憮然としたものなどを拾い、彼的にコメントしてみた


このシリーズ(同じタイトルで)で過去2回UPさしていただいた、今回が
三回目になる。
人様の発信した「ユーチューブ・グーグル検索スレへの反応」等を中心に、
タイトル通りの、oldboy君の目線で拾い集め、コメントしたものである。

所詮、oldboy-elegy君のこと、やや斜(ななめ)目線で世の中を見て、悦
に入っているアホな御仁である。


               それでは早速はじめる。
        
         
           第3弾 の 記事は 下記一話のみ

         あるヨーロッパ系の「名無しの権兵さん」曰く

       ニコンの「このカメラじゃ、UFOは絶対撮れないわね!」

ここで言う(UFO・ユーホー)とは断じて、「焼きそば」のことではない。
未確認飛行物体、ユー・エフ・オーのことである。

 


下のイラストは、UFO(未確認飛行物体)が地上に現れ、人間を拉致した
瞬間の貴重?な画像である。
もちろん、この劇的瞬間を撮影したカメラは「ニコン」ではない?

 

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この言葉 ニコンの「カメラじゃ、UFOは絶対撮れないわね!」は
世界的に有名な日本の「光学機器メーカー」ニコンの新製品
発表の
コマーシャル映像を見ての誉め言葉の一つである。


画像は、昼光の地球上の山中から、白く浮かぶ月を、ズーム
アップし
ながら撮影したもの。
そこには、月面のクレーターや、宇宙と月の間の輪郭線には切り立つ
山々が手に取るように映し出されていたのである。

このニコンのカメラとは、ここ数年、アップグレードを続ける、
新製品のことをさしている。

oldboy君、もともと「IT音痴はもとより機械音痴」であることは、
ブログ
でも公言してきた。

従って、ここでは、いかに光学的に優れたものであるかを技術的に
説明するものでは
ない。
oldboy君が注目したのは、「その誉め方、誉め言葉」のユニークさに
感嘆
して披露しようと、しての記事である。

とうぜん、これ(コマーシャル映像)を見た、国外かろの反応は、賞賛
の嵐である。

この
幾つか、名無しの権兵衛さん風に紹介してみる。

●安定の日本品質
●心のヒダまで覗かれそう
●宇宙飛行士が月に残した星条旗はどこだ
●俺も、このカメラを買って、宇宙人基地を見つけてやる

など、バカバカしいほどの、「男の子}の賞賛で埋められている。

さてここで、少し異質の反応コメントを発見。

それが最初に書いた「このカメラじゃ、UFOは絶対撮れないわね!」なる文言
である。
これまでの反応コメントは全て肯定的なのに、この一文
だけ、なぜか否定的に
感じてしまう。

だが、このセンテンスには「このカメラじゃ、UFOは絶対撮れないわね!」に続く文言があったのだ。
それが「なぜか性能の悪いカメラだけが撮影可能だから」なる一文である。
「ウヌ、まだ???、否定的に聞こえる」

ひとつの文にすれば
「このカメラじゃ、UFOは絶対撮れないわね!なぜか性能の悪いカメラだけが
撮影可能なのだから」
となるが、はたして、この上記のセンテンスが、ニコンのこのカメラをユーモア
を交えながら「大称賛」をしていることになるのか?

この、文章の本意は、
この(ニコン)のカメラでは、これから、もうUFOの写真は取れなく
なるぞ、
なぜならそれは、全て性能の悪いカメラで撮られていたの
だから、
となる。

一見、否定的要素を並べた文面ではあるが「これまでのボロ・カメラでは
実在もしない、UFOと言う虚像(UFO)を撮ることが出来た」がこのニコン
があればそのような
ことはもうなくなるぞ、と言ってるのである。

誰でもが持つ
共通の認識を媒介として、ある意味「高次のメタファー・
METAPHOR」、暗喩として、「このニコンのカメラは、超絶、素晴らしい」

として、最高の賛辞を送られているように、oldboy君は理解する。

一見、誉めているようには思われない言葉が「UFOは実は存在しない」と言う
無言の「常識」を軸に、より間接的表現ながら機能「メタファー」された、好例
だと考え、記事にしたのだが。
※メタファー 直接的表現ではなくとも、間接的、表現ながら、より強い効果
出している。

読者諸氏、いろいろご意見があろうかと思うが、oldboy君の言葉遊びと言うことでお許しを乞う。

        それでは、今日はこれにて   でわ でわ

                             
                           oldboy-elegy

下記記事、短文にて3話掲載

oldboy-elegy.hateblo.jp

下記記事、短文にて2話掲載

oldboy-elegy.hateblo.jp

oldboy-elegy (51)おれ、oldboyくんが、一生分の「運」を使い果たした日?・それと我らが「ガキンチョ・腕白坊主」と「駄菓子屋」のユル~イ一日

 

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左の図、まことに申し訳ないが
ブタではなく、乳牛のつもりで
ある。
5~6回、「モーモー」
唱えれば、やがて乳牛に
見えて
くるはず。


お尻が赤いのと、「首から顔、
前足
から胴の部分、最後に後ろ
脚を
含む、お尻部分」と三分割しそれぞれA・B・C とした。



はじめ言葉のみで説明しょうとしたが、なかなか、状況・意味が伝わらない
と思い、しかたなく、この上手な図画?恥を偲んで書く事にした。

上手、下手はともかく、図の様子はわかるはず。

それでは、図全体を一枚のカードとして見たててほしい。

ではこれより本題に入るとする。


               ★1
    むかし昔その昔、「ミルクキャラメル」なるお菓子が存在した。
    「森永」でなく単に「ミルクキャラメル」であることにご注視。

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ただし一個一個、油紙と言うのかワックス紙とかで個装してあり、見た目も
清潔感があり、人気のキャラメルである。

メーカーは、知れたこと、あの「森永製菓」であり、創業時からの主力品
でもあるらしい。

しかしここで言う、キャラメルは単に「ミルクキャラメル」で「森永」の
カンムリが抜け落ちていた。

  
                 ★★2
     oldboyくんちの近くに「チュウコヒン」なる「駄菓子屋・
               だがしや」
があり、我々チビッコのもらう、わずかな小遣いは 
           殆んどはここで消えていた
はず


oldboy-elegy君の初期のブログにも、この「チュウコヒン」なる言葉が何度か
出てくる。
ただこの「チュウコヒン」とは、この駄菓子屋の、本当の「屋号」でもない、

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この店名、我々ガキンチョが、使うもので、たんに、その様に呼ばれ、流布
していたもので、それ以上でも以下でもなく、もっと言えば「言葉の意味」も
存在しない子供の世界での事である。


ポケットにチャリチャリ、小銭の音がすれば「オ~イ、チュウコヒンいこや、
奢(おごる)ったるわー」程度のもの。

きっと語源は、近所の口さがない大人たちが言う「中古品」なる言葉
から漢字の意味が抜け落ち、音(オン)のみが残り、子供達の間に流布
したのかもしれぬ。

「チュウコヒン、チュウコヒン」と。
※ 中古品 (使用し、やや古くなった商品)
※ 口さがない (他人のうわさや批評を無責任・無遠慮にすること)

そう言えば、oldboy君も、老、女店主の前でも、気にせず、本来の意味も
知らず「チュウコヒン・チュウコヒン」と言っていたはず。

            
                ★★★3
   さてここ、「チューコヒン」でも、「ミルクキャラメル」は売られて

   いた。
   ただし「森永」の物でなく、単に「ミルクキャラメル」であって、
   意匠(化粧箱)も当然違っていた。

それが証拠に、我らがスーパーマーケット(チューコヒン)には本物は
置いていなかった。
きちんとした記憶はないが、恐らく価格も倍ほどは違っていたはず。

それに、この品、「あてものカード」が内封されていて、カードの種類に

より1箱から10箱の「ミルクキャラメル」がもらえる仕組みなっていた。
その一部が最初の図と言う訳である。

個ではなく箱で、こども心にも、なんとも豪気な景品である。

それでは、ここで「当てものカード」の種類を書いておく。

●4 なんとビックリのハズレなし。ただし乳牛さんが図のようにA.B.Cに
  分割され
それぞれの、部分が赤色で明示される、3部分揃えば、カード
  と 交換に一箱貰え
る仕組み。
●3 初めから、乳牛さん、全身が赤の場合、即その場で一箱。
●2 そして、銅賞なしで銀賞が五箱
●1 もちろん、一等賞、金賞で10箱、夢のゴールドメタル
以上がこのカードの景品交換の仕組みである

駄菓子は当てもの、おまけ、景品の類が、お好きである。
このへんが、駄菓子屋のダガシヤたるゆえんでもある。

ただしoldboyくん、家の勉強机の中に、尻赤カードばかり、何枚か入っている。
これまで、なにがしかの当たりくじを引いたことはない。



確か、記憶の中のデザインは、濃紺の中に黄色で「ミルクキャラメル」と
色抜きされていたように思うが、これも怪しい。


言えるのは、「森永」を意識した、「偽物」とまで言わぬが「二流品」である
ことは明瞭である。


 
                  ★★★★4
    さて、ここからがoldboy君の「一生分の運?」が付く
          始まり「序章」である。
      もちろん、得物(えもの)は、あの二流品の
                  ミルクキャラメルである。

実は、この店(チューコヒン)は彼等の(食品マート)を務めていたばかり
でなく、おもちゃ屋(トイザラス)の役目も担っていた。
ある意味、貧乏人の子せがれ達のショッピング・モール的、存在であった。

oldboy君的に言えば、(食品マート)より(おもちゃ屋)としての存在が主
であったように思う。
特に正月はチビッコとしても、大人に負けず、なにかと物入りの季節なのだ。

今と違い、当時の「お正月」の雰囲気は、子供心にも、こころおどる特別感
がしたものである。

まず、まだ昔ながらの「正月遊び」が健在であった時代である。
女の子は、「赤いおべべ」を着せてもらい、羽根つき(羽子板)、紙風船
つき、ゴム飛び、部屋に集まっては、トランプ(ヒチ並べ)や百人一首
坊主めくり)など「お正月」でしかしない、遊びに興じた。

一方、ガキンチョ(いたずら小僧)どもには、山ほどの種類の「正月遊び」が
ある。
駒回し、凧揚げ、べッタン(メンコ)、風船とばし、花火とくに投げ弾・煙幕
・ねずみ花火など夏花火とは趣が少し違う。

それに近所の大きな家の座敷に上がりこみ、親公認の夜中までのゲーム大会、
もちろん「中古品・チュウコヒン」で買った駄菓子の数々が持ち込まれ、
場の景品となり、取り合うのだ。

              ★★★★★5
    そんな正月のために、oldboy君、「チュウコヒン」に今、買い出し
         にノコノコやって来たのである。

今晩は、道路向こうの大きな家でのカルタ大会にご招待されている。
例年の正月行事でもある。

朝までとは言わぬが、時間制限なしのお遊びである。
親、公認のチョットした、子供専用のバクチ大会でもある。

ふところは、それなりに暖かい。
両親はもとより、数人ではあるが、父の小さな工場の人達からも「のし袋」
をいただいている。

勇んで「チューコヒン」に買い出しに出かけるoldboy君の背に、母の声が
追っかけてくる。
「お金、要る分だけにし~や、全部持って行ったらあかんで~」とおらんで
いなさる。

             ★★★★★★6
           ここからが最終章である。
    もうすでに、賢明な読者諸氏は、このあとoldboy-elegyくんに
              一体、なにが起ったのか、ある程度推察が可能な域に入っている。
             
とうぜん、今夜の駄菓子を賭けた、バクチ場に持ちこむ、(種銭・タネセン)
の購入
が目的である。

直径2Cmぐらいある色付きの飴玉にザラメ砂糖をくっ付けた「デカボールアメ」
栗色に焼いた「あんこ饅頭」・「せんべい」・「おかき」などなど。

そこにoldboy君、ふと、目がいった菓子があった。
ただの一箱も当たったことのない、あの「ミルクキャラメル」である。
ほんに軽い気持ちで木製の平箱の中のそれを一箱手に取る。

いまは、あの当てものの「乳牛カード」には全く期待をしていない、自
分がいる。
ただ20粒近く入った箱、「今日の博打場」でばらして使えば、なにかにつけ
便利かと思いついた
だけの事。

すぐに新聞紙で作られた、大きめの三角袋が菓子で一杯になる。

そのまま、支払いを終え、帰ろうとしたが、そこはそれ、フト全く期待もせず
例の「ミルクキャラメル」を引っ張り出す。
どうせ、乳牛のお尻赤札に決まっている」が「一応、確認しておくoldboy君。

透明のセロハン紙を剥ぎ取り、箱に指を突っ込み、全く期待もせず「当てもの
カード」をつまみだす。

「なんじゃこれは?」これまで見た色とは違う、「銀色のカード」が
oldboy-elegyくんの指先で輝いている。
彼まだ「??!・・・」の状態で「一体何が・・」の「ホケ状態である」

それで目の前の「チューコヒン」の老女店主に「おばはん、こんなカード
が・・」と、自分の身の上に起こった事実を理解し始めた彼がいた。

女店主、「うっそーこれ5箱の交換カードやん・・」と、スットンキョウな
キリキリ声をあげる始末である。
なにかおばはんも、初めての体験に遭遇したかの振る舞い様である。

このあと、何故かおばはん、よそよそしくなり、おまけに機嫌も悪くなった
ように感じたが、何故だろう。

最終的に、乳牛全身赤札が一枚、A・B・C赤部分組み合わせが1組の、総計
7箱ゲットで、最初に購入した1箱を加えるとなんと8箱の「ミルクキャラメル」
が手元に入ったことになる。
そう、言わば言うところの「盆と正月、一緒に来たよな」忙しさではなく、
嬉しさ
である。

これが今日の話のハイライトで「一生分の「運」を使い果たした日?」と
言う訳である。

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左傾の画像「安田の華ちゃん」
である。
当時中学1年生ぐらいで、家族
6人の朝、夕の賄いを一人でこ
なしていた。

後に、第何次かの「北朝鮮
帰還船で、次男を除く家族
全員で帰還した。

oldboy君、大学生のころ
母から、彼女の訃報を聞く。
自殺だったらしい。



oldboyくん、まだ上気の中、「安田の華ちゃん」の家まで急ぎ、ことの
次第を
説明、近所の吉雄始め、連れ3~4人の分など、五箱を残して、
家に帰った。

※ 上気の中(のぼせたまま)

oldboy君の「運気」も、ここで尽きるのではと、ちと思ったことも正直な
ところ。
 
それゆえ、少々「大仰」に、一生分の「運」と書かしていただいた。

               ★★★★★★★7       
                 それから

思うに、oldboy君がこの世に生を受け、初めての「吉兆」がこれかも
知れぬ。
※ 吉兆 なにか良い事が起こる前ぶれ

この後、種々の「運気」に遭遇したはずだが、何故か、このガキンチョ
時代の、ささやかな「運気」は、思い出の上位にある。

ミレニアム紀、前後の頃(西暦2000~2001)、他県に嫁いだ妹と久しぶりに
この懐かしの地で、待ち合わせたことがあった。

そう、今から20年以上も前のことである。

兄妹ともども、この街を離れて随分となる。

駅の2階のパーラーで軽く食事をすませ、妹を誘い、駅の南側の商店街を
そぞろ歩いてみた。

アーケードの突き当りが、神社で、並んで大きな、真宗系の寺がある。

このあたりが、oldboy君達が割拠した遊び場であった。
寺の大きな石段は、べッタン(メンコ)の対外戦の主戦場でもある。

もちろん、「チューコヒン」もこの先にあった。

妹が何気に言った、「なんか寂れた感が漂ってるなー、子供ら、ここまで
殆んど目え~へんで
」と、のたまう。

やがて神社の大鳥居が、やや曲がった通りの先に忽然と姿を現す。

もう、ここまででええわ、なんか余計に侘びしくなるわ」
と妹に駅にUターンすることを促す。

この時、何気に神社の大鳥居の下を見ると、そこに白いケム(煙)の中に
「人型の幻影」が
浮かび上がったように見えた。

やがて焦点を結んだ幻影は、人の姿になった。

そこには的屋(てきや)の親分の孫、勇吉を始め吉雄、孝雄兄弟、
「洟垂れ」の勝男、みんないる。


とうぜん、真ん中にoldboyくんも。
彼のうしろには、おさげ髪の「安田の華ちゃん」もいる。
彼女の左手は彼、oldboy君の肩に。

みんなニコニコ顔でこちらを見ている。
「華ちゃん」の右手は彼女の胸の前で、小さく揺れて、サヨナラをしていた。

そして次の瞬間、精霊の白いケム(煙)が、はじけて、消えた。
そして、あとに、「ワー」と走りゆく歓声が聞こえたようにoldboy君には
思えた。



                

                  oldboy-elegy


今日の記事、同様、「駄菓子屋」とこれを取り巻く「子供達の群像」を主題に
した、過去記事である。

oldboy-elegy.hateblo.jp

 

oldboy-elegy ( 50)  いまさら乍らの(悔恨・無念)の想い、いくらでも機会があったろうに、母を連れだし京都旅行に行ったことがなかった、このこと

 

ついこの間(2021・08・22)投稿の文面での「京都市内の情景を思案中」
ふいに
母の生前の着物姿が脳裏をかすめた。

中学校に「俺の悪さで?」呼び出された時の母の、お姿である。

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薄紫色の着物姿、手には信玄袋(タバコのしんせいとマッチが入ってる)
その上、
今日は、薄いベージュの日傘もお持ちだ。

母の完璧なお出かけモードのお姿である。

現実は、体育の先生が自我を忘れ、俺に連続10発ほどのゲンコをくれた
ことがあった。
この、あと始末に母が
呼び出された、これが事の真相である。

父ではなく、母が俺の正式の「保護者」である。
しかし日ごろからoldboyくん「授業参観・運動会・学芸会」 など学校
行事には「こ(来)んでええ~」と拒否、一点張りであった。
※こ(来)んでええ~」 河内弁で「来るな」の意

だが今度はそうはいかない、「学校からの呼び出し」である。

母に、「呼び出し」があったのは、小学時の「集団柿泥棒」以来のはず。
そのためか、めったに来る
ことがない学校に出向く折は、上掲の如く気合
を入れなさるのである。

              ★1
パソコンから身を起こし、しばし、母を想う自分がいた。
すると、母に対する、強烈な「悔恨」の想いが、フツフツと湧き上がる自分に
気がついた。

「お前は、馬鹿か、人でなしかそれとも、ただの鈍感なヤツ」だったのかと
なじる言葉を俺の上に投げつけるoldboy君がいた。

そう、四年もの間、学生とし通いながら、ただの一度も母を「京都見物」に

連れ出したこともない自分。
ましてや、卒業式にも「来るか?」の声ひとつかけていない。

そう言う事である、母の喜びそうなこと、なにひとつ、してあげた記憶が

ないことに、今更ながらに気がついたのである。

普段から、強がりを通す彼女、どれだけ寂しかったか、恥ずかしながら
今きが付く、バカ息子がここにいる。

そう「親不孝者」の自分に、今更ながら、初めて気が付いた、次第である。

もちろん、彼女、京都見物など、経験はないはず。

幼少のoldboy-elegy君の手を引き、西日本、アチコチを点々とし、糊口を
しのぐ
日々はあっても、それは旅行とはいわない。

              ★★2
彼が、小学校、入学の年齢になったのを機に、母は意を決して、父のいる
大阪へ、「押しかけ女房」ならず「押しかけお妾」として「来阪」したので
ある。

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この時、oldboy-elegy君、こんな事情で小学校入学は通常の2,3か月遅れで
あった。
もちろん、彼、幼稚園なるものは知らない。


この辺の事は初期のブログにいろいろ書いてきた。

よければ目を通していただければ光栄である。

              ★★★3
ともかく、前掲のホンワカ京都記事を書いていた折、このような思いが突然、
去来した。
しかし、今日のような心情に陥る(おちいる)のは初めてのこと。

多分、先の記事、大学から「今出川」をそぞろ歩き、「賀茂川」から「葵橋・
あおいばし」「下賀茂神社」と京の緩やかな陽光を満喫する自分が、いかに
幸せ者であったかを感じていた事への真逆の「アンチ・シーン」が、苦労もの
の母を
突然、映し出させた原因と思う。

亡き母を、今、京都見物に連れ出すのは、現実には出来ぬこと、
それゆえ今から、架空の京都見物にお連れしょうと思ったが、これも
やめにした。
あまりに、取って付けた作り話、哀しすぎる。

あの時の俺が20才前後、母を47歳ほどに見立て、一泊2日の「京都

見物に連れ出したなら、どんな旅になるか、「ブログ記事にしょう」と
思い立つが
結果、余計に悔恨、哀しさがつのることに気がつく。

            ★★★★4
つまり、一度逃した人生の悔恨の一コマは、どうしょうもない時空の彼方に
流れ去り、
取り返すのは不可能なようである。

「亡き母と、架空の京都旅行」をとの、突然の閃きに、勢い込んでパソコン
の前に座ったものの、筆が進まなかった。

結局、自分の都合だけで話を作る行為に、「後ろめたさ」が募るのみと,
感じた
のが本当の所である。 

この「悔恨・無念」の想いはoldboy-elegyくんが、これからも背負い
続ける「業・ごう」
である方が、納得できることに、今日、いま気が付く。

この記事、はじめ少々長くなる思いがしたが結局、自分の本音をごまかす気が
して、このような短文になった。
今日は、このままUPするのが良いと思う。


               
                         でわ でわ 今日はこれにて 良い夢を

                了
                              oldboy-elegy
  
今日の記事、下のリンク記事を、思案中に、忽然と湧き上がったもの。
内容は対極の、自分ひとりのルンルン気分で終始していた。

もし良かったら、併せてお読みくだされば光栄である。

oldboy-elegy.hateblo.jp


oldboy-elegy (49) ソウル暮色 「韓国軍の日」、3軍(陸、海、空)の軍事パレードを観た、そこになぜか、小さなジョン・ウェイン?が軍用ジープでやって来た

             初めに

これまで、韓国物の記事、リライト分も含めて4記事ほどUPしてきた。
この一連の記事のこれまでの最後が、
2020・03・01投稿の「ソウル暮色 金課長のお宅に(お呼ばれ)の
はずが
・・・」である。

そう、課長奥さんの逆鱗(げきりん)に触れ、マヌケ男二人が、彼の
自宅の門前から追い
返され、そそくさとホテルに逃げ帰った時の話だ。

ある意味、この出来事も見ようによっては、韓国的なハプニングであったと
思う。

普通、日本人だったら、第三者(oldboy-elegy君)の面前でここまで、自分の
ダンナ
を罵倒はしないだろう。
ただ夫婦二人きりなれば、あずかり知らぬこと。

内容は、韓国人夫婦のチワ喧嘩に巻き込まれた様子をコミカルに描いたもの

である。
韓国の床屋事情が招いた珍事件とも言える。

この記事、最下段にリンク記事として再掲しておく。
見ていただければ嬉しい。

今日の記事を読むのに、チョットした予備知識が必要なことがある。

それは「ジョン・ウェイン」と言うアメリカ人、知る人ぞ知る、往年の
名優?さんで、戦争映画にも「中堅の将軍」などの役柄で出演。

その折の乗り物が「軍用のジープ」で、倒したリアーの窓に行儀悪く
自分の長い両足乗せ、戦場を
走り回るさまを、oldboy君は連想する。

そこで、失礼ながら、ジョンさんにここで、チョットしたギミック的
役割で出て
貰ったのが真相である。
このシーンを念頭に置いて、読んでもらえば、理解してもらえると思う。
※ ギミック(gimmick) 英語で仕掛け、略を意味する。  


                 ★1
                        今日の話はここからである

ソウルは、今日この日は「国軍・コックンの日」で、大規模な陸・海・空、
3軍の軍事パレードが行われる日でもある

f:id:oldboy-elegy:20210726012550p:plain

上掲の旗が「韓国の国旗」である。
これを記憶だけで描くのは、oldboy君にとっては不可能である。
四隅の「遺伝子組み合わせ?染色体?」みたいな図柄を再現するだけでもう
無理なのは明白。
「あの四隅の文様」を卦(ケ)と言うらしい。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の「卦」の「ケ」である。
四つともそれぞれに違う図柄である。
なにか大切な公式の場で、旗の左右か上下だかを、間違え掲揚したこと
あったらしい。

韓国人でも間違えるのだから、ここでは外国人であるoldboy君、
「むべなるかな」の思いが湧く、これのみ考えても日本人で良かったと
思う。

「その軍事パレードでジープに乗ったジョン・ウェインの雄姿を見た!??」


いったい何のこと?
まあ~読んでいただければ、チョットした笑いと共感が得られるものと
「勝ってに」
に思っている。

oldboy-elegy君の姿、この日、ソウル・ミョンドンのホテルのコーヒ・ショップ
で見ることができる。

時節は1970年代始めで、10月1日か10月15日のいずれかの日か断定は出来ぬ。
ただ、1974年8月に発生した、いわゆる「文世光・ブンセイコウ」事件はまだ
発生していない。
※文世光事件とは、 在日韓国人であった、文世光が、韓国大統領の奥さんを
暗殺
した事件のことを指す。

oldboy君、この事件の日も偶然、韓国出張の初日で、チョットした「スペクタ
クル」を感じさす1日を経験した事がある。
いずれ記事にするかもしれない。

あの友人の井野さんと連れ合い、この日は仕事そっちのけで、パレード見物の
予定である。


天候は、快晴で100メーター?道路の両脇はすでに多くの人で埋まっている。
道路は多分、鐘路(チョンノ)で、先は、現在のデモのメッカ「光化門広場」や
官庁街に通じている場所のはず。

そう今日は「国軍・コックンの日」で、韓国軍(陸・海・空 3軍の)合同の
大掛かりな
軍事パレードがここで行われることになっている。

oldboy-elegy君、およその情報はホテルで聴き及んでいる。
一人で行くのもいいが、こんなおり、連れ添って頂けるのが、同じホテル
に同宿する「井野さん」である。

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これまでの、ブログ記事中にも何度かご登場いただいたこともある。
「井野さん」とは特段、ビジネス上の付き合いがあると言うわけでもない。
ただ、彼等、韓国人の民族的習性や思考パターンなど、日本人とは異なる
特性など、折に降れ、教えてもらっている。

人は彼のこと、「ソウルゴロ」とか「一匹オオカミの井野」とか悪しざまに
言う人は多い。
がしかしoldboy君、なぜか仲が良い、いわゆる「馬が合う」と言うのだろう。

ウオーカーヒルシェラトンホテルのカジノも何度かお誘いいただいた。

もちろん、そんなに大金とは言わないまでも、チョットした遊戯代持ちで
ある。

まれに、手持ちのお金が倍ほどになったこともある。
そんな折に、掛け金ように頂いた、お金を反そうとするが、受け取ってもらえ
ない。
「そんならホテルに帰ったら、サンドイッチとコーヒ奢って」と仰るのが
せいぜいである。

ゲームも誰でもが参加できる簡単なルーレットかバカラが精一杯で、ポーカー
ように人の間に埋まり、おこなうゲームなどムリ、むり。

つい先日、今日の、この日の「軍事パレード見物、付き添ってもらえません?」
とお願いしたら、二つ返事で「いいよ」と快諾。

oldboy君、自分が興味ある事には、仕事より優先するのが常である。

そんなわけで、今、パレード進行方向の道路右側の群衆の中に二人してまぎれ
込んでいる。

やがて、特別のマエブレもなしに、緩くカーブした広い道路の向こうに、
たくさんの旗と軍旗や国旗が見えてきて、こちらにやってくる。
始めの内は、行進曲などの鳴り物が耳に入らず、なにか、もの足りなさを感
じたが、ここに来て、拡声器による行進曲や軍靴による、歩調の調子、群衆の
歓声も加わり一気にヒートアップ。

やや足を蹴上げた歩調と様々な軍旗の波が何百と眼前を通過していく。

次に、4台のジープが登場、カラーリングは白だったかグリーンの迷彩だった
かは憶えにない。
先頭に一台、そのあとに3台が横一列になりこちらにやってくる。
ジープは全て屋根無し、両方のドアー無し、前面のリアーウインドウも折り

たたんだ状態の完全な軍隊仕様である。

きっと、前1台が3軍の将で、後ろに続く3台のジープには陸・海・空 の将が
乗っているのだろう。 

気にして欲しいのは先頭の車両である。



                ★★2
         さて、ここからが今日の本題である

    ここソウルで、ジープに乗った、ジョンウェインを見た、になる

読者諸氏のうち、ある程度以上の年齢のお人はご存じで、若いお人達では、
ご存じのかたは
皆無とは言わぬまでも、少数派と推測するがどうだろう。

かれジョン・ウェインアメリカの伝説的俳優で、戦前に作られた
「幌馬車」や戦後のThe longest day」和名「史上最大の作戦」にも出演
して
いる。
いわゆる、当時のアメリカを代表する「国民的」俳優でもある。

あー、それに身長は190センチ越えの大男、、おまけにレイシストであったこと
でも有名、自身にとり都合の良い時代に生きた、なにも考えない、典型的
アメリカ人だったのかも知れない。
ある意味「バカさ加減が丁度いい」おっさんだった、と言う人もいる。

以上は、およそoldboy君が持つこの人へのイメージである。
もしファンの方がおられたらゴメン。

さあそこで、眼前を通り過ぎようとする「将軍たち」、中でも4台の先頭を
行く3軍の長である人を見て、oldboy-ekegy君「なんじゃあれわ!」、
同じく井野さんも「oldboy君、あいつの態度みた?!」とあきれ顔。

ジープには天井もサイドドアーも付いてない戦闘用仕様のもので、こちらから見
ても車内は丸見えなのだ
本人以外に運転手と、後ろのシートには副官?、二人が威儀を正して座している。


この将軍?
まず右手に指揮き棒をもち、体は思い切り深く、背もたれに寄り掛かり、その足
の行方が、なんとなんと、想像できます?

そう、、軍靴をはいた両足は交錯したまま、折りたたんだリアウインドウの上に
デンと置かれているのです。

身長がジョンウェインや大谷(野球の)さんのように190センチ越えもある
偉丈夫(いじょうふ)なわけでもなし、
※偉丈夫 体が大きく、たくましい さま

ただただ天を仰いで、無様に座っておいでになっているのです。

ここで何故かジョン・ウエインが、映画「史上最大の作戦」で小さな
ジープに
無理やり納まり、戦場を走り回るようすが、突然、眼前の景色に
重なった、
oldboy君がいたのです。

すなわち今日のお題の


「ここソウルでジープに乗った、ジョン・ウェインを見た」
となった次第である。

まことに申し訳ない話で、ごめんなさい。

雄姿というより、マンガチックで滑稽ですらあった「ジープに乗った将軍様
の印象が強く、oldboy君が長くこの残像を引きずっていたのが、今日のこの
記事にあいなった次第である。

けっしてこの人の部下として、戦場には出たくはない、とも思ったのも、本音
である。

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                ★★★3
    沿道の群衆の中から、花を抱えた娘たちが飛び出し、行進する

      恋人たちの首にそれを預け、抱擁、キスする姿もあった。

このパレードで気になったことがもう一つ。

短機関銃やライフル抱えた兵隊さんが次から次に登場するたびに、
群衆の人込みから花のレイ・やブーケを抱えた娘たちが沿道から飛び
出し、若い兵隊達の首にかけ、抱擁、キスする
姿も見られた。
※oldboy君、レイとブーケの違いを知らない。

もちろん、oldboy-elegy君、日本で「軍事パレード」なるものは見た
事はない。
そのためか、眼前の光景は、単にアメリカナイズ、映画ナイズされた
アトラクションの一場面として強く記憶に残っている。

なぜか行進の隊列には、機械化された、近代兵器もあったはず、しかし
その類の記憶はない。


ただ数機のヘリコプターが地上にロープを下ろし、それをつたい、
フロッグマンが降下する画像はなぜか唯一、残影としてある。
※ フロッグマンとは 水中、海中で作戦に参加する兵隊のことで、
フロッグとはもちろん、カエルの英語名である。 
by oldboy-elegy  

               あとがき
この時分のピョンヤン放送(北朝鮮の国営放送局)深夜になれば、暗号の乱数
読み上げの
女性の声が、戒厳令下の漆黒の夜空に流れる。

ソウルには常時数千の北からスパイが入り込み活動しているらしい。
これらはラジオ放送を通じての暗号指令であるとのこと。
ある意味不気味でもある。

改めて、この国が、準戦時体制にあり、戒厳令下であることを思い起こす
日でもあった。


先週、左手、上腕部にコロナワクチン1回めの注射をした、触れば少し
痛みを感じるが、おおむね大禍なくすみそうだ。

それでは、今日もこのへんで でわ でわ


                    了
                                 oldboy-elegy

 下のリンク記事がソウルもの、前回のものである。
目の前で、壮絶な夫婦喧嘩、「お呼ばれ」も中止、二人してホテルにソ
ソソクサと帰る。
その原因が「この地の床屋が、原因」
日本ではおよそ聞いたことがない!!??

マア~「ところ変われば品替わる」ぐらいの軽い気持ちで読んで欲しい。

oldboy-elegy.hateblo.jp

 

oldboy-elegy (48)マージャンと下宿事情・あわせて当時の鴨川と賀茂川、葵橋(あおいばし)付近を脳内散歩してみた

                       

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                 ★1
       oldboy-elegy君とマージャン・そして、あれやこれや


今日のタイトルは、麻雀(マージャン)を取り上げてみた。
たぶん、彼のブログ記事としては初めてのこと、のはず。

当時(半世紀以上前のこと)学生のする最も一般的なゲームで、同時に
賭博性(とばくせい)の強いものでもあった。

oldboyくん、特別、忌避(きひ)してたわけでもない。
※忌避 きらって避けること。 いやがること

高校のころ、近所にこのゲームに入れ込んだ友人がいた。
ある時、実物のマージャン牌を提げて我が家へ来たことがある

実際の牌(パイまたわハイ)を前にして、教えてもらうがoldboy君
には複雑すぎて
チンプンカンプン。

メンバーは4人ないし3人、基本のルールはもちろん存在するが、その場
ローカルルールは数知れず、所詮、賭博(金品のやり取り)性の強い
ゲームである。

考えてもごらん、金品も懸けずに、1時間も2時間も費やし、その結果が
「ハイ、お前の勝ち、パチパチ、おめでとうさん」で済ませるはずも
ない。
ならば、「ヒチ並べ」や「坊主めくり」のほうが気が利いてる。

上がりの「役の、はば」が千点から「数万点まで」と、「ウスラボケ」
のoldboy君には難儀なシロモノである。

だがその牌の美しさには何故か心に残った。

思ったことは、こんなゲームに嵌(はま)ったなら、人間の一生が二生も
三生も必要になる性質のものである、と言うこと。

なんども言うが、理解できたのは、ひとえにこのゲーム、賭博性・中毒性の
高いもの
だと言うことであった。


幸いと言うのか、無事と言うのか?oldboy君、京都の私学に合格、その時の
母の言質(げんち)はこうである。

oldboy-elegy (33)からの引用
「学費は出す、部屋代を出せとまでは言わぬ、家での食費はタダ、
ただし
オカズに文句をゆうな、こんな好条件どこにある」、と我が
敬愛する母上の
言である。」
引用終わり


しかし言い換えればそれ以外の費用は一切出さないとのご宣託でもあった。

大学までの交通費やその他遊興費は自分持ち、即ち稼がねばならぬ身で
あった。

幸運なことに、同じ高校の先輩が、このたび大学を卒業、就職される
のを機に、是非oldboy君をと、「塾の先生」の後釜に推薦いただいて
いる。

高校の卒業式を終え次第、お世話になることが決まっていた。

と言う訳で、自分の大学生活は、いくら文系の学生とは言え、京都までの
通学時間(往復、約4時間)も含めると、そうそう時間的余裕はないこと
になる。

つまり、このゲーム、もちろん物理的(金銭的、時間的)にも嵌るには
oldboy君には条件が悪すぎる。
ただ、全てに流されよい彼のこと、心理面から見れば、危ない危ない。


授業の1講時は9時からで、週に何度かは、我が家を朝7時前には出る
必要があった。
なまけものoldboyくんにはつらい現実である。

とうてい麻雀(マージャン)などやっている暇などない。

塾での時間は、塾長と相談の上、日曜をも含めた金、土、日に集中して
授業
を組んでいただいた。
最悪、どうしても時間的に無理な場合は、なるべく早い申告で、乗り切る
ことになっている。
 
こうすることで、週の前半で、塾のある地元に帰らずとも、京都泊も
可能に
なる。
往復4時間の通学時間も必要なくなる道理である。


もっと言えば、京都での滞在時間も大幅に増え、友人達との関わりも深く
なり、
卒業単位(?)の取得も楽になる、「一石二鳥」も「三鳥」にもなる、
はず。


さあここで、問題は京都での宿泊場所である。

そこでお願いしたのが、友人たちの、下宿である。
二回生の終わりごろには、お願い出来る友も10人近くになっていたはず。

誓って言うが、意識してそうなったわけでもない。


              ★★2
    その折、宿泊代代わりの手土産(てみやげ)に
       差し入れていたのが「たばこ」であった。

f:id:oldboy-elegy:20210306083505j:plain

上掲のたばこの絵は、当時の高級品「ハイライト20P」である。
画像はoldboyくん、お手製のヘタクソなもので、ごめんなさい。

本来なら、ここに「しんせい」なる「両切りタバコ」の画像を掲載すべき
だが、書くのがめんどうで、いつぞやのブログ記事で使った画像を使い
まわした。

ブログを書き始めたoldboy君、2年過ぎて、少々横着(おうちゃく)に
なった感がある。

そのおり下宿住(ずみ)の友人に感謝の印と、渡していたタバコが、上掲の
「ハイライト」
ではなく「しんせい」なる銘柄のもの、一箱である。

それでも、アルバイト料、入金時などには時折、「ハイライト」に格上げ
されることもあった。

タバコ好きの母の愛用銘柄もこれ「しんせい」であった。

あまり自信はないが、「しんせい」、上掲の「ハイライト」に比べると、
およそ
半額程度のものであったと思う。

              ★★★3
     下宿生活とマージャンと葵橋(あおいばし)付近

京都、出町柳付近で北から流れ込む二筋の河川が合流して南にむかう、
ここからがあの有名な鴨川の起点になる。

合流までの二本の川はそれぞれ、川下(かわしも)に向かって、左が
高野川、右が
賀茂川となっている。 

鴨川と賀茂川」は聞く分には同じだが、字が違う、ややこしいことこの上
ない。


このうち、この分岐点から少し上流の「賀茂川」にかかる「葵橋・あおい
ばし」一帯は、
多くの下宿生が住まう、人気スポットでもあった。

不思議な事に、この一帯、何故か「観光客」」と思われる人達、「皆無」
と言
わないまでも影が薄い。

今で言う、1K、1DKのアパートや集合中層住宅は殆んどない。
下宿形態は、「普通民家の部屋貸し」が中心であった。
そのためか、追っつけ、2階部屋が多かったと記憶している。

面白いのは、二階は二階でも、蔵(くら)の二階に巣食うヤツもいた。

黒光りする板床(いたゆか)に、なんとタタミ8枚を敷き詰め 大威張りで悦に
入っていた。
それも京間(きょうま)の8枚ゆえ、運動会でも出来そうな広さである。
ただし、酔っ払ってご帰還の折など、蔵の立派な開き戸には閉口していた。
そう、そのあまりの重さに!!。

神社・仏閣も多く、その間にある民家も、昔ながらの京風を感じる緩
(ゆるやか)かな雰囲気の土地
がらでもある。

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西から、葵橋(あおいばし)を東に渡れば、「流鏑馬神事 ・やぶさめしんじ」
で有名な下賀茂(しもがも)神社、そう遠くはない。

なにより、この付近には多くの大学があり、「学生の街。京都」でもとくに
「学生の密度」が高い地域とされている。

当時、無作為に10人の成人をピックアップすれば、必ず一人や二人は学生
であると言われた。
京都市中でも、ひときわ、その傾向が顕著な地域でもあった。

そう遠くない場所に「京都大学」「同志社大学」「京都府立大学
立命館大学」など、女子大、短大を含めると約20校近くがある。
少々、無理すれば、全て徒歩圏内でもある。


oldboy-elegyくん、今日は友人の下宿に宿泊予定である。
大阪に帰る必要もない、彼にとっては至福の時間とも言える。


学食で夕食をすませ、市電に乗らず、ブラブラ徒歩で友人Kの下宿に向かう。

                       ★★★★4
            友人Kの下宿

チョットした低い石垣に囲まれた2階屋である、階段をあがると、すぐに
板張り、
飴色の廊下がはしり、長いガラス窓の反対側に沿って二間がならん
でいる。


手前が彼(K)と同学、同郷、同窓Sの部屋で、まだ留守のようである。
Kに誘われるままに彼の部屋に上がる。

カーテンを開けると、部屋が西向きのせいか、夕刻の日ざしではあるが、
心洗われる解放感に包まれる。


その景色の中に、臨家の板塀に沿って、夏ミカンの木が一本実を
つけ
ている。

Kが言うには、「食べごろになれば、夏ミカンの差し入れが臨家から
届く
らしい」
裏庭ごしの、臨家の奥さんが言うには、「手を伸ばせば届くのに、
くやし
かろうと、思って・・」
と言うのが、お裾分けの理由だとか、いかにも京都らしい話である。

今日のマージャン、メンバーは、友人のK君と隣部屋の同郷のSそれに
アルバイトから帰ってくる、臨家の下宿生、他大学生の四人である。

ルールは大いに簡素化されたローカル・ルールで、審判も彼(燐家の
学生)が務める。

マージャン台はコタツやぐらの天台の上に消音のため毛布を敷く。
だれも極端に大声
をあげたり、興奮のあまり、パイを叩きつける者も、
ここにはいない。


およそ、博打場の雰囲気とは程遠く、むしろ斎場に近い?かも。

もう一つ、ギャンブルに必須で、これが無いと、面白みがないものが
ある。

それがないと博打場とは言わない、「なにだろう?」

そう読者諸氏の思いも同じ、「掛金」の設定である。

「ジャジャ~ン」今日の掛金はこれ「タバコ」である。

参加費は一回、一場に尽き5本だ、銘柄は無視、ピース・ハイライト・新生・
ゴールデンバッド、なんでもOKである。
合計20本集まる勘定である。
これを、順位別に取り合うのである。

たったこれだけでも、賭けるネタがあるだけで、場は「修羅場」となり、
血みどろ
の戦いになる。

明日は一講時めからの講義である、夜中ももう大分に過ぎた。

         お開きにする。 でわ でわ  

                了

               oldboy- elegy

oldboy-elegy.hateblo.jp


(雑感・雑記帳 N0.40)俺のノートパソコン・バグ、エラーの類ではなく、これは故障だ!!。だってシステム自体が使えない状態・「ご臨終」かも!!

 

f:id:oldboy-elegy:20210809045823p:plain

 

 


                 ★1
こんどの、このパソコンの不都合(故障)、ヒョットしたら俺を
この世に残し、先に、ご臨終かもしれない、となぜか「弱気の虫」
が、全身を包む感覚に嵌(はま)った。


なぜにこんな気持ちになるのかは、それなりの「理由と原因」がある。

今年、2021・03・12 投稿記事
(雑感・雑記帳 No.30) プロバイダOCNさんの有料・リモート対応・
プレミアムサポートに感謝・・・・」
でパソコンに重篤な「不都合が」発生した時の様子を記事化したことが
あった。
※ (雑感・雑記帳 No.30 )の記事は今日の記事の最下段にリンク記事
として、貼りつけておく、目を通してもらえば嬉しい。

その時の病気とは、プラウザに上げたアイコンの内、何故かグーグルのみが、
無反応で、インターネットに繋がらないのである

最終的に、いつもお助けいただいている「有料の、OCNリモート・ダイレクト
通信」にて、修復していただいたことがある。
その時は、マウスをお渡し(リモート)して、1時間を超える作業の末、無事
回復した。

oldboy君、その折、これだけの大手術にも関わらず、なぜか、今日のような、
弱きな気持ちになることは無かった。
たんに、「バグ・エラー」の少々きつめの「不都合」ぐらいの心持で「死ぬの
生きる」等の悲壮感はなかった。


その時の不都合は、難儀ではあったが基本、グーグル以外のアイコンや
お気に入り・ブックマークアプリなど無傷でネットで繋がっていた。

ましてや、(OCNリモート対応、プレミアムサポート)も無傷で、その
リモート設定用のアイコンが否(いや)が応でもoldboy君に安心感を与
えている。


すなわち、oldboy君にとっての「お助けマン」が、すぐ脇におられる、
みたいな感覚になっていた。

年配者が苦手にしているのが「自動音声ガイド」である、
OCNのそれは、もちろん、正真正銘の「肉声による対応」である。

とどのつまり、ネットさえ繋がっておれば、「なんとかしてもらえる」の

安心感が、なんとしても大きい。

ついでに言えば、「OCNプレミアムサポート」の対応時間が「年中無休の
朝9時~夜21時」となっているのも嬉しい。
土曜、日曜、祭日も、モンモンとした気分にならずにすむ。

                ★★2

   さて、この度の不都合(システム故障)は、初めてのケースであった
   こと、
        この不都合の内容から、まず「ご臨終」かなと勝手に思いこんだのが
   oldboy君である

それでは、このたびのPCの故障の様子を順を追って書いてみる。

遅い時間の朝食を済まし、読者さんからのスターやブックマークを
チェック後、読者記事閲覧、スター添付やブックマークの書き込み
はいつものルーティンである。

①当然、PCの起動ボタンを押す。oldboy君は基本、スリープからの起動
である。
シャットダウンからではない。
いつもなら起動5~10秒経つと、このPCのパスワードを記述する小さな窓
が出てきて、そこにパスワードを記入すれば、2~3秒で完了、すぐに作業が
可能になる。


しかしこれが、いつもと違った。
スリープ状態のPCに起動ボタン押すと、濃いブルーの画面が出現、真ん
中に
白枠の窓が現れ「IPアドレスを検知出来ませんでした」的な文言が
出現、初めての
ケースである。

②oldboy君当然「なんじゃこりゃ」となる。
数秒のちには、この文字も消え、残ったのはブルーの画面のみ。

ネットどころか、内部情報、すべてにアクセスが不能状態。

あの「神様、仏様」の「OCNプレミアムサービス」のアイコンも何処かに
お隠れ。

唯一の希望の星、「プレミアムサポート」にNETで連絡ができない。
電話は別途繋がってはいるが。

もし、「OCNサポート」に「全画面ブルー」のこの状態でリモート権を
わたしたとしても「
手がかり・足がかり」になるものもゼロである。
カーソルを充てる場所すらない。
いかにOCNさんでも、手の施(ほどこ)しようがないはず。

パソコンの何かの動作のきっかけが全くつかず、oldboyくん、この一面ブルー
の画面を見て、「ひゃーなんじゃこりゃ~」の半泣き、半べそ状態である。

すなわち、機器がどこかで多少とも反応する箇所でもあれば、そこを突破口に
前進できると思うが。

あ、そうそう、反応するボタンが一つだけあった、画面を消す「シャット
ダウン・ボタン」のみである。
数度、試みたが、結果は同じ、今度は「IPアドレス、どうのこうの」の文字
も出ない。

現実は、水色の画面を見ているだけのoldboy君、もはや手段がなく、万策?
尽きた格好である。

つまるところ、上に書いたように、このoldboy君よりさきに、このPC氏
「ご臨終かも・・」との心境になってしまった、と言う訳である。



ここであの「OCNプレミアム・サポート」さんに相談しても、如何とも
しがたい
 状態であることは明らかである、と決めつける。

                 ★★★3
        「OCN プレミアム・サポート」に「臨終の告知」を
               受けるために電話をいれる。
       ただ、あの「IPアドレスの反応が・・・・」は忘れずに報告
              する必要があると思っている。

f:id:oldboy-elegy:20210222143931p:plain



ともかく、お世話になったOCNさんに「パソコン死亡宣告」を受けるのが
筋とは
思っている。

ぬるくなったコーヒーを入れ替え、気持ちを整えた後に電話連絡を入れる
ことにする。
いろいろのことがホケタ(ボケ)た頭を駆け巡る。

パソコンが無い事には耐えきれないが、ブログはどうしょう、
半年ぐらい前だったか、おなじ「OCNプレミアムサポート」でバックアップ
サービスを提案されたこともあるが、それもそのまま放置の状態。

1時間ほど間をあけOCNさんに電話を入れた。
すぐに担当が決まる、女性のかたである。

ただ一言「クモの糸ほど希望かも知れぬが、故障した時の画面に出て来た
IPアドレスの無反応」のことだけは言っておこうと決めていた。

一応、今日のシステム故障のこととIPアドレスの話を終えると即答で
「この事例、結構あるんですよ」との、なんとも清々しいお声、のご返答。


               ★★★★4

         これが、この重病人を回復する方法?!

そこで伝授いただいた修理方法がこれ、

f:id:oldboy-elegy:20210812011546p:plain



その方法がこれまた21世紀?に超相応しい、もので、これを聞いたoldboy-
elegy
くん、「やっぱり、だめか、水難事故での蘇生術、人口呼吸」よりずっと
ズット
確率が悪そうに思える作業である。

それでは、ここで彼女から教授された、修理方法をお披露目しょう。

①モデムかルーターか知らないが、あのA4ノートを縦に置いた位の大きさの
ボックス機器のグリーンの点滅ランプを確認。
②これに繋がっている、全てのコードを抜き取ること
③あとは20分~30分このまま放置
④最後に、コードを元の位置に接続して、いつも通りの手順で起動を
⑤ここで彼女、これで「システム復帰」できなければ、お電話ください、
との
言葉を残し、お別れ。

この方法で全ての、システムが「原状復帰」できると、oldboy君、にわかに
信ずることができない。

こうなれば、ついでに、すべての機器に繋がるコードや五穴コンセント、
コピー機などの大掃除を敢行。
ルーターの風通しをよくするための、ジャバラの間や接続コードなど、
ウエットティシュや綿棒で念入りに掃除してやる。

この重篤な病気が、こんな自然治癒療法で、良くなるはずはないと、思って
いる自分がいる。

PC修理とは、矢のような速さでキーを叩き、画面には多くのデーターが同時
に表示され動いているのが、らしいと言うもんである。
そのためか、なにやら、PC君の「死に装束を整えて」いる気持ちになってくる。


                  ★★★★★5

          して結果はどうなった?!

OCNの女性担当者は30分ほどと仰っていたが、oldboy君、大掃除を含めて
1時間以上を費やし、儀式然として、念入りにおこなった。

ルーターを含めると、10本近くの配線がある。
一本、一本、接続端子を祈るように丁寧に差し込んでゆく、すぐに完了。

ここで、軽く深呼吸をする。
そして人差し指で電源をいれる。
「南無八幡、大菩薩峠・なむはちまん・だいぼさつとうげ」と、信ずる神を
持たぬoldboy君、訳の解からぬ呪文をトナエル。

「れれれっ!・なんじゃこれは、さっきまでと違っている」
通常の、エクスプローラ―のデフォルト画像が現れたのである。
心臓がパックン、パックン
「頑張れ、次は、パスワードの記入用窓口出てこい!!」との言葉を胸の内
で吐く。

少しタイミングが遅かったようだが、無事、パスワード記入に成功した
ではないか。

そして、最後にこれもエクスプローラーの、いつものデフォルト画像が出現
なんとなんと、そこにはあの、恋焦がれていた、アイコンが並んでいる。

もちろん、最下段にカーソルを置くと、隠してあるウインドウズの、タスク
ラインが傷もなくもとのままお出まし。

oldboy-elegy君、思わず、こぶしを握り、低い声で「やったー」と
言ったはず。

PCに長(た)けた人なら、この彼の行状を見たなら、あほらしくも馬鹿
らしい図かもしれない。

しかし、世の中には、oldboy-elegyくんのようなPC音痴も少しはいな
さるはず。

きょうの記事は、そんな人達の共感を少しでも得たなら、すこぶる嬉しい。
前回同様、技術伝授のための記事ではない、

パソコン不如意の年寄りが、

「人もすなるパソコン遊びに今日も、あたふたと戯れたる図である」ぐらいの
のりで、その趣と心情の変化を楽しんで欲しいのを主旨とする記事である。

             ★★★★★★6
        oldboy-elegyくんの思う、今日の結論


なぜ、まじない程度の休憩で、システムが回復したのだろう?の疑問が残る。


「電子機器」はすべて、「多くの電子信号のやり取りの中にある、そして休み
無く働くうちに、必要のない電荷をため込み、そしてそれらが、時おりシステム
に「悪さ」
するのかもしれない。

oldboyくん、基本、このパソコンを持って外出することはない。
デスクトップとしての使用方法である。

今日の事を教訓として、憶えておこう。
そして年に数回、完全休憩の時間を与えようと思う。

このことは、oldboy-elegy君の勝手な思い込みと独断の為せる行為で
キチンとした「技術的根拠」を基にしたものではない。

もし、実行される吾人がおられるなら、自己責任の上でのこととして
いただきたい。


キチンとした、パソコンスキルを持たないoldboyくん、この手の記事は
心身ともに疲れる。
専門的な言葉の概念や名称の間違いは多々あるかも知れないが、お許しを。

      それでは、今宵もこれまで、お休みなさい


                了

                     oldboy-elegy  

下の過去記事も今回同様、パソコンスキルのなさを主旨にした記事である。
一読願えれば、嬉しい限りである。

oldboy-elegy.hateblo.jp



(雑感・雑記帳 N0.39)オリンピック 気になる事,  「なぬ、俺たち、段ボール(紙)のベッドで寝るのか!?」

 

f:id:oldboy-elegy:20210731023809p:plain

                  ★1

                 初めに

oldboy-elegy君、当初、今回のオリンピックについて、ブログ的には
「ダンマリ」でやり過ごそうと決めていた。
もちろん、コロナ禍、真っただ中の開催、人が集まれば、その人の数だけ
の考え、意見が100出(ひゃくしゅつ)するのは当然であり、誠に正常な世の
ありかたと思っている。


このoldboy-elegy君の拙い記事を見てくださっている方もチラホラおられる
のもこれまた現実である。

そこで彼のプラグマティック(実際的・直接的)な単純な思いに
「場当たりで、
適当な語彙」をつらね、さらにいつも使う「独断と偏見」
と言う、オブラートで
包み、今日の記事を書かしていただくことにした。


                 ★★2

            今日の主題はこれ一点である
        段ボール製ベッドについてのあれやこれやである

現状のところ、競技における日本の成績、すこぶるよさそうで何よりである。
こうなれば、彼、日本人選手の「一挙手、一投足」が気になり、後追いを始める。


とくに、水泳個人メドレー2冠の大橋さん、かっこが良すぎる、インタビューの
受け答えにも、日本人特有の悲壮感を感じないのが良い。

これに加えて、アメリカに渡り、あり得ない活躍をしている、野球の大谷さん、
も追っかけの対象である。
このへんが、「プラグマティック」で「場当たり的」で、「単純」「適当」な
ヤツと言われるユエンでもある。

                 ★★★3
      
       オリンピック・選手村のベッドは全て段ボール製、
            素材的には紙で作られいる

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上掲のイラストは「いらすとや」さんでお借りした、画像である。
キャプションも「段ボールベッド」となっている。
その先見にはいつも驚く。

ただオリンピック村のそれはデザイン性も良く、見た目も素晴らしい。
上掲の段ボールベッドは災害被災者用のものであるが、機能は同じベッドで
ある、

では、これらの段ボールを素材とした、いわば紙製のベッドが何故オリン
ピック
村で採用になったのか。

そのイキサツ、過程をoldboy-elegyがなにかの情報、記事で見知っていた
訳ではない。

木製・スプリング内臓の鉄パイプ製はこれまでの常識の範疇のベッドである。

ましてや、若くて、ガタイも大きく、100kg超えの選手もたくさんいる
はずの
選手村のベッドに、イメージ的に真逆の耐久性や衝撃に脆弱な素材
(段ボール)
ゆうならば、基本「紙」を使ったのだろうか。

● 単に、ベッド製作の費用の節約?
● またオリンピック・パラリンピック終了後の処分が簡単(焼却)
● コロナ禍のご時世、焼却処分は理にかなっている。

これらの、ためだけで、段ボール(紙製)を素材として使用したのだろうか?

ただ、紙を加工しただけの段ボールや紙管などの、ここ数十年の発達の歴史が
運送のためだけのパック材(入れ物・包装)に止まらず、建築物や構造物に
必要な強度や耐久性をも併せ持つ構造材としての大きな進化が関与したことに
よると
思っている。

ここである、お方に登場いただく。
段ボール・紙管の「神様」、「伴茂・バンシゲル」さんである。


               ★★★★4

        建築界のノーベル賞と言われる「ブリッカー賞」
        日本人最初の受賞者が「丹下健三」さんである
      爾来丹下さんを含めて8人に上る日本人建築家がこの賞に輝く

上記の8人の内、7人目の「ブリッカー賞」受賞者が、今日のメインストリーム
おかた、「伴茂・バンシゲル」さんである。

          
言ってみれば、この方が元祖的お人で、その段ボールと紙管の研究と思潮と
実践に多大の貢献をされたのである。
そしてこのことに対する賞が「ブリッカー賞」であった。
御存じのお方も多いと思う。

2011年2月、ニュージランド・カンタベリー地方で大地震が発生、日本人も含む
大勢
の人が亡くなった。
この時、クライスチャーチ市の教会も倒壊、再建のおり、伴氏の段ボール・
紙管を
構造材とした建物が建てられた。

もちろん、建築基準の各種強度(ドイツの法令順守の形で)は守られたもので
あることは当然のこと
である。

この教会、いまでも土地の名物教会として有名である。
ちかじか、今日、明日のと言うのではないが、恒久型の教会に立ち替わる
らしい。
ニュージランドのこの教会、「紙の教会」は建築後10年になる、その強靭
さには驚く。



もう一つ、1995年の「阪神淡路大震災」で倒壊、焼失後、再建されたのが
「神戸市たかとり教会」である。
ニュージランド同様の
工法で建てられた、この「紙の教会」は「台湾・
台中」に移築されるらしい。

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伴茂・バンシゲルさんの考える建築物はこれら、単発の建築・構造物だけに
留まらず、地域全体を包含し、災害・津波・紛争地の難民居住センターなど、
大きな面(フィールド)をも視野に入れ、この工法(紙管・段ボール・コンテナ
など)を根幹に置き、進化してきた。


実活動として、ハイチ地震後の大津波災害、ルアンダにおける「難民のた
めの
シェルター設営・国連難民高等弁務官YNHCR」「2005年のスリランカ
の復興住宅」エトセトラ・・とその活動域は広がっている。


彼の建築物・構築物はその性質上「弱者のための建築」とも言われる。
              
                    ★★★★★5
          段ボール・紙管の夢は広がる

つい何年か前、日本人で初めての賞、マザー・テレサ社会正義賞」
伴茂さん、受けられたそうだ。
もちろん、彼のこれまでの活動と思潮に対してのものである。

                   
夢は広がり、アジアのどこかに、長い滑走路と港湾を近くに持ち、種々の
災害
や紛争地住民に備えた救済のための巨大なロジェステックセンター
(物流基地)を造る夢を「バンシゲル」さん、お持ちのようである。

oldboy-elegy君、このさき、このようなものがデキタなら、日本人として、

誇り高く、痛快な事であろう。と思っている。

そんな可能性を秘めた、希望の構造物の先見物が「段ボールと紙管のベッド」

である。

そんなことを知れば、あの韓国の重量挙げの選手が、自分のベッド脇を
めくり、
破ったか破れたかは知らないが、誇らしそうに自分の画像も含めて、
SNSに流し、なにかに
カチ誇った様子は余りに情けなく滑稽ものに見えてしまう。

同時に、日本側の対応も、何故かいつもダンマリで、情けない。
oldboy君のぼんくら頭でも、このようなことが起こるのは十分に予見できた
と思っている。

これに関しては、当初より、この意義と目的を簡潔にまとめ、入村時、責任者に
アピールしておくべきであった、と思う。

ダンマリはダメ、初めから悪意を持つものには、とくにそうだ。

その意図が明確になれば、かえって、出る幕もなくなり、いさかいも無くなる。
あの韓国の重量挙げの選手のような、バカを再生産しなくて済むかもしれない。


      ちょっと、気負って書いたのか、胸がバクバクしている。
          今日は、これにて でわ でわ

                 了
             

              oldboy-elegy

   

oldboy-elegy.hateblo.jp



(雑感・雑記帳 N0.38)視野狭小なアナウンサー氏の「トッチャン・ボーイ」ぶりをoldboy-elegy君的に語ってみた

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上掲のアナウンサー氏が、oldboy-elegy君が遭遇した,いわゆる、
トッチャン・ボーイ
父ちゃん坊や)である。
どう見ても、子供ではない、おっさんではあるところがみそ。



                ★1
           トッチャンボーイ!?」

               あるいは      
             父ちゃん坊や



 この記事を書こうと思った、そもそもの動機はこのアナウンサー氏の
存在があったからである。

この放送局、戦後、関西では一番の老舗(しにせ)民放放送局で、同時に
人気局でもあったはずである。

この局の人気アナでもあった、この人の事を、oldboy-elegy君のムネウチ
では「トッチャンボーイ」なアナウンサーとして、いまだに記憶している。

随分昔のことでもあるが、今でも、「〇✖アナ」と物忘れの激しい、
ウスノロ頭でも、何故かキチンと記憶にある。

そう、今日のこの話、良い意味でのものではない。
とっくの昔にこのアナウンサー氏,退職されているはずだが、ここでは
〇✖アナとしておく。


歳を取ると、つい先日のことだと思ったことも、改めてメモをとり、指折り
勘定すれば、10年・20年もの昔の出来事だった、と言う事が、ままある。

まず、「トッチャンボーイ」とはなんぞや、これから説明する。

普通に表記すれば「父ちゃん坊や」となるらしいが、
oldboy君の指の記憶に従うなら、何故か文字は「トッチャンボーイ」となる。
意味するところは同じようなものだ。

検索をしてみると、それなりにスレがたつ。
しかし読めば、それぞれ、微妙にニュアンスが違っている。
これなら元々、oldboy君の感じたまま、説明するのが良作だと考えた。

つまり、「見た目、風体(ふうてい)はエエオッサンではあるが、ここ
ラジオ
番組で喋ったことが、世間知らずの極みの上に、あろうことか最後
までその事に
本人(アナウンサー氏)気が付かぬまま、(子供のようなこと)
をやらかしてしまった御仁」としてoldboy君、いまだに忘れられずにいる。


番組終了の後、誰かに指摘され、「ごめんなさい」の言葉があったのかどうか
は知らない。
そしてoldboy-elegy君の今日までの「いく星霜」?、恨みを晴らそう、いや
違った、「心をクリアー」にしたく思いたち,記事にした。

 
                ★★2
    〇✖アナのやらかしたことに、oldboy君、今もって気分が良くない。

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(チョット旧式のラジオで申し訳ない)


ちょうどこの日、彼(アナウンサー氏)の担当番組の周年記念か何かの
記念日
で、小物を詰め合わせたノベルティグッズを作り、希望するリスナー(listener・聴取者)さんに、抽選のうえ進呈する企画の発表日であった
ことのようだ。


応募葉書から、毎日数名ずつ選び、発表するのである。
oldboy-elegy君、ただただ通りすがりの「リスナー?」であり、もちろん、
景品欲しさに応募したわけでもない。
大阪府・○○市の山田春子さん」など当選者を読み上げてゆく。

ところがある当選者の方、「もし抽選、当選したおりは匿名でお願いします」
の要望が
添えられていたのである。
,
普通なら、「○○県✖✖市の匿名希望の方」か、単に「匿名のかた」と発表する
のが精一杯のところ。
ところがこのアナウンサー氏、あろう事か、名前は伏せたが名字は発表した
のである。
とうぜん、県名、市名は、発表してのこと。

そう、自身で「匿名希望」と読み、知りながらの言動である。

「次のこの方、匿名希望ですが、せっかくの良い事、地域と名字だけでも、
お知らせ、
しときますね」と、およそこんな調子で、なんの疑念も挟まず、
シャーシャー
と発表。

特段、珍しい名前でもないからと、自己判断しての発表かどうか分かり
ません。
この場合、普通、要望の通り「匿名希望」とだけアナウンスするのが、
賢明な方法だと思うのだが、どうだろう。

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配偶者・パートナーからのDV((ドメスティック・バイオレンス)による暴力
から逃走中の親子

 

             ★★★3
    「匿名を希望」するのは、その人、個人がもつ、他人が
        伺い知らぬ、社会性が隠されている場合も多々ある


匿名を希望されるにはその方、特段の理由があったのかもしれません。
● 単に恥ずかしくて姓名を伏せたかった
● DV等の被害から、緊急避難中
● 接近禁止の命令が家裁から発動中
● 金銭問題。
など、いろいろの事が、考えられのが現代社会の在り様です

リスナーを巻き込んでの企画進行が、主旨の番組なら、あらかじめ約束ごと
として、ラジオ局はもとよりスタッフ全ての関係者が共有すべき基本がある
はず。

この局アナ氏、この匿名希望のかたに、なにか重篤な理由があった場合のこと
などには全くの無関心のご様子。

このあたりが、「ボーイ」たる由縁で、自分の事しか見えない、未成熟な
「トッチャン」であることを伺わせる。

そんなに心配なら、このリスナーさん「応募しなきゃいいのに」と考える人も
居られる思うが、そこはそれ、自分の楽しい事での、社会との繋がりを放棄
するのは、oldboy君、賢明とは思わない。


どう言う事情にしろ、一番は「このアナウンサー氏」が、自分の大事な
放送
番組のみに気をとられ、社会的視野が狭小に(トッチャンボーイ)
なった
ことで、大人の対応ができなかったことが、一番の問題点だと思う。

ここ2年ほど、oldboy-elegy君、ブログ記事を書くことに、勤(いそ)しみ、
楽しんでいる身である。

そこで、一番、神経を使い、注意することが、今日の記事の事例のような、
我田引水・唯我独尊的、な心象に陥らないことだと思っている。

この辺の心配り、本当に難しいのだが、最低、登場する人の特定に至る表現
には慎重にゆきたい、と改めて自戒する日々である。

               

   今日は何故か、日付が変わる前に、瞼が重くなったようである。
               でわ でわ
              
                 了

                     oldboy-elegy 

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oldboy-elegy (47)スワッ!!、この家の自由猫クロ、命にかかわる重大事。これを救ったのが母だった

               ★1
              はじめに  

この記事、おっかなビックリで立ち上げたブログ四か月目のものである。
つい先日、なにげに目にとまり、覗いて見ると、今日までの2年数か月の
間のお客さん、なんとなんと、二人の方がそれぞれ4個ずつ計8個の
スター
を置いてくださったのが全てであった。


これでは、母と黒猫の(クロ)に申し訳がたたず、簡単な,リライトの上、
新記事として再掲さしていただいたのが今日の主旨である。



f:id:oldboy-elegy:20210709034615p:plain

              ★★2
   母と黒猫、クロとの出会いの場は家のカマド脇だった
          
 上掲のイラスト画像は、見ての通り「かまど」である。
ただしoldboy-elegy君のいるこの家では「おくどさん」とか「おくどはん
と呼んでいた。

床は土で、部屋は結構広く、土間(土でできた床)で台所として使用されて
いた。
外から玄関に飛び込むと、すぐ右脇の部屋がここにあたる。

うちの(母)の自由猫、クロは この「かまど」の右端の奥で「ミヤオ~」
と泣くところを、母に発見されたのが、そもそもの,なれそめである。

f:id:oldboy-elegy:20210709042418j:plain


出会いからこうでは、当然、飼い猫とも言えず、母も俺も「自由猫」なる
称号を与え、勝手きままに我が家を出入りしていなさった。

彼(クロ)の久々の帰還のおりなど、母は、先ほどまでのヤキモキ感は
どこえやら、それこそ「猫なで声」でお出迎え、足を雑巾で嬉々として、
お拭きになっている。

今日の夕食は我が家で、母と妹の間の特等席が待っているはず。
どこぞに、本妻のいる本宅でもあるのか、母としては気にかかるところだ。

               ★★★3

      「クロ」の一大事と餅つき大会と,かき餅つくり

母がクロと、土間のカマド脇で出会ってから1年待たずしてあのチョットした
事件がおきたのである。

チョットなどと母に聞こえたならきっとお怒りなさるだろう。
それ故、亡き母に敬意を表し「あの大事件」と訂正することにする。

その大事件は正月明けの1月の中頃のことと記憶している。

何故、そんな事、憶えているのかって?

それはクロの倒れた廊下の天井に干された色とりどりのカキ餅がズラリ
とぶら下がっていたのを鮮やかに思いだす、ためである。
このカキモチ干しが毎年のこの時期に行われるチョットした行事であった。


かき餅にはゴマ、黒豆、エビ、大豆塩豆、あおのり等、色々の風味(フレー
バー・Flavor)のものがある。

年末の吉日晴天の日に近所、向こう三軒両隣が集まり、餅つき大会が行われ
ていた。
晴天の日と限定しているのは、どこの家も屋根のある下で餅をつくほどの
広さも高さもないので、公道を利用しての作業となる。
もちろん、前掲イラストの「かまど」も、この日は大車輪(だいしゃりん)の
活躍だ。


              ★★★★4

    そんな満艦飾の廊下のかき餅の下を歩くクロの足取りがおかしい。

f:id:oldboy-elegy:20200122232230j:plain



足より先に前に体が出る、右に左にユラーリ、ユラーリの酩酊歩行。
そのまま板張りの冷たい廊下までヤットコ歩きドターとその場に倒れこむ。

これを見た母、すぐに彼の異変に気付く。

f:id:oldboy-elegy:20210709153453p:plain


父がこしらえたタドンか豆炭かのやぐらコタツからお出まししたばかりである。

「あんた!!」もちろんoldboy君のことで、「桶に水張って、手ぬぐいある
だけすぐ持って来て」と言うなり自分もすぐに立ち上がり、ドドドと下駄も
履かずに土間のカマド脇に常備している大うちわを取って返す。

 母、とってかえすなり、冷たい板張りに寝かしたまま、大うちわで「パタパタパタ」
今度は両手で「バタバタバタ」とあおぎ始める。

 そこにoldboy-elegy君、母に頼まれた水の張った洗面桶と手ぬぐい数枚を持
ってくる。
「あんたあおぐの交代や」と言い、大うちわを俺に渡す。
クロ、いつもの精悍な目ではない。

手桶の水で手ぬぐいを軽く絞り、鼻を残して顔、首、腹・足裏・
手裏?までも。
肌が見える場所は全て冷水にてシップ。

「完全に中毒やな、クロ」と心配げな母。

一酸化炭素中毒やわ、大丈夫かいな」とoldboy-elegy君、クロと母をみる。
「誰もコタツ入っていないし、豆炭に少し灰かぶしたんが悪かったのかな?」
と母。
つまり、豆炭に灰をかぶせると燃焼が遅くなり、そのぶん火持ちが良くなるの
道理である。

しかし良い事ばかりではない、不完全燃焼のため一酸化炭素ガス発生の危険度
も増すのである。
母はこの事を言っているのである。

暫らく続けていると、心なしか呼吸も落ち着いてきたように思う。

「なんかチョット落ち着いてきたみたいやな」とoldboy-elegy君。
クロ、さっきより呼吸が軽くなったようだ。
シロウト目にも、悪い方に向かっているとは思えない。

「もうちょっと続けて、ここ寒いから、座布団に寝かしたろ」と母。

「もう回復基調みたいやな、目の色が違ってきたわ」
「あんたタバコ盆持って来て、もう大丈夫やろ、一服するわ」と母。

「しかし、よう自力で、こたつから出てきたもんやな、でなかったら私ら
見過ごして、今頃・・・」さらに涙目の母.。


いやいや、今で言う「救急救命士」並みの母の活躍にはoldboy-elegy君、
大いに感嘆し、同時に驚かされたものである。


母子が、親子のみで島根県の松江にいたころ、病院の下働きをしていたことが
あった、この時の経験も幾分、役にたったのかもしれない。

その時、廊下の天井にぶら下がったカキ餅の欠片(かけら)が廊下に落ち、
結構、
大きな音がした。 


同時にクロも驚き、首をもたげ、音のした方を見る。

             ★★★★★5
         やがて クロは  いなくなった

それからのち、クロは自由猫としてこのウチに幾年か出入りしていたが
やがて、なぜか目にしなくなった。

母は寂しそうである。
およそこんな、結末を知っていたかのように。

夜おそく、アルバイトでの帰り道、近所の原っぱ脇の石置き場から、人の声の
ような猛々しい
猫の唸り声が聞こえてきた。

「猫の集団による、テリトリー争い??」

あの中に「クロ」はいるのだろうか?
oldboy君、「多分いないだろう」と確信のような思いが脳裏をかすめる。

だって、いれば、必ず家で待つ母のもとに来るはずだもの。

これも、oldboy-elegy君 母との青春の思い出でもある。

               了
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(雑感・雑記帳 N0.37) 2・ 世の中にあふれる言葉から、琴線に触れたもの、おもしろいもの、憮然としたものなどを拾い、彼的にコメントしてみた

 
以前、同じタイトルで記事を書いた、

2020・11・10 投稿の(雑感・雑記帳 NO.26)  世の中にあふれる言葉から・・

今日はその2回めのもので 3話収録、UPした。

あなたの心のツボにヒットするものがあれば幸いだ。



              第一話 の おはなし

白人欧米人(名無しの権兵衛さん)が、日本の神社・寺などの人形供養祭の
動画を見て、その感想を述べたもの。

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この日本では「人形・ぬいぐるみ」が長年、その持ち主に寄り添い過ごして
きたのなら、そこには人、ものを超えた心の交流がめばえ、ついには人形にも
「魂が宿る」とまで言われる。


普通、日本人なら、いくら人形が汚れ、壊れても「バッチー」とゴミ箱に
無下に捨てることには、なにかしらの抵抗感があるのが普通である。

そこでお寺や神社に持ち込み、「お祓いや祈祷」を行い「長い間、アリガトネ」
「人形との分れや心の整理」をする。
実際にやる・やらないは別に、概ねその心情は理解されると思うが、いかが。

この感覚、なんと欧米人には理解しがたい感覚・感情であるらしい。
ある程度、理解できると言う人も、よくよく聞いてみると、日本人のそれと
比べてどこかピントがずれてくる。 

oldboy君、以前、よく似た感覚の記事を偶然UPしたことがある。

(雑感・雑記帳 NO12)除夜の鐘騒動記「うるさい、騒音だ!」
がその記事内容である。

この「除夜の鐘・騒動記」は日本人同士の軋轢で、あった。
今日の記事下にリンクしておくので、興味のある人は覗いてもらえば
光栄だ。


              
それでは、白人欧米人の方(名無しの権兵衛さん)幾人かに登場願い、
寺・神社での「祈祷・お祓い」の様子をみての感想を聞く。


一人目の「名無しの権兵衛さん」のお言葉

● 「大切にしていた人形だから、燃やさずに他人に寄付しょうとは考えない
のか?」

oldboy-elegy君のコメント
日本人にはこの感覚は普通、ないと思う。
なれ親しんだ人形を「あげたり、もらったり」など考えにくい。

もらった古(ふる)人形に、枕元で、シクシク泣かれたあげく、
「おうちに帰りたいよ」と言われたひにはoldboy君、即、卒倒のこと、
請け合いだ。


そう言われると、古(フル)人形のやり取り、聞いた事ないよなー、と今、
気が付いた。
 
スティーブン・キング の小説(題名は忘れた)で、
ガレージセールで売られていた油絵の、(人の顔)の視線の見る先が
どんどん
変化していくと言う短編のホラーを、今、わけもなく思い出した。

さすがホラー小説の巨匠?、「キング様」の発想、目の付け所、痛み入り
ました。


二人目の「名無しの権兵衛さん」のお言葉
● なんてこった、eBay(イーベイ)で売れば良いのに」

今、古(フル)人形で検索してみた。
oldboy君、よく分からないのだが、人が長い間、愛玩していた意味のフル
人形は売り出されていないようだ。

古くとも何年製造のキューピーさんとかの所謂プレミアムドールや人形
高額取引の対象となりうるが、チョット意味がずれてくる。

考えてみてくれ、そんなフル人形を、売り買いしょうと等の発想は我々には
普通は無い。

出来ないのが、我々日本人の基本的心情である、ように思う。

三人目の「名無しの権兵衛さん」のお言葉
● いのちを持たないものに魂が宿ることはないと思う」

一番、端的でストレートな、ご意見である。
こう言われれば、あとに言葉が繋がらない。

しかし最近、日本語を勉強する外国人が増えつつあるらしい。
嬉しいことに、その多くは、ビジネスや高等科学の勉学のためではなく、日本
文化、理解がその動機とされている。

マンガ・アニメ・文学・映画・歴史から日本人の思考など、文化的分野が中心
をなしている。
「金儲け」で考えるなら、とうぜん中国語一択であるはず。

さあ、皆さんはどう思われたかな。

            第一話 おわり
 
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             第2話 の おはなし

          ある少女の、まっとうな疑問

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イスラム原理主義者の暴徒が、今、ゲリラ戦で勝利した。
ピックアップ・トラックの荷台には、10人ほどの戦闘員がのり、据えられた
重機関銃それぞれが手にする軽機関銃AK47をガレキと化した街中で大空
に向かってぶっぱなし、勝利の雄叫びを上げている。


この映像をテレビで見ていた、アメリカ人の家庭での、まだ年端の行かない
女の子曰く、
「パパ、あの鉄砲の玉、何処に落ちるの?」
パパ
「??、!!」

もし、その戦場にoldboy君がいたなら、かなりな高確率で自分の頭上に降って
くること、請け負う自信がある。

「チョット、アイロニー」の効いた一口ばなしである。
      
           第2話 おわり


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           第三話 の おはなし

       あるロシア人の名無しの権兵衛さんの言葉

あるロシア人の名無しの権兵衛さんの話だ

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ペトログラードで生まれ、それからレーニングラードで大学時代を過ごし
サンクトペテルブルグで息を引き取った人もいるよ!」

上掲の言葉だけで、これからoldboy君、なにをお話するのか、解かったなら、
その
方はそこそこの「ロシア通」であると思う。

言葉はこれだけである。
この話のツボ、分かるかな?

あの広大な国土を有する、ロシア人の「お言葉」である。

チョット聞けば、その人、その広い国をテンテンと渡り歩いた人なんだと
思ってしまう。
だが、なんのこともない、この三つの都市、地図上では同じ場所で、都市名
だけが短期間に変わった、だけのことである。
ある種の皮肉の意味あいもある。


1703年以後  サンクトペテルブルグ  帝政ロシア時代
1924-1924  ペトログラード     内戦末期
1924-1991  レニングラード     ソビエト社会主義時代
現在     サンクトペテルブルグ   帝政時代のもとの都市名

と名が変遷してきた。

仮に、現在を2020年とするなら、2020-1924=96歳 となり、ぎりぎり
一人の人間の寿命(ここではロシア人)で、現実に有りうる話でもある。
ただしウオッカを飲み過ぎなかった場合との、条件が必要かも知れない。

ペトログラードで生まれ、それからレーニングラードで大学時代を過ごし
サンクトペテルブルグで息を引き取った人もいるよ。」

なるほど、ロシアならではの納得話である。


なんせ、政治優先のお国ガラで、政変のたびに、勝者に相応しい名称が
冠せられる。


ロシア小説を読む際,難儀なのが、人の名、都市名の変化である。
読み進めるうちに、少しずつ焦点がボヤケテきて、最後にはお手上げ
状態になって
しまう。

おまけに、超長編とくる。
楽しいはずの読書が、そのうち「苦行・難行」となる。
おっと失礼、読者諸氏のお話ではなく、oldboy-elegy君に限ったことで
あった。

             

            第三話 おわり


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        本日の小話三話、 ここでおわりにする

                                       でわ でわ

                 

                       oldboy-elegy

 
今日の記事の第一弾と言うべきもの。
ここでは、2話 を掲載した。

お読みいただければ、幸いである。

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(雑感・雑記帳 NO12)除夜の鐘騒動記「うるさい、騒音だ!」
がその記事内容である。
リンクにて貼りつけしておく。
読んでいただければ光栄である。

 

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